野球の記録で話したい

Baseball Stats Lounge

二桁勝利が見えてきた!黒田博樹|2011年MLBペナントレース

黒田博樹は、コロラド・ロッキーズ=COLは過去9試合投げて5敗と、苦手の部類だった。昨年はカルロス・ゴンザレスやセス・スミスに痛打されていた。




しかし、今の黒田には苦手意識は見られなかった。
立ち上がり、速球主体に投げた。球速はそれほど出ていなかったが、フォーシームは伸びており、1回に空振りを3度も奪った。コントロールも良かった。こういうコンディションのとき、投手は三振を奪いに行きたくなるようだ。

珍しいことにロサンゼルス・ドジャース=LADの打線は好調で、特に相方のロッド・バラハスの打棒が爆発、3回まで毎回の6点を黒田にプレゼントした(バラハスは負傷退場したが)。

黒田は、3回、投手ジェイソン・ハメルの代打ヘレーラに四球を与え、2死後ネルソンに初の被安打となる3塁内野安打を許す。さらにカルロス・ゴンザレスにライト前に運ばれ失点する。これまでのLADなら、これでもう黒田の黒星がほぼ確定したのだが、今回は、6点の余裕がある。

例によって黒田は4回から、三振を取る投球から打たせて取る投球にシフトし、球数を減らしつつ6回に。この回も四球を与え、トロウィツキに2塁打されて失点したが、7点の援護もあって、6回を投げ切って悠々とマウンドを降りた。

こういう試合ができていたら、LADは早々にシーズンを諦めることはなかっただろうと思えた。

二桁勝利が指呼の中になってきた。高いモチベーションを維持することで、チームでの信頼感は高まっていることだろう。

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登板ごとに進化している菊池雄星|2011年NPBペナントレース

2年目の菊池雄星は、4月24日のイースタンリーグ巨人戦、2番手で今季初登板。2戦目まではリリーフだったが、以後、ファーム、1軍を通してローテーションを守ってきた。
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ストラスバーグ、復活への歩み|2011年MLBペナントレース

2009年MLBアマチュアドラフトいの1番のスティーブン・ストラスバーグは、スコット・ボラスを代理人として4年1510万ドルの破格の契約金でワシントン・ナショナルズ=WASに入団。翌2010年6月には早くもMLBにデビュー、100マイルオーバーのすさまじい速球で衝撃を与えた。ゆったりとしたフォームから、定規で引いたようなまっすぐな球がズバッとミットに収まっていた。

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正力亨、勝率.574|野球史

正力亨さんがオーナーだった時期に、何か判断をしたという印象を持ったことはない。ただ、巨人≒日本プロ野球であったNPBの黄金期を体現する人だった。


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ジム・トーミ、クリーンに600本塁打|2011年MLBペナントレース

日本ではあまりなじみのない選手だが、間違いなく歴史に名を残すスラッガー。600本塁打は大記録だ。

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黒田博樹、悠々と8勝目|2011年MLBペナントレース

ヒューストン・アストロズ=HOUは、7月末のフラッグシップディールと呼ばれるトレードで、ここ数年は主力選手として活躍が期待できる二人の若手野手、ハンター・ペンスとマイケル・ボーンを気前良く売り払ったことで、物笑いの種になっている。戦力的には、30球団でも最低ランクだ。ペナントレースを諦めたチームという点では、黒田博樹のロスアンゼルス・ドジャース=LADも同じだが、戦力差は大きい。黒田にとっては勝ち星を稼ぐチャンスだ。

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暑苦しいマウンドが続く斎藤佑樹|2011年NPBペナントレース

前回登板では、93球中44ボール。今回は94球中34ボール。コントロールに関しては改善したようにも見えるが、依然としてしまりのない投球だった。

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説明してんか!コッチマン|2011年MLBペナントレース

昨年、シアトル・マリナーズ=SEAで、投手より打てないのではないかと思わせたケーシー・コッチマンが、今年はタンパベイ・レイズ=TBで、首位打者をうかがう勢いである。SEAで腐った選手が他チームに移籍して元気になる例は、その前の年のエイドリアン・ベルトレなど散見されるが、ここまでの例は珍しい。

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イチローが見つけたニッチな世界|2011年MLBペナントレース

イチローのキャリアSTATSを内野と外野(内野以外の打撃)の打撃に分けた。外野安打率には三振も含めている。IF%は内野に飛んだ比率。








多くの打者が「打ち損じ」と断じてしまう内野への打球。イチローはここにも安打という「埋蔵金」があることを発見して、安打、打率を稼いできた。ニッチな世界を独自に見つけたのである。

現在のアリーグ打撃50傑に入っているMLB打者の内野安打率は.075程度。イチローは、ほぼその倍の.150前後の内野安打率をキープしてきた。これは、脚力にくわえて内野であっても安打になりやすいエリアに打球を落としてきたことを意味している。

同時に外野への打球を安打にする技術。平均は4割前後だが、イチローは常にそれを上回る外野安打率を記録してきた。2004年の.577は驚異的である。

MLBに挑戦してから10年。徐々に外野安打率が下がってきていた。これは強い打球を遠くに飛ばす能力が衰えてきたことを表しているといえよう。それを補うように、内野安打率は高いレベルをキープしてきた。同じような数字を毎年あげてきたイチローだが、その内容は年々変質してきたのだ。

今年は、まず外野に飛ぶ飛球が減った。外野安打率も小幅ではあるが下がった。これに加えて、内野安打率も下がった。これは内野安打のエリアに落とすバットコントロールが低下したということだろう。

イチローは守備範囲を示す数値でも依然、アリーグの右翼手中最下位である。総合的な運動能力が低下しているのだろう。

しかし、この数字はわずかな変化で大きく変わる。幸いにも脚力は健在のイチローである。今日はジョシュ・ベケットの初球を右翼スタンドへライナーで運んだが、体力の回復もありうるだろう。また、イチローは新たなニッチを見つけるのではないか。

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内野安打率で見えてくるもう一つの世界|2011年MLBペナントレース

以下の表は昨日時点でのアリーグ打撃50傑の選手を「内野安打率」で並べ替えたものだ。
表は、トータル、内野、外野(内野以外の打撃)での打率を示している。右端のIF%は、総打数に占める内野への打球の割合。外野安打率には三振も含めている。

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八幡商業の“奇跡”は猛暑を超えていた|野球史

ソーメンをすすりながらテレビで甲子園の八幡商、帝京戦を見ていた。
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釣ったサバとダルビッシュは早めに料理しないと…|2011年NPBペナントレース

最近5試合のダルビッシュ。

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ジェイソン、健在なりや|2011年MLBペナントレース

いつも動静が気になるスラッガーがいる。ジェイソン・ジアンビだ。イチローが2001年にMLBデビューした年にMVPを争った選手であり、松井秀喜がニューヨーク・ヤンキース=NYYに入団した時はチームメイトだった。40歳になってまだ働き場所を求めて野球を続けている。

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パリーグはどれほど進化したのか?|野球の本棚

大坪正則『パ・リーグがプロ野球を変える』



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投手だってバットを持てば打者だ!|2011年NPBペナントレース

昨日までのセリーグ投手の打撃成績を調べてみた。

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黒田博樹、大投手ハラデーと好勝負も14敗目 |2011年MLBペナントレース

黒田博樹にとっては、甲子園で無名校が私学の超有名高と対戦するような気がしたかもしれない。チーム事情も、成績も、選手のモチベーションもはるかに違うフィラデルフィア・フィリーズ=PHIとの対戦。しかも、大投手ロイ・ハラデーとの投げ合い。







PHIの打線は、V9の巨人を思わせる。各選手が役所を心得て仕事をする。ロリンズとビクトリーノの1,2番が黒田にしぶとく食らいつく。球数も使わせるし、もち球を引き出そうとする。立ち上がりからビクトリーノを2塁において、7月末にヒューストン・アストロズ=HOUから獲得した元気いっぱいのハンター・ペンスがタイムリー。

2回もルイーズの安打、エラー、そしてハラデーの送りバントの後ロリンズのタイムリー。このあたり、他チームの打線とはモノが違うという印象だ。大投手ハラデーが、2度もきっちりと送りバントを決めてくるのも常勝チームらしい。

黒田は落ち着く前に3失点。しかしここから本来の調子を取り戻して、追加点を許さなかった。

ハラデーの調子は決して良くないと思われた。この日の二人の成績。



自責点の差は大きいが、内容的には大差がない。ハラデーはこの投球で15勝(4敗)、黒田は(7勝)14敗となった。

斎藤佑樹に苦労をさせよう!|2011年NPBペナントレース

捕手鶴岡との間で、速球主体に組み立てるという基本認識は共有していたのだろう。力強さもあったと思う。しかし、こうもストライクが入らないと消耗してしまう。

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ONという「奇跡」の交友関係|野球の本棚

松下茂典『新説・ON物語』




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今度こそ今度こそ、松井秀喜は本物か?|2011年MLBペナントレース

この選手は褒めると成績が急落するので慎重に扱うべきなのだが、すでに好調な時期が半月以上にわたっている。これは松井秀喜の調子が上がったのではなく、調子を取り戻したのだと考えたい。

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マルハーンは、当たり台か?|2011年NPBペナントレース

西武の新外国人、ライアン・マルハーンは高校時代にタンパベイ・デビルレイズ=TBから26順目で指名されるもサウスアラバマ大学に入学。2002年にセントルイス・カーディナルス=STLから19順目で指名されるもこれも蹴って、翌2003年、11順目でクリーブランド・インディアンス=CLEに入った。この年のサウスアラバマ大学には、3歳下にアダム・リンドという大物がいたが、成績ではマルハーンの方が上だった。
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プロフィール
最近メディアからいろいろお話をブログにいただくようになりました。迂闊なことに、殆ど対応できていませんでした。ご連絡は下記までお願いいたします。

baseballstats2011@gmail.com

広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ34年になります。

2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。

広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。


2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

Classic Stats


野球以外で書いている、兄弟ブログです。こちらもぜひどうぞ。↓

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常時参照させていただいているサイト

http://mlb.mlb.com/index.jsp
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