野球の記録で話したい

Baseball Stats Lounge

交流戦で稼いだ投手、損した投手|2011年NPBペナントレース

続いて交流戦のセパ投手成績を見てみる。1カ月に及ぶ交流戦がどういう戦いだったか、が見えてくる。リーグ戦、交流戦ともに規定投球回数に達した投手の比較。防御率、WHIP(1回当たり走者を何人出したかの数値)、AVG(被打率)。

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盗塁する試合のイチローはすごく危険だ!|2011年MLBペナントレース

今朝、「サンデー・モーニング」に出演した有藤通世さんが、「イチローは打席に立っている気で盗塁しているのだと思う。投手が変化球やウィニングショットを投げるときは、盗塁が成功する確率が高い。イチローは塁上でその配球を読んで走っているのだと思う」といっていた。隣にいる張本勲さんに遠慮しながらのコメントだったが、なるほどと思った。だとすれば、盗塁した試合のイチローは、投手の配球が良く読めていて打撃好調のはずだ。そこでイチローの盗塁を記録した試合の打撃成績をピックアップしてみた。年度別である。



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目からウロコである|野球の本棚

セイバーメトリクスなどデータで野球を語るアナリストが何人か世の中に出てきた。理工系の人も多く、分析もユニークで常々刺激を受けている。

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西岡剛、大忙しの復帰戦|2011年MLBペナントレース

昨日のミネソタ・ツインズ=MIN西岡剛の復帰戦。西岡にはとにかく良くボールが飛んだ。1回から9回まで、すべてのイニングで西岡は試合に関わっていた。それを書き出してみる。
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メジャーリーグで投げると言うこと|野球史

絶好調のダルビッシュ有は、来季MLB挑戦が既定事実化されている。大いに楽しみなのだが、松坂大輔同様にNPB投手にとって、どうしても乗り越えなければならない壁がある。それは登板間隔だ。かつては一握りのエース級の酷使が問題視されたNPBだが、先発投手に限れば登板間隔はどんどん広がりつつある。今やMLBとの差は大きく広がっている。続きを読む

ホルヘ・ポサダのため息が聞こえる|2011年MLBペナントレース

ニューヨーク・ヤンキースのホルヘ・ポサダが苦境に陥っている。続きを読む

野球の本屋さん

野球の本棚で紹介した本を並べています。続きを読む

「8回の男」 斎藤隆②

斎藤隆のMLBでの成績を登板した回ごと年度別にまとめてみる。続きを読む

まだ“おまけ”はあるのか? 斎藤隆①

NPBだけの成績ならば、斎藤隆はごく普通の投手というところだ。全盛期にはエースの働きもしたが、選手生活後半は、セットアッパー、クローザーと便利使いもされた。2005年に余力を残して引退してもおかしくはなかった。続きを読む

落合博満、殿堂入りに思う|野球史

1990年以降、殿堂入りした選手を一覧にしてみた。NPBでの実績がない人は省いた。受賞時の年齢、安打数、勝利数、監督勝利数、さらに現役引退からの年数を掲示した。受賞時の年齢がない人は、その当時すでに故人。続きを読む

大道典嘉、静かにバットを擱く。|野球史

「行って参ります!」白髪の杉浦監督がこう言って、選手が帽子を脱いで大阪球場のグランドを一周した時、ルーキー大道はあの選手たちの中にいたのだろうか?私の席のすぐ前で観戦していた2軍落ちのドカベン事香川伸行は、試合終了とともにグランドへ降りていったから、当時2軍の大道もその緑のユニフォームの一員だったのだろう。続きを読む

矢野燿大はどんな捕手だったか?|野球史

40歳を過ぎてへとへとという感じの昨今だけを見ると、矢野は細い体に鞭打って頑張るただの“ベテラン捕手”に過ぎないが、実は阪神史上最強の捕手だった。少し長い表だが、2リーグ分立後の阪神の歴代捕手の一覧を見ていただきたい。
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小瀬浩之、突然の死|エピソード2009-49

阪急、オリックスとこの球団には俊足好打好守の外野手の系譜がある。福本、蓑田、本西、藤井、イチロー、田口、谷。その系譜に連なると期待された若い選手が死亡した。

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原因などは全くうかがいしれない。現役中に死亡した選手としては、南海ホークスの内野手久保寺や、広島のリリーフエース津田、ダイエーホークスのセットアッパーの藤井など想起されるが、24歳でキャリア3年目とはとびきり若い。

何があったのかわからないが、オリックス球団、選手、ファンに与えた衝撃は大きい。本当にショックだ。

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谷佳知に託すもの|エピソード2009‐48

今年も谷は、巨人の4番目か5番目の外野手である。アレックス・ラミレス、亀井義行、松本哲也、鈴木尚広、さらには高橋由伸らがひしめく中で、優先順位は決して高くはない。昨年も李承燁の不振で亀井が1Bへまわらなければ、谷の出番はさらに減ったはずだ。

37歳を迎える谷に与えられたチャンスは、数少ない。しかし谷はそのチャンスを確実にものにする方法を知っている。

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谷はもともと中距離打者と言うよりシングルヒッターだった。173㎝の短躯でもあり、非力な印象が強かった。同い年のイチローとはタイプが違うが、自分の体を磨き込んで長打力をつけていった点は同じである。もともとバットコントロールが素晴らしく、打ち損じが少ない打者である。やや不利とされる右打者でありながら3割をキープできていることからも巧打者であることがわかる。

谷はなかなか三振をしない打者でもある。しかし四球を選ぶよりは、打って出る打者でもある。若い時は俊足も見せたが、今は積極的な走りは見せていない。脚力は衰えたとされるが、球の芯を射抜く技術は円熟しつつある。

例の球界再編騒動よる再分配ドラフトで、谷はオリックスバファローズに移籍したが、モチベーションが下がったように思われた。その頃は、この打者ももう終わりかと思われたが、巨人に移籍して復活した。他チームの主力打者が巨人に移籍すると、色あせたように不振をかこつケースが見られる中で、谷は例外的な存在だ。

2000本安打が指呼の中に見えてきた。2年あれば達成できるのではないか。

今年、谷に託したい夢がある。それは、「規定打席未達での首位打者」である。野球規則には「規定打席に満たない場合に不足分の打席を凡打として加算し算出された打率が規定打席到達者の打率1位の値を上回れば、規定打席未到達でも首位打者と認定される」とある。二軍ではこのケースが散見されるが、NPBの1軍ではまだ誰もやったことがない。数少ないチャンスをものにするこの打者に、NPB史上に残る記録を期待したいと思う。

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高橋由伸のもったいなさ|エピソード2009‐47

1997年の暮れだったと思う。京都で食事をしていると、遅れてやってきた知人が「今、誰と打合せしていたかわかる?」と興奮した面持ちで言った。「誰?」と問い直すと「ヨシノブ!タカハシヨシノブ!」と押し殺すような声で言った。その席にいた人間はみな「えー!」と叫んでのけぞった。女性からは「うらやましー」という声が飛んだ。

慶應大学出、三冠王など六大学での華々しい実績、その容姿。まだプロで1試合もプレーしていなかったが、高橋由伸はすでにスターだった。今年の菊池雄星のような粗削りな「素材」ではなく、完成された選手だと思われていたのだ。

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逆指名で入った巨人で、高橋は1年目から結果を残した。シュアな打撃だけでなく、外野守備の確かさ=RFが高そうな守備と強肩も高い評価を受けた。新人王こそ大学時代からのライバル川上憲伸に奪われたが、その前途は洋々と思われた。

高卒の松井秀喜との対比も興味深かった。圧倒的な量感のある体幹を持ちボールを巻き込むように遠くへ飛ばす松井と、シャープなスィングで球の芯を打ちぬくような高橋は、対照的な打者だった。ONを思い出した人も多かったのではないか。

もともと、故障やけがの多い高橋だったが、松井がMLBに移籍したころから、欠場が目立つようになった。向かっていく打撃スタイルのために死球が多かったこと、無理な球でも追いかけるために守備での負傷がたびたびあったことが主な原因だ。また出場しても生彩を欠いた打席が続いた。数字でいえば.300をマークしても打点が少なく、出塁率も低かった。どこか「薄い」STATSという印象が続いた。巨人にはあとからあとから強打者が入ってくる。その中で高橋の存在感は薄れていったのだ。

2007年は、その印象を払しょくするような久々に充実したシーズンになった。OPS.980、RC114.1はリーグトップ。新加入の小笠原道大を上回った。積極的に打っていたことは、三振数が初めて100を超えたことでもうかがえる。

しかし、翌年は腰痛によって規定打席に達することができず、2009年に至っては1試合の出場にとどまった。

まだまだピークではない、そんな印象のまま高橋は今年35歳になる。このまま終わるのはあまりにも惜しい。高橋由伸は原辰徳とも比較されるが、原には入団当時から「過大評価されている。プロでは通用しないだろう」という評価があった(今になってそんな評がいくつか活字になってきている)。その中でタイトルも取り、4番としての責任を全うした原には達成感があったと思うが、高橋はそうではない。NPBで十分すぎるほどの実績を上げて、事情が許せばMLBに雄飛しても良い存在だったはずだ。

高橋由伸が休んでいる間に、巨人は若返りを図ろうとしている。松井が抜けた後の打線を支えた功労者である高橋は、その復帰が待たれているのは間違いがない。しかし、一方で高橋に頼らずとも連覇ができるよう、チームの整備が進んでいるのも事実である。

高橋は、2007年に見せた積極的な打撃で、想定外の活躍をして見せてほしい。センスの良さを若い選手に見せつけてほしい。

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NPB各球団の新外国人比較パ・リーグ|2010年の戦力分析

引き続きパリーグの新外国人補強策を見ていきたい。

各選手を紹介したページにリンクしています。 をご参照ください。

 

■日本ハム


RHPブライアン・ウォルフ ➔DATA  

 MLBでの実績 C 72試合 5勝5敗0SV ERA3.81 WHIP1.22

 期待度 C 年俸40万ドル 1年 Born1980

マイナー生活が長く、MLBでの実績は少ないが、通用している。セットアッパーとして起用されるようだ。192cm100kgの巨体。被安打率が高い。

 RHPボブ・ケッぺル ➔DATA 

 MLBでの実績 C 49試合 1勝5敗0SV ERA5.36 WHIP1.66

 期待度 C 年俸50万ドル+出来高 1年 Born1982

これも195cm97kgの巨体。体のわりにスピードはなく、打たせて取るタイプ。先発での起用も考えられるが、良さが見えない。若さが取り柄か。

 RHPバディ・カーライル ➔DATA 

 MLBでの実績 C 104試合 11勝11敗0SV ERA5.61 WHIP1.45

 期待度 B 年俸60万ドル 1年 Born1977

元阪神。キャリアは14年になるが、まだ若い。先発でないと力が出ないタイプ。ローテーションを守って10勝くらいは上げる可能性がある。

 補強の評価 C

150万ドル+出来高。とにかく、投手の頭数をそろえようとしている。ダルビッシュ、武田勝、八木に続く4番手にカーライルが入れば御の字だろう。あとの2人はあまり期待できないと思う。 

■楽天


RHPホアン・モリーヨ ➔DATA 

  MLBでの実績 C 9試合 0勝0敗0SV ERA13.50 WHIP2.06

 期待度 C 年俸50万ドル 1年 Born1983

104マイルの速球と言う触れ込みだが、被安打率も高く、少なくともMLBでは通用していない。それほど大きな期待はしていないのではないか。

 補強の評価 C

ラズナー、リンデンに加えて広島から移籍のフィリップスとこのモリーヨ。外国人監督だが、主力に外国人を据えるという考えはなさそうだ。むしろ楽天生え抜きの選手の補強と言う感じか。

 

■ソフトバンク


3B李杋浩 ➔DATA 

 KBOでの実績 A 1120試合 160HR 526RBI 39SB  .265  OPS.818

 期待度 C 年俸1億円 Born1981

KBOとNPBの実力差を考えると大きな期待はできない。しかし、金泰均よりも真面目に取り組む姿勢があるようなので、合格点の数字を上げる可能性もある。

補強の評価 C

すでに5人の外国人と契約しており、現有勢力に期待する形。今のところ大きな動きはない。

 

■埼玉西武ライオンズ


OFダーマル・ブラウン ➔DATA 

 MLBでの実績 B 271試合 14HR 89RBI 8SB  .233  OPS.612

 期待度 B 年俸50万ドル Born1978

左で出塁率が高く、AAAでは打率も高い。パワー不足でMLBでは通用しなかったが、荒い打者ではないので通用する可能性があると思う。

補強の評価 B

限られた予算で良い補強をしたのではないだろうか。アベレージを稼ぐことが期待できると思う。

 

■千葉ロッテマリーンズ


RHPブライアン・コーリー ➔DATA 

 MLBでの実績 C 91試合 4勝4敗0SV ERA5.13 WHIP1.35

 期待度 C 年俸30万ドル Born1973

マイナー暮らしの長いベテランである。球威がないためMLBでは通用しなかったが、セットアッパーとして短いイニングなら使えるかもしれない。元巨人では1勝1敗5.74。テストに合格して入団。

 LHPビル・マーフィー  

 MLBでの実績 C 18試合 0勝0敗0SV ERA4.08 WHIP1.58

 期待度 C 年俸45万ドル Born1981

これもテスト入団。コントロールは良くない。目立つ特徴はないが、左投手であり、若いのでNPBに順応するかもしれない。

 1B金泰均 ➔DATA 

 KBOでの実績 A 1031試合 188HR 701RBI SB  .310  OPS.938

 期待度 B 年俸1.5 億円 最大3年Born1982

日本投手の頭脳に苦労するのは目に見えているが、今季ロッテの目玉であり、多少不振でも使い続けるだろう。そのうちに活路が開けてくる可能性はあろう。

補強の評価 C

金泰均は外国人政策と言うより話題作りの意味が大きい。2人の投手では左のマーフィーがやや可能性が高いのではないか。テストをしたうえでの入団だから、それなりの勝算はあるのだろう。

 ■オリックス・バファローズ


補強の評価 なし
レスター、ラロッカに阪神から移籍したバルディリスの3人体制。カブレラは日本人枠になった。また田口壮が復帰。ローズと契約せず。つまり、新しい外国人は獲得していない。実績十分の現有戦力を生かしていく方向性だ。

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NPB各球団の新外国人比較セ・リーグ|2010年の戦力分析-04 修正

すいません。広島の2選手が抜けていましたので、もう一度アップします。

キャンプが始まり、NPB各球団の戦力がほぼ固まりつつある。今年の新外国人もだいたい決まったようだ。

各チームの新外国人獲得政策を見ていると、チームの補強の考え方が見えてくる。これを評価していきたい。

なお、各選手を紹介したページにリンクしています。 ➔DATA をご参照ください。

 

セリーグ

 ■巨人   


IFエドガー・ゴンザレス ➔DATA  

 MLBでの実績 C 193試合 11HR 51RBI 2SB  .255  OPS.693

 期待度 A 年俸50万ドル 1年 Born1978

体は大きくなく、技術はあるがMLBではパワー不足、こういうタイプが一番成功する。5番2塁での起用が予定されているが、堅実な性格でもあり、期待できるのではないか。

補強の評価 B

現在の戦力が充実しているので、新外国人に過大な期待はしていない。それだけに現実的な補強をしたという感じだ。

 

■中日 4選手 DATA 


OFディノイス・セサル  

 MLBでの実績 D なし

 期待度 B 年俸25万ドル Born 1976

34歳になるが、シュアなバッティングと俊足が売り。テストを経て契約した。スィッチヒッター。振り回す打者ではなく、内野も守れるなど使い勝手が良い。

 RHPエドアルド・バルデス

 MLBでの実績 D なし

 期待度 C 年俸25万ドル Born 1980

AAAクラスでさえ通用していない。ただ日本に来てからはコントロールの良さとそこそこのスピードで評価が高まっている。

 LHPカンディド・ヘスス  

 MLBでの実績 E なし

 期待度 D 年俸4万ドル Born 1985

 RHPホアキン・サンタマリア

 MLBでの実績 E なし

 期待度 D 年俸4万ドル Born 1989

いずれも育成枠での獲得。モノになれば儲けものと言う感じだが、ドミニカのアカデミーの選手の素材はレベルが高いので2~3年後の期待はできる。

 補強の評価 A

昨年のブランコに引き続き、MLBの実績ではなく選手そのものをじっくり見て獲得している。4人で58万ドル。外国人選手も「育てよう」という意思を感じる。

 

■ヤクルト


RHPエウロ・デラクルス DATA 

 MLBでの実績 D 15試合 0勝0敗0SV ERA11.84 WHIP2.53

 期待度 B 年俸15万ドル 1年 Born1984

ドミニカ出身。100マイルを超す速球が売りだが、コントロールが甘く、MLBでは通用しなかった。26歳と言う若さが魅力か。

 RHPトニー・バーネット DATA 

 MLBでの実績 C なし

 期待度 B 年俸40万ドル+出来高 1年 Born1983

こちらもまだ出世前の投手である。AAAで14勝を評価しての獲得だが、内容は良くない。日本で順応するかもしれないが、数字を上げればMLBに復帰するだろう。

補強の評価 B

併せて55万ドル。五十嵐が抜け、セットアッパーが不足しているが、その穴を埋めるかどうかは疑問。年俸からしても、過大な期待はしていないようだが、可能性はある。

 


■阪神 


LHPケーシー・フォッサム DATA 

 MLBでの実績 B 237試合 40勝53敗35SV ERA5.45 WHIP1.52

 期待度 B 年俸60万ドル 1年 Born1978

三振奪取率が高く、シャープな印象の投手だが、被安打率も高い。メンタル面の課題が大きそうだ。ウィリアムスに代わる左腕になれるかどうかは五分五分ではないか。

RHPランディ・メッセンジャー  DATA 

 MLBでの実績 C 173試合 4勝12敗2SV ERA4.87 WHIP1.66

 期待度 C 年俸60万ドル 1年 Born1981

アチソンの代わりと期待されている。見上げるような巨漢。重たい球を投げるものの、被安打率が高い。このタイプは成功しないことが多いようだが。

 OFマット・マートン DATA

 MLBでの実績 B 346試合 29HR 112RBI 3SB  .286  OPS.787

 期待度 A 年俸100万ドル 2年(バイアウト付) 契約金50万ドル Born1981

二塁打を良く打つ中距離打者。守備範囲も広く、赤星の後を埋めると期待されている。年齢も若く、対応力もありそうだ。若さも魅力だ。しかし結構な年俸だ。

補強の評価 C

マートンだけならB評価。しかし、フォッサム、メッセンジャーの二人はどちらか一人が使えればいいという程度。3人で220万ドルはかけすぎではないか。MLBでの実績を鵜呑みにした古い補強策と言う感じだ。

■広島   DATA  


1Bジャスティン・ヒューバー

 MLBでの実績 C 72試合 2HR 15RBI 0SB  .224  OPS.579

 期待度 B 年俸40万ドル 1年 契約金5.5万ドル Born1982

WBC豪の4番。元捕手。AAAでは20本塁打以上打つがMLBでは速球についていけなかったようだ。日本と相性の良い豪の選手でもあり期待できそうだ。

 OFジェフェリー・フィオレンティーノ

 MLBでの実績 C 58試合 1HR 28RBI 0SB  .270  OPS.666

 期待度 B 年俸40万ドル 1年 契約金10万ドル Born1983

左打者。AAAでは3割を打っている。シュアな打者で、三振が少ない。ややパワー不足だが、足も速い。

RHPジャンカルロ・アルバラード    ➔DATA

 MLBでの実績 D なし

 期待度 C 年俸30万ドル 1年 Born1978

先発投手。15年のベテランだったが、パッとしない成績だった。ただ一昨年ころからSTATSが良くなってきた。あるいは、と思わせる。

RHP ウィルフレーセル・ゲレーロ 

 MLBでの実績 E なし

 期待度 D 育成枠 Born1986

広島のドミニカアカデミーから四国九州アイランドリーグに派遣されていた。2010年から育成選手。まだ可能性の卵である。

補強の評価 B

MLBではなく、AAAでの実績を重視した堅実な獲得策。三人で110万ドルは、財布に見合った補強だ。20代の若さも魅力である。また、育成枠でも選手をとっており、堅実な補強だといえよう。

 


 ■横浜 DATA  


RHPクリス・ブーチェック

 MLBでの実績 C 90試合 3勝7敗1SV ERA6.54 WHIP1.64

 期待度 C 年俸50万ドル+出来高 1年 Born1978

ドラフト1順目のエリートだが、大学、マイナー、メジャーを通じて常に投球回を上回る安打を打たれ、5点台以上のERA。良さが見えない投手だ。

 IFホセ・カスティーヨ

 MLBでの実績 B 592試合 39HR 218RBI 13SB  .254  OPS.674

 期待度 C 年俸30万ドル+出来高 1年  Born1981

まだ若いが、不摂生とトラブルでMLBではオファーがなく2009年は台湾でプレーした。内野手としても失策が多い。体重は100kgを超えている。

補強の評価 C

80万ドル+出来高。どんな意図でこの二人を獲得したのかが良くわからない。MLBでの中途半端な実績でとったとすれば、問題大ありだ。横浜のフロントは、マーケティングは素晴らしいが選手補強策には?がつくのではないか。

今岡誠、ロッテと契約|エピソード2009-45

一時は引退と報道された今岡が、千葉ロッテマリーンズで再起を期すことになった。背番号は2。キャンプに帯同してテストを受けていたが、合格した。

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今岡は、バットコントロールの良い打者であり、三振が少なく高打率を残した。しかし、四球はあまり選ばず、チームバッティングをしたという印象は少ない。自分の打撃にこだわりのある打者と言う印象だ。フルシーズン活躍したのは7年に過ぎないが、打点王と首位打者を獲得している。2005年の147打点はすさまじいの一言だ。

今岡は、毎年STATSが変わる不思議な打者で、実力のつかみどころがなかった。打点王を取った翌年の2006年から全くの不振に陥り、ついに2009年オフに退団。2005年に発症した「ばね指(指の屈筋腱に起こる腱鞘炎)」が原因だったという。

千葉ロッテのキャンプでは、快打を連発して首脳陣をうならせたようだが、今岡は本当に働くことができるのか。「ばね指」は打撃だけでなく、守備にも影響を与えるが、大丈夫なのか疑問を抱く。

現役でいえば今岡のほかに濱中治、久保田、引退した選手でいえば三宅、掛布、新庄、亀山、赤星、阪神には、全盛期が短く、不完全燃焼でキャリアを終える(終えそうになる)選手が多いように思う。短期間でも活躍すればたちまち人気者になるが、実力が伴っていなかったり、欠点が克服されなかったり。大きな故障を抱えたまま無理に出場したり。また、監督交代とともにチーム方針がコロコロと変わるのも問題かもしれない。さらに、ブレークした選手を酷使する傾向もあるように思う。

今岡は、本来なら2000本安打を狙うべき選手だと思う。今年で36歳になるが、もうひと花を期待したい。

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川上憲伸の試練|日本人MLBプレイヤーの2009-29

2010年の川上が、ローテーションの一角でスタートできるかどうかは、チーム事情によるところが大きい。エースのバスケスがNYYに移籍した。ただ、2009年最終盤に川上から先発の座を奪ったハドソンと3年契約をした。MLB通算148勝の実績ある投手だ。それを勘案すると川上はローテの5番目くらいには入りそうだが、まだ予断は禁物だ。

例によってアナリストたちの予想である。

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これも感心しない。CHONEさんの予想は川上がDL入りなどで離脱することを意味している。それは予想の埒外だ。この中ではファンのものが妥当性があるように思う。

川上は7割くらいの確率で、先発5番手に入るだろう。ここでシーズンを全うすれば31回くらい登板のチャンスがあろう。QSは20を超えているだろう。その場合の予想と、不幸にしてローテから外れ、2イニング程度のセットアッパーとしてシーズンを過ごした場合の予想をしてみた。後者の場合、ローテーションの合間を埋めることも考えられる。

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後者の場合は、年俸(3年契約3200万ドル)に見合った活躍とは言えない。川上の場合、シーズン当初に与えられるであろう先発のチャンスに、どれだけQSを重ねられるかにかかっている。

 

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ライアン・ガーコ SEAへ|エピソード2009-45

スタンフォード大学出のインテリ選手としても知られるライアン・ガーコとSEAは55万ドル+インセンティブ107.5万ドルの1年契約を結んだ。

Ryan Gerko
全米代表に選ばれた頭脳派の捕手、そして好打者として注目されたガーコは、2003年3順目でCLEに入団。ボーナスは27万ドル。マイナー時代は捕手だったが、MLBに上がるときは1Bに転向。MLBではマスクをかぶったことはない。中距離打者で.280前後、20本程度は打つが鈍足である。左投手には比較的強い。また、出塁率も標準クラス。1塁の守備は堅実だ。

昨季CLEからシーズン途中にSFに移籍。FAとなっていた。

マスコミ報道では、ズレインシックGMの言葉として、城島の後釜の捕手としてロブ・ジョンソンと競わせるなどという報道もあったが、どうだろうか。それよりも、ブラニャンの保険という意味合いが強いのではないか。

またまた渋い補強。SEAの内外野はあちこちで競争状態に入るようである。

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プロフィール
最近メディアからいろいろお話をブログにいただくようになりました。迂闊なことに、殆ど対応できていませんでした。ご連絡は下記までお願いいたします。

baseballstats2011@gmail.com

広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ34年になります。

2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。

広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。


2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

Classic Stats


野球以外で書いている、兄弟ブログです。こちらもぜひどうぞ。↓

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常時参照させていただいているサイト

http://mlb.mlb.com/index.jsp
http://www.baseball-reference.com/
http://www.npb.or.jp/
http://espn.go.com/mlb/
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