野球の記録で話したい

Baseball Stats Lounge

イチロー、どうでしょう? その8(全10回) 盗塁③エピソードとしての盗塁|MLB

2009127日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

さて、2008年のSTATSを1試合ごとに見ていくうちに、面白いことが見えてきた。盗塁というプレーは、塁を1つ進めるということ以上に、バッテリーやチームに与える影響が大きい。

それだけに、守備側は、やられっぱなしになることを恐れるようだ。

エルズベリーは、実質、2008年のデビュー。その印象を鮮烈にしたのが、4月のヤンキース戦である。4/12、13と連続で強肩のホセ・モリーナから盗塁を奪った。続く4/17のヤンキース戦では、今度は3番手のモ―ラーから2盗塁。ヤンキースはこの3戦共に接戦で落とした。

首脳陣は、同地区のライバルチームの先頭打者であるこの男を調子づかせてはならないと痛感したのだろう。次の対戦以降は徹底的にマークするのだ。シーズン中盤、6月以降は完ぺきにエルズベリーを封じ、同時に対戦成績も優位に転じたのである。

以下がその戦歴だ。ヤンキースにとって、エルズベリー封じが対ボストン戦略の重要な部分を占めていたことがうかがえる。これが捕手対走者の個人的な戦いでないことは、弱肩のポサダも一度刺していることでうかがえる。ichiro08-03-01

 

イチローで興味深いのは、イヴァン・ロドリゲスとの勝負である。今季の盗塁阻止率は32.47%とやや衰えの見えるI-RODだが、イチローとの対戦では燃えているようなのだ。今季、イチローは、二桁の連続盗塁を16、15と2回しているが、その2回ともに記録を止めたのがI-RODなのだ。イチローもおそらくはライバル意識がある。だから5/30、1回に刺されたイチローは、6回、すでに10点差がついていたにもかかわらず、再度I-RODに挑み、盗塁をもぎ取っている。ichiro08-03-02

 

I-ROD37歳、イチロー35歳。ともにMVP受賞歴のある大スターの意地のぶつかりあいだ。来期の行き先の見えないI-RODだが、ぜひ、来年も名勝負を繰り広げてほしい。

STATSは、選手の実力だけでなく、選手同士のプライドや様々な心理も読むことができる。イチローは、MLBという舞台で、偉大な選手たちとレベルの高い「技」を競い合っているのだ。
 

■後日談:2009年、I-RODはアリーグを去り、名勝負はなくなってしまった。だが、今年もイチローは勝負を続けてきた、いま、それを調べている。

イチロー、どうでしょう? その8(全10回) 盗塁②捕手との一騎打ち|MLB

【2009年1月27日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

盗塁というSTATSは、バッテリー、就中捕手とのせめぎあいという側面が強い。弱肩鈍重な捕手からと強肩俊敏な捕手からでは、盗塁の価値は大きく違う。

1試合ごとの記録を追いかける前に、何気なくイチローとエルズベリーのチーム別盗塁数を調べていて、「おおっ」と思ってしまった。

ichiro08-02-01

何と、イチローは対戦したすべてのチームから盗塁を上げているのである。この記録を意識していたのか、とも思ってしまうほどに見事だ。それに対して、エルズベリーは、同地区のボルチモアから13盗塁もしている。荒稼ぎである。

これは、捕手ごとの対戦成績を見なければ、と記録を深追いすることにした。

ちなみに、2,008年、MLBに出場した捕手は、110人いるが、100イニング以上出場した77人の盗塁阻止率リーグ別ベスト、ワースト10傑は以下の通りだ。

ichiro08-01-02

この表を頭に入れて、二人の捕手別の盗塁記録を見ていただきたい。ichiro08-02-03

エルズベリーは、同じ東地区のボルチモアのラモン・ヘルナンデスを本当にお得意さんにしている。ヘルナンデスはMLBで断トツの99盗塁を与えた弱肩だが、この捕手から全体の22%を荒稼ぎしているのだ。(このヘルナンデスにイチローが1度刺されているのはご愛敬だが)

これに対し、イチローはまんべんなく多くの捕手から盗塁を奪っているが、最多は実質的なリーグ№1の強肩、ホセ・モリーナからの5つ。また、盗塁阻止率35%以上の強肩捕手(赤字)との対戦成績でもイチローとエルズベリーでは大きな差がある。

ひいき目ではなく、質的に見れば、イチローの盗塁の方が上ではないか、と思えるのだ。

 

■後日談:2009年、イチローとエルズベリーは、勝負にならなかった。今年のエルズベリーのライバルは、ダッシュをかけたTBのクロフォードだった。

イチロー、どうでしょう? その8(全10回) 盗塁①デッドヒート|MLB 

【2009年1月27日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

盗塁というSTATSは、人間くさい。単に次塁を冒すだけのプレーなのだが、多くの注釈が入る。まず、ランナーが次塁に進んでもバッテリーが何ら行動を起こさなければ、公式記録員の判断で盗塁がつかないことがある。また、大量得点差では、不必要な盗塁はマナー違反とされる。MLBでもNPBでも、ほぼ同じようだが、こうしたルールや不文律によって、かつてのモーリー・ウィリスやヘルナンデス、福本豊のような100盗塁以上の大記録はうまれにくくなっている。

福本豊の全盛期、南海の広瀬叔功は福本を上回る走力、技術を持ちながら、必要な時しか走らなかったとされる。スコアブックを見ることができれば、それは実証できるのだが。

さて、今回は、イチローと2008年アリーグの盗塁王、エルズベリーの走りを比較してみた。イチロー、エルズベリーが盗塁を企図したのは計114試合(同一試合で2人が盗塁したのは1試合だけ)回を追ってつぶさに見て、非常に面白かった。

盗塁というのは、戦争の中の一騎打ちのように、捕手と走者の技の競い合いでもあるのだ。

長くなりそうなので、今回は3つのブログに分けて、じっくりと面白さを共有したい。なお「SB」は盗塁、「CS」は盗塁刺、得点は盗塁後に限った得点である。

まず、二人のデッドヒートを見ていただきたい。

ichiro08-01-01

エルズベリーが先行した盗塁王争いは、5月にヒートアップし、1差のままで8月へ、9月になって優勝争いという高いモチベーションの中でエルズベリーが勝利を決めた。

6月以降、エルズベリーは、敵からマークされて盗塁成功率が落ちて苦戦をする。一番バッターを外されることも多くなったのだが、おそらくイチローに、盗塁王に対する執着があまりなくて、何とか逃げ切れたのだ。

エルズベリーの盗塁成功率82%は決して悪くはないのだが、イチローの91.5%の前には遠くかすんでしまう。イチローは、走るからには必ず成功する、そんなランナーなのだ。

さらに、二人の盗塁の質を対比したのが、以下の2表であるichiro08-01-02

さすがにMLBを代表するトップバッターである。二人とも得点差の開いた試合での、無駄な盗塁はほとんどない。イチローは―10差の試合で走っているが、これには訳がある(後述)。

また、二人ともいわゆる核弾頭としての機能を十分に果たしている。1回の盗塁が多いのだ。先制点も多い。興味深いのは、中盤の4、5回。イチローはほとんど走らないが、エルズベリーは積極的に走っている。これは、マクラーレン、リグルマンとフランコーナーの戦術の差ではないだろうか。終盤でのイチローの盗塁成功率の高さは見事だ。万全の体制で警戒するバッテリーを出し抜く技術の高さを表しているといえよう。
 

■後日談:2009年、イチローは盗塁王争いから早々と降りてしまった。後半には脚の故障もあり、30盗塁もできず。衰えの前兆と見えなくもない。2010年 最も奮起を促したいジャンルだ。

イチロー、どうでしょう? その7(全10回) チャンスとイチロー|MLB

2009126日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

 

言うまでもないが、得点圏打撃成績とはスコアリングポジション(安打1本で1点入るシチュエーション、二塁以上にランナーがいる状況)でのSTATSである。

これは公式記録ではなく、あくまで参考記録ではあるが、同じ打撃成績ならば、無走者や1塁で良く打つ打者よりも、得点圏で打つ選手の方がチーム貢献度が高い。

イチローは、勝負強いとか、最近弱くなったといわれるが、本当のところどうなのか、調べてみることにした。参考までに、当代MLBの最強打者の一人で、イチローとMLB同期のアルバート・プホルス(セントルイス)の記録も並べてみる。

ichiro07

 

まず注目すべきは、2001年MLBデビューの年のイチローの得点圏での恐ろしい数字である。打率.445、そして何と、OPSは1.046。プホルスよりも上だったのだ。また、得点圏のOPSは、自身のレギュラーシーズンのOPSよりも24.8%も高い。たった1本塁打でこの数字なのだ。

これは凄まじい。一番バッターでありながら、この年のイチローは、得点圏にランナーを置くと、リーグ最強の打者に豹変したのだ。翌年、四球数が倍増したのは、「イチローは怖い」という定評ができたからだろう。

以後も、イチローは2005年までは、OPS0.850以上の好成績を残している。進境著しいプホルスは、2002年以降凄まじい勢いでチャンスOPSを上げていく。これは本塁打に加え、四球が増えて出塁率が上がったからだ。イチローは、さすがにプホルスには引けを取るものの、屈指のクラッチヒッターとして活躍してきたのだ。

しかし、2006年以降の3年、イチローの得点圏での打撃成績は乱高下している。2006年に限れば、イチローはチャンスに弱い打者だった。打率もOPSも最低だった。これはWBCの影響かもしれない。

2007年は最後までデトロイトのオルドニェスと首位打者争いをした年で、チームも久しぶりに2位となったが、得点圏での打撃成績も再びぐんと上がっている。打点は過去最高だ。

が、2008年、また勝負弱いイチローが出てきた。OPSも低いが、打点は最低だった。モチベーションが維持できなかったのか、とも思えるが。

2009年は、今後のイチローを占う上で、重要な年になるかもしれない。前々回に紹介した守備成績、そして得点圏での不振が、衰えの兆候なのか。それとも単なる「裏年」だったのか。2回目のWBCは、MLBのレギュラーシーズンから考えるとマイナスのファクターになる可能性があるが、何とか乗り越えてほしいと思う。

 

 

■後日談:イチローは、まさにマイナスファクターを乗り越えた、プホルスはWBCに出ず、さらにすごいSTATSを残した。2人ともに偉大だと思う。

イチロー、どうでしょう? その6(全10回) イチロンさんに刺激されて|MLB 

2009124日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

実は、その6は、得点圏打率のことをご紹介しようと思ったのだが、得点の項でイチロンさんからいただいたコメントに触発されて、新しいのを書きたくなった。得点圏打率は明日にします。じゃ、全11回にするか、というと野暮なのでそうはしません。10回でおしまいにします。

イチロン様のコメント、勝手ながら、再録させていただく。

 

>出塁数でも、出塁率でも、イチローはリーグトップクラスではありません。

管理人様イチローは総出塁数(安打+四死球)では08年ア・リーグでペドロイア270に次いで269で2位です。後打者次第で高得点に繋がるはずです。総出塁数からいって、100得点は当然といえます。イチローの力だと思います。率は打数が少ない選手が有利だし、出塁率には盗塁が含まれませんよね?

 

面白いと思ったのは、イチロンさんの、出塁数が多ければ得点も多いという考え方だ。それはそうだが、強いチームでも弱いチームでも出塁数と得点の比率は変わらないのだろうか、と。

で、調べてみた。アリーグの規定打席以上の68人の得点、総出塁数、その他のSTATSを。申すまでもないが、総出塁数とは安打、四球、死球の合計。85点以上の得点をしている32選手を得点順に並べたのが以下の表だ。

ichiro06

ミソは、ピンクで表示した「帰還率」。勝手に作りました。これは、得点を総出塁数で割ったもの。文字通り、塁に出た内で何割ホームに還ってきたか、という率。

表のとおり、帰還率にはグランダーソンの.489を筆頭に、大きな差がある。イチローは.383だ。「総出塁数が多ければ得点も多くなる」は自明のことだが、その割合は選手によってかなり開きがある。その差は何なのか?

ひとつは、出塁した選手個々の努力だろう。一つでも次の塁を盗ろうとする選手の方が帰還率は高くなるに違いない。それから、自分で自分をホームに返す本塁打が多いと、高くなるだろう。個々の本塁打と盗塁の記録に、端的に表れるはずだ。

でも、それだけではない。後続打者が打つか打たないかで、大きく変わってくるはずだ。で、それを表す数値として、各チームのOPSを引っ張ってきた。(出塁率+長打率)で求められるこの数字は、チームの打撃力、得点力を直截表している。

この表から何が見えるか。得点を稼ぐには、塁にたくさん出た方がいいに決まっている。でも、塁上から還ってくるには、自身の努力だけでなくチームの援護力が必要だということだ。

ペドロイアとイチローは、総出塁数で大差ないが、得点で15点も差が開いている。その差は、塁上での個人の能力差というより、明らかにチームによる援護力の差だ。

同じ打線に恵まれていたら、イチローの得点は10点以上オンされたはずだ。

85得点以上している選手で、イチローは自軍のOPSが最低なのだ(当然ながらイバネスもそうだが)。彼の103得点は、本当に苦労して捻りだしたのだということを実感した。

このデータは選手の実力というより、チーム力によって個人成績がいかに左右されるかを表したものと言えるが、ある意味、個人のSTATSとチームのSTATSの接点が一つ見つかったような気がした。

来年、チームのOPSがこれ以上下がると、イチローの100得点に黄信号がともることになるだろう。

 

このデータ、ちょっと分かりにくかったですか?イチロンさん、いかがですか?

 

■後日談:「チームのOPSがこれ以上下がると、イチローの100得点に黄信号がともる」まさに現実のものとなった。

イチロー、どうでしょう? その5(全10回) エリア51の真価|MLB

2009123日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

守備のSTATSというのは、なかなか真価が見えないものである。例えるなら、攻撃のSTATSは営業成績である。獲得したものを積み上げるから、優劣がはっきりする。守備のSTATSは、総務経理などバックオフィスの評定である。「完全にやって当たり前」の減点主義だから、極めて劣る場合を除き、レベルの高い現場では差がつかない。

イチローの守備能力を、STATSで語ろうと思うのだが、これが難しい。一応、堅実さの指標として、守備率=エラーをしない率というのがあるのだが、よく指摘されるとおり、エラーを恐れて無理な打球に挑まなければ守備率は上がる。ベテランで、足の遅い野手が守備率1.000なんてこともある。

より守備能力に迫るには、守備機会というSTATSがある。どれだけアウトにしたか、アウトにするのに協力したか、という数字である。外野手の場合、守備の多くはフライを取ることであり、これは刺殺(怖い言葉だ)という記録で表される。稀に次塁に達しようとする走者を外野からアウトにすることがあるが、これを補殺という。これとエラーを足したものを守備機会という(ご存じの方にはご退屈様だが)

本当に優れた野手は、より多くの守備に参加している。守備機会が多い。それによってエラーのリスクも高まるが、はるかに多くのアウトを取ることに貢献する。

で、私は独自に1試合平均処理数という数値を考えた。外野手として参加した守備(刺殺+補殺)からエラーを引き、この数字を出場試合数で割るのである。これで、1試合あたりのアウトに貢献した数(単独とは限らない)が出てくると思う。

この数字を加えたイチローの守備STATSと、同じ基準の2008年の外野手の守備の平均データが以下である(外野手の守備の平均データは年によって大きく変動することはないから、最新の1年のみ取り上げた)。

ichiro05

外野手というのは、守備機会が均等ではない。センターが一番多くボールにふれる。続いてライト、レフトの順。センターに足のある名手を入れる意味合いがよく分かる。

イチローは、ライトのときもセンターの時も、リーグの平均の数値よりも常に上である。驚異的なのは、2004、5年のライトの守備。リーグ平均の2.105よりも10数%も高い。差が出にくい守備のSTATSでは、普通あり得ない数字だ。下手なセンターよりも多くボールに触ってきたということだ。エリア51の伝説は、数字でも実証されている。

2008年で気になるのは、久しぶりに戻ったライトでの1試合平均処理数がひどく悪いこと。これを走力や肩の衰えとは見たくない。センターからコンバートされて、勘が戻らなかったということだろう。守備位置があちこち変わるのは、良いことではないと思う。

2009年は、エリア51にイチローがどっかと座って、飛球を根こそぎ処理してほしい。レーザービームもライトからの方が映像的に映えるのだ。胸のすくような映像をたくさん見せてほしいと思う。

 

 

■後日談:2009年もゴールドグラブを受賞したが、やや守りに陰りが見える気がする。2010年に期待である。

イチロー、どうでしょう? その4(全10回) 打った、走った、帰ってきた|MLB

NPB 2009122日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

1回のシアトルの攻撃、先頭イチローがヒットで出塁し、すぐさま盗塁。次打者のヒットや進塁打であっという間に帰ってくる。

チームの調子が最悪だった2008年でさえも、イチローのそんなシーンをたびたび見た。

悲しいのは、しばしば早いうちに先発が(シルバとか、バティスタとか)易々と打ち込まれ、イチローの仕事が、早々と吹っ飛んでしまったことではあるが。

イチローは、先頭打席に全神経を集中していた。リードオフマンとしては、当然のことだが、それは、先頭打席だけのSTATSを見ればわかる。今期、途中出場が1試合あったから、トップバッターとしてイチローは161回打席に立っている。その記録がこれである。

ichiro04

すべてのチームのリードオフマンの先頭打席を調べないと、確かなことは言えないが、先頭打席の打率、出塁率ではイチローはトップクラスだろう。(そもそも1番打者でイチローより打率が高い選手は、テキサスのキンズラーとワシントンのグーズマンだけなのだ)

シアトルは2008年初回に得点した試合は43試合あるが、イチローはその7割にかかわっている(それで勝率が5割いかないのは情けないが)。試合を作るために、イチローは毎試合奮闘していたのだ。

強打者のバロメータの数値であるOPS(長打率+出塁率)は、先頭打席に限れば.869(トータルでは.749)。先発投手にしてみれば、いきなりこんな強打者と対戦するのは大変だと思う。

各チームは、初回のイチローの打席に全神経を注いできたはずである。それをかいくぐっての数字なのだ。価値は非常に高いと思う。

しつこく言うようだが、40%近い先頭打席出塁率と、その足を勝利に確実に生かすことのできるチームに移ったなら、イチローは戦力としてもっと生きてくるのだろうと思う。

 

■後日談:2009年は長打がやや増えた、それによって脅威はさらに増したが、後に続く打線が弱体。その結果として今年も一番打者ながら敬遠がリーグ1位になっている。

イチロー、どうでしょう? その3(全10回) 得点と言うSTATS|MLB

2009121日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

私は1994年にイチローがデビューして以来、その一投一打に一喜一憂してきた。今でも、イチローが6タコに終わったりすると真剣に飯がまずい。これまで2回、イチローのネガティブな面に触れてきたのは、まるで親戚の一人のような一方的な親近感をもって、彼を見続けてきたからである。

だからもちろん、ポジティブな面も十分に見えているつもりだ。数回ほど、昨年のイチローの素晴らしかった部分に焦点を当てよう。

昨年「8年連続」で達成した記録の中で、私が重要視しているのは「得点」である。どんな形であれホームベースを何回踏んだか、という非常に単純な記録。しかし野球の勝敗は、まさに得点で決まるのだから、根源的なSTATSだと言える。

純粋に個人だけで獲得できる得点は、本塁打と本盗しかない。多くの得点は、後続打者の援護があって獲得できる。その意味で、得点はチーム力と大きなかかわりのあるSTATSである。

イチローは、8年連続で100得点した。この記録では3人の13年連続が最長だ。ichiro03.0

しかし、その内容はイチローとは大きく違う。ゲーリッグ、アーロン、そして現代のA-RODは、歴史に名を残すようなホームランバッターであり、得点の30%前後を自らの本塁打で稼いでいる。これに対し、8年間で積み上げたイチローの得点885に占める本塁打の割合は、73本の8.2%にすぎない。また、3人のレコードホルダーは、強豪チームに所属しており、チームメイトの大きな支援が期待できた。イチローの属するシアトルは、この期間に.510だが、1年目を除くと.481。弱いチームで、バックスの支援がわずかしかない中で、チャンスを自ら作り出し、得点を重ねてきたのだ。まったく異質の記録なのだ。

さらに、イチローの得点の価値を端的に証明するデータが下である。

(このデータは昨年、私自身が別のブログで出したものに追加補遺したものである)

ichiro03

まさに、イチローは弱いチームで孤軍奮闘、一人でホームベースを踏み続けてきたのだ。イチローは、100得点について「イバネスのおかげだ」とコメントしているが、イバネスにとってもイチローは100打点の恩人だ。そして、極端に言えば彼しか援護者はいなかったのだ。来年は、そのイバネスもいない。

チームと不協和音があるかもしれないが、彼はやるだけのことはやった。単打と盗塁を組み合わせ、やりくりをして、匍匐前進のように、ホームを目指していたのだ。ちょっと痛々しい感じもするが。

 

 

■後日談:2009年ついに100得点は途絶えた。チームの貧打の影響が大きい。この年にシルバースラッガーを受賞したのは特筆に値する。

イチロー、どうでしょう? その2(全10回) 蚊帳の外|MLB

2009120日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

 イチローの2008年の記録の中で、気になるデータがある。チームから孤立しているのではないか、という懸念を端的にあらわした記録だ。それは、大量得点試合でのイチローの参加の仕方である。下の表をみていただきたい。これは、昨季、シアトルが10得点以上した試合での、チームの打撃成績(左)と、イチローの成績である。

[caption id="attachment_40" align="alignleft" width="400" caption="シアトルが10得点以上した試合での、チームの打撃成績(左)と、イチローの成績(2008年)"]シアトルが10得点以上した試合での、チームの打撃成績(左)と、イチローの成績(2008年)[/caption]

子細に見れば、ちょっと体温が低くなるような気がする。イチローはチームが10点以上取った9試合で複数安打を3回しかしていない。チームが.382と打ちまくっているなかで、1割以上も低い.268である。しかも、その打率は、オールスター以後、どんどん落ちている。偶然ではないと思われる。

このデータを取る前から、「イチローはビッグイニングに参加していないなあ、蚊帳の外だなあ」という印象があったのだが、数字がそれを裏付けている。

他の年度も調べれば、それなりの数字が見えてくるのかもしれない。

少なくとも昨年のイチローは、チームのムードメーカーではなかったと思う。イチローはチームのメンバーと一定の距離を取っているのかもしれないが、そのネガティブな面がこの数字に表れていると思う。

(このデータは昨年、私自身が別のブログで出したものに追加補遺したものである)

 

■後日談:2009年のイチローは少し事情が違った。一体感を取り戻せたのではないだろうか。

イチロー、どうでしょう? その1(全10回) チームとイチロー|MLB NPB

2009119日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

 

イチローは、毎年帰国すると真っ先に京都のニンテンドー山内会長のもとを訪れるという。山内さんは、京都の商工会議所の人々から「イチローにばっかり肩入れせんと、地元にも貢献しなはれ」といわれて嵐山に「百人一首博物館」を作ったといわれるが、要するにイチローのパトロンであり、シアトルの筆頭オーナーなのだ。

山内さんの後ろ盾があるから、イチローはシアトルでは怖いものなしだ、と言われている。昨シーズン、チームにおこった不協和音やイチローバッシングと、このイチローの立場がどんな関係があるのかはわからない。ただ、シアトルというチームとの関係が必ずしも幸福そのものとはいえないように思える。

イチローが、スターダムに躍り上った1994年から今年まで、イチローの成績と所属チームの成績を並べてみる。
イチローの成績と所属チームの成績
イチローの成績と所属チームの成績
イチロー登場前年のオリックスは3位、シアトルは2位だったから、NPB、MLBどちらでもイチローは登場した当初、戦力として貢献した上に、チームに活力を与えたといえよう。しかし、その後、イチローは成績を落とすことなく実績を重ねていくのだが、チームの方は徐々に下り坂となっていくのだ。

イチローとチームの成績がかい離していった原因は外部からは窺い知れないが、少なくともイチローが多年にわたってチームを奮い立たせ、牽引車として引っ張ったとは言いにくい。そして、日本でも米国でも、イチローは数年すると個人の成績にこだわりはじめるのである。

2006年、イチローはWBCに積極的に参加し、見事に王JAPANを世界一に導いたが、この時点でイチローは、シアトルにモチベーションを見いだせなくなっていたのではないか。オリックス末期と同じ心境だったのではないだろうか。

イチローが所属チームと幸せな関係を築くのは、監督がイチローよりも明らかに格上なときだけだ。初期のオリックスの仰木、シアトルのルー・ピネラ、WBCの王貞治。イチロー自身が監督に心服できないと感じたとき、チームとイチローの間に溝が生ずるのではないか。その点でいえば、原ジャパンとイチローの関係はあまり芳しくないかもしれない。

イチローは一昨年、チームと7年契約を結んだ。このままいけばイチローはシアトルで選手生活を終えることになる。でも、それはつらい選手晩年になるのではないか。

神戸、シアトル、ともに国の中央から遠い港町で、イチローは「お山の大将」になっていった。いろいろなしがらみはあるとは思うが、私は彼に、ニューヨークを目指してほしいと思う。ヤンキースというスーパーチームで、年俸でも実績でも上の選手に交じって、もっと異質の苦労をしてほしい。そうでないと、イチローは「孤独な英雄」、―ちょうどタイ・カッブのような位置で終わる気がするのだ。

 



■後日談:2009年は、ケン・グリフィJrが加入したこと、レギュラーが大幅に変わったことで大きく状況が変化した。

ケビン・ユーキリスは何が良いのか|MLB

【2009年1月18日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

 ボストンのケビン・ユーキリスがチームと4年契約を結んだ。4100万ドルという年俸。MLBでは、1年1000万ドル貰えりゃ1流選手どころという感じだから、本人も感慨深いだろう。

ユーキリスは、まだレギュラーになって3年。タイトルをとるほどの成績ではないし、松坂よりも1つ上の29歳だから、殿堂入りするような選手にはならないだろう。

でも、非常に評価が高い。いわく四球をよく選び出塁率が高い(.390前後)、いわく一塁、三塁の守備が素晴らしい、いわくチャンスに強い。数字で見ると確かにそうなのだが、それでも大したことないのだ。盗塁はほとんどないし、100三振してるし。もっと優れた選手はいるように思える。

では、なぜそんなに評価が高いのか。一つは、今のMLBでは一塁手に人がいないということがあるだろう。ハワードやデルガド、カブレラなど振り回す一塁手は多いが、チームリーダーになるようなクレバーな選手はプホルス、モルノーなど。特にア・リーグには数少ない。ユーキリスは、そんな一人だと思われているのだろう。

そして、あの打席での独特のワッグル、つるつる、出っ尻、ユダヤ人という個性のかたまりのようなキャラが、評価を押し上げているような気もする。

さらに付け加えるなら、ユーキリスはチーム事情でプレースタイルをいろいろ変えてきた、ということもあるかもしれない。一昨年までは、足も速くないのに一番を打ったり、六番だったりしてつなぎに徹していたが、今年はローウェルの故障の穴埋めで三塁を守ったし、マニー・ラミレスが抜けた後は四番に入って、そこそこの成績を残した。OPS.959、初の敬遠もあった。

この人、多分、可愛いのだな。ボンズを筆頭に、自己主張の塊のような選手が居並ぶ中で、「何でもやります」と標榜しているようで、監督にしたら使いやすいし、フロントからも愛されているのだろう。昔でいえば、ブルックス・ロビンソンですか。NPBでいえば、中畑ですか。

ユーキリスと反対側の選手は結構いるが、その中にイチローもいるような気がしてならない。

 ■後日談:2009年も信頼感のある選手だったが、春先の絶好調の後、ややスランプが長かった。ユーキリスは本質的に、後ろに強力な打者がいるときに本領を発揮するタイプだと思う。

男前!斎藤隆① 完全燃焼を求めて(全3回)|MLB NPB

今のMLB中継は圧倒的にア・リーグが多い。斎藤隆の活躍は毎日、BS1のMLBのレビューで確認するしかない。1分足らずの映像だが、それでも斎藤の気迫は伝わってくる。どんな打者であろうとも、真正面からぶつかる気合いのマウンドである。日本では最高153km/hだった球速が159 km/hにまで上がったという。またスライダーのキレも増したという。36歳を過ぎての話である。続きを読む

長距離打者と中距離打者|MLB

【2009年1月17日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

三振の話でプホルスとゲレーロの名前が出てきた。この二人の打者は本質的には中距離打者だと思う。

私は勝手に、中距離打者とは①「本塁打数/二塁打数」が1.00以下で、②被三振率(三振数/打数)が.150以下の選手だと思っている。(ただし、被三振率の基準は、時代によって大きく違う)。つまり、こういう打者はミート中心の打法で、二塁打を目指しており、その延長線上に本塁打が出るのではないかと。反対に、長距離打者とは「本塁打数/二塁打数」が1.20以上で、被三振率が.200以上だと思っている。

その基準で現役のMLBの主要な打者を調べてみよう。

  A・プホルス  ①0.933 ②.110

 V・ゲレーロ  ①.970  ②.122

 A-ROD      ①1.292 ②.208

 M・ラミレス  ①1.039 ②.219 

 Aダン     ①1.383 ②.324

 R・ハワード  ①1.788 ②.334

 ちなみに歴史上の大打者を見てみると

  B・ルース   ①1.411 ②.158

 H・アーロン  ①1.210 ②.211

 T・ウィリアムス①0.992 ②.092

 長距離打者と中距離打者がわりとはっきり色分けできたように思うのだが。ルースの被三振率は今の基準では低いが、変化球の少ない40年代までのMLBでは、非常に高かった。

その基準で、ある気になる選手の数字を見てみる。

バリー・ボンズである。

  バリー・ボンズ①1.267 ②.156

 このデータは、ボビーが明確な長距離打者ではないことを示している。この数字を彼のキャリア前半11年と後半11年に分けると面白いことがわかってくる。

  バリー前半11年①1.003 ②.157

 バリー後半11年①1.597 ②.154

 バリーは30歳を過ぎてから、三振数を増やすことなく、急に本塁打比率を高めたのである。打法は変わらずに、飛距離のみ伸びた、という言い方もできると思う。これをボンズの研鑽の賜物と手放しに讃えるのは難しい。ステロイドの疑惑を裏打ちする数字ではないか。

このデータはすべての時代のすべての選手に適用できないが、一つの物の見方として密かに面白いと思っている。

 ■後日談:このデータはもう少し突き詰める必要があると思う。

三振に思うこと|MLB NPB

【2009年1月16日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

若松勉が野球殿堂入りすることになった。え、もうそんなに時間が経ったのかという感じだ。ベイゴマみたいな太短い体を一閃させて、鋭いライナーを放っていた。

今、この人のSTATSを見て思うのは、三振の少なさだ。2062試合に出てわずかに463。二度目の首位打者になった1977年などは14個である。この年打率.358、死四球53。並みの投手はほとんど打ち取れる気がしなかっただろう。

 これは全くの推測だが、一定のレベルを超えた超一流の打者にとって、三振数はある程度コントロールできるのではないか。王貞治は1960年には101三振していたが、円熟期に入った1972年~74年の3年間では148本塁打する間に128三振しかしていない。振り回すのではなく、「好球必打」の技術を研ぎ澄ますうちにそうなったのだろうが、三振しないでおこうという意思も働いたのではないだろうか。

イチローは、今は10打数に1度ほど三振をする選手だが、まだNPBにいた97年には、216打席連続無三振という記録を作った。これなど、意識して三振しなかった好例だろう。この年もイチローは、.345で首位打者をとっている。超一流の打者にとっては、成績を落とすことなく三振数を減らすことが可能なのではないか。

今、三振数で注目しているのは、カージナルスのアルバート・プホルスである。MLBではイチローと同期、年齢は松坂と同じ(学年は1つ上)のこの選手は、デビューの2001年、329、37本、130打点という素晴らしい成績を残したが三振も93を喫していた。それが2008年には.357、37本、116打点で54三振。これはプホルスの打撃の進境を示しているのだろう。成績は大差なくとも、プホルスという打者は9シーズンで質的に大きく変わったのではないだろうか。

■追加:若松勉の年度別STATSを追加掲載しました。2009年のイチローは、三振がやや多かった。長打率UPと因果関係があるかもしれない。プホルスについては、以後も何度もSTATSを紹介している。

wakamatsu

レジー・スミス、ロイ・ホワイトをハワイ名球会イベントに呼ぼう|MLB NPB

【2009年1月15日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

マスコミが、NPBの記録とMLBの記録を足してごちゃごちゃ言いだしたのは、「金やん友の会」こと名球会が、MLBの記録も足して2000本安打、200勝、200セーブに達した選手も会員にし始めたからじゃないかと思う。

日本のマスコミは、イチローがあと3本で張本のNPB最多安打記録を抜くと喧伝しているが、これ、恥ずかしくて仕方がない。試合数も違うし、延長戦等のルールも違う、何より実力差が今もはっきりあるのに、その記録をごっちゃにする。MLBの人々から見れば笑止だろう。

韓国のマスコミは、李スンヨプが2003年に打った56本塁打を王貞治らの55本を抜く「アジア記録」だとしているが、日本にしたらそれこそ笑止の筈だ。でも、日韓プロ野球の差と、MLB、NPBの実力差は同じようなものだと思う。

イチローのMLBの記録とNPBの記録を足すのは、「レベルが上のリーグの記録を足すのだからいいじゃないか」という声もあるだろうが、それは日本人の勝手な理屈だ。それに、イチローがあと1000本ほどヒットを打ったら日本のマスコミは次は、ピート・ローズの4256本に迫った、と騒ぐんじゃないか。なれなれしく人の家に上がり込んで、だんだん増長していくようで、それが恥ずかしいのだ。

昔、王貞治がハンク・アーロンの本塁打記録を抜いたときも、日本のマスコミは騒いだが、それはあくまでドメスティックな事件だったし、「参考記録だが」という但し書きを常にしていたと思う。誰も本気ではなかったのだ。

でも、今の日本マスコミは、MLBが認めてもいない記録騒動を、アメリカでやらかそうとしている。

MLBが敬服に値すると思うのは、記録に対して真摯なことだ。偉大な記録を残した選手には、人気の有無とは別に敬意を払っている。近年、かつての二グロリーグの記録を参考記録ながらも、MLBの記録に追加する動きがあるし、今は消滅した第三のメジャーリーグだったフェデラルリーグの記録も加えられている。これは、ニグロリーガーの実力をメジャーと同等だと認めたからだし、たった1年足らずとは言え、フェデラルリーグもMLBだとみなしたからだ。いい加減な記録まがいを捏造してマッチポンプ式で騒ぐ日本のスポーツマスコミとは意識レベルが違うと思うのだ。

名球会でMLBの記録も「あり」にするのなら、日米通算で2154本を打ったレジー・スミスや、2151本のロイ・ホワイト、2055本のウォーレン・クロマティもハワイのイベントに呼んで、ゴルフ場で金やんのスイングに「ナイス・ショット!」と声を掛けさせなければならない。

記録というのは、公正公平でなければ意味がない。恣意的にあとから変えて、てんとして恥じないのは、ジャーナリストとして失格だと思うのだ。

 

■後日談:金やんが名球会を追われたとか、不明朗な運営が問題視されているとか、「名球会」をめぐるうわさが喧しい。何か別の、ちゃんとした権威づけのできる組織がいるのではないか。また、野球殿堂との関係も調整すべきかと思う。

レジー・スミス、ロイ・ホワイトをハワイ名球会イベントに呼ぼう|MLB NPB

【2009年1月15日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

マスコミが、NPBの記録とMLBの記録を足してごちゃごちゃ言いだしたのは、「金やん友の会」こと名球会が、MLBの記録も足して2000本安打、200勝、200セーブに達した選手も会員にし始めたからじゃないかと思う。

続きを読む

イチロー、日米通算3500本安打は記録か?|エピソード2010-167

現地9月18日のTEX戦の1回、二塁へ飛んだ打球が内野安打となった。それはイチローのMLBでの2222本目の安打だった。ただそれだけの話だが、日本のマスコミはこれにNPBでの1278安打を加算して、日米通算3500本安打だと騒ぎたてようとしていた。



続きを読む

PROFILE

広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ25年になります。本職は、スポーツとはほとんど関係ありません。
2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設しましたところ、多くの皆様にご覧いただきました。
ただ、反響があまりに大きいうえに、快く思わない方の対応に時間を取られすぎ、楽しみのはずが相当な負担となりましたので、夏にいったんサイトを休止させていただき、あれこれ考えてこのサイトの開設に至りました。
基本的に、多くの皆様に読んでいただきたいのは変わりませんが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。
まだ、デザインは借り物ですが、いずれフォーラムなども作る予定。また、記録は見るだけでなく触ってみてこそ面白いので、メルマガの形を借りて、エクセルのSTATSデータを皆様にDLしていただきたいと考えています。
ただ、知識と技術が追い付いていませんので、今しばらくお待ちください。

WBC鑑定団その2 Pool-C イタリア|2009WBC



ジョー・ディマジオが、現代の選手だったら、WBCではイタリアの選手として活躍しただろう。ビンセント、ドム、ジョーのディマジオ3兄弟が中心の打線なんて、わくわくする。みんなセンターだから、守備位置はもめそうだが。続きを読む

WBC鑑定団その1 Pool-C カナダ|2009WBC



この1か月ほど、私が仕事もそこそこに何を一生懸命やっていたかと言うと、WBC観戦に向けた、完全なロースター表の作成だった。前回の時もそう思ったのだが、マスコミは日本とアメリカの選手は熱心に情報を伝えるが、他国の選手については冷淡だった。続きを読む
スポンサードリンク
参照サイト
Puroyakyukiroku
連携しているサイト こちらもごひいきに
広尾晃の新刊!
スポンサードリンク
2017今頃タイトル予想
imagoro
フリーワード検索
プロフィール
最近メディアからいろいろお話をブログにいただくようになりました。迂闊なことに、殆ど対応できていませんでした。ご連絡は下記までお願いいたします。

baseballstats2011@gmail.com

広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ34年になります。

2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。

広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。


2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

Classic Stats


野球以外で書いている、兄弟ブログです。こちらもぜひどうぞ。↓

59Title



常時参照させていただいているサイト

http://mlb.mlb.com/index.jsp
http://www.baseball-reference.com/
http://www.npb.or.jp/
http://espn.go.com/mlb/
http://www.fangraphs.com/
http://www.thebaseballcube.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/

badge


人気ブログランキングへ

野球の記録で話したい(旧サイトはコチラ)

カテゴリ別アーカイブ
スポンサードリンク
女子野球ドットコム
com
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ