野球の記録で話したい

Baseball Stats Lounge

ブライス君の憂鬱|2009WBC

【2009年2月26日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

2月24日のオーストラリア:日本戦の所感、続き。

昨日の試合は、松坂をはじめとする原ジャパンが、まだまだチームとしては熟成されていないことを示した。

とにかく、相手が弱すぎた。フライが取れない外野手がいるのだから。

ブライス君は、何回かフライを万歳して落としていた。J-Sportsでは、何度も落ち込む顔が大映しになっていたが、気の毒な感じもした。

28歳の彼は素人ではない。2005年にはマイナーのAクラスで20試合に出ているし、今もオーストラリアのメジャーリーグで活躍している。ただ、こんな大観衆とまばゆいドーム球場ははじめての経験だったのだろう。

京セラドーム大阪は、一般市民でも使える。特に真夜中は格安料金になる。私は何度かこの球場で草野球をしたが、外野は本当に広かった。素人の打った打球は、どんだけバウンドしても外野の塀に届かないのだから。こんなに広い外野を守るには、すごい脚力がいるなあ、と思ったが、まあ、これは素人の話である。

ブライス君にしてみれば、北半球くんだりまでやってきて、恥をかかされたという感じだろう。彼は一次ロースターの45人には入っていたが、最終メンバーからは外れた。

オーストラリアへの帰路が安からんことを祈る。

■後日談:ブライス君が、ぽろぽろやったのは、今にしてみれば何か夢のような気がする。そんなチームでも、強豪にそこそこ通用するのだ。チーム競技の面白さである。

WBC鑑定団その16 Pool-A 日本|2009WBC

200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

日本代表の印象を率直に語るならば、ミニUSAという感じである。投手も野手もそつのない選手がそろい、引き締まった印象。パワーもスピード感もある。マネージメント力も申し分がない。

投手陣。

JP-P

 

日本で最も優秀な投手が選ばれている。先発投手の勝率の高さにそれが表れている。味方打線や敵の好不調にかかわらず、自分で勝利をもぎ取ることのできる投手が揃っているのだ。ただ、ダルビッシュ、松坂の二人は独り相撲を取るタイプなので、不振な場合は強く先発を希望している涌井を起用することもあるだろう。

問題は、セットアッパーとクローザーの手薄さである。このシリーズでは継投は絶対条件なので、セットアッパーは大きなポイントだ。その専門家がほとんどいない。強化試合を見る限りでは、田中将が非常に良い働きをしていた。田中と山口がキーマンだと思う。

クローザーは実質的に藤川1人。彼が通用しなかったときにあとがない。馬原は全盛期の力がないと見る。

野手。

JP-F

 

誰が何番を打ってもおかしくない、粒のそろった優秀なメンバーである。レギュラーと控えの差はほとんどない。

ただ、懸念材料はある。不動の4番の不在だ。ピンチやチャンスの時に「あの選手まで回そう」と思えるような存在だ。4番が不在だと攻撃のストーリーができない。チームリーダーは確かにイチローだが、それとは別の打線の支柱が必要だと思うのだ。これは何十本ホームランを打っているとかいう数字とは別次元の話である。強化試合で4番に入った稲葉までが「つなぐ野球」を強調していたが、それはおかしいと思う。

日本の4番に座ることができるのは、今は松井秀か松中しかいない。松中は前回のWBCでも打率こそ残したが不発だったし、日本シリーズなどの大舞台で度々勝負弱いところを見せてはいるが、現役で唯一の三冠王であり、最高の実績を残している。その意味で、レギュラーシーズンで規定打席にも達していない亀井を残して、松中を外した理由がよくわからない。松中にしてもこれが最後の国際試合だと公言していたのだから、期するところはあったはずだ。

サッカーでいう「決定力不足」のような状況が続いている。これを打破するには、今のメンバーで中軸を決定する必要があると思う。実績でいえば村田か小笠原。このどちらかを4番で固定する方が良いと思う。

USAのジョンソン監督が最大のライバルとして日韓を挙げていた。組織力と戦略、そして選手のレベルの高さを見れば、パワー一辺倒の中南米陣よりも上だと評価したのだろう。

日本は「韓国の呪縛」から抜け出さなければならない。北京では日本は「恨の野球」の前に委縮し、力を出せなかった。Pool-Aの戦いで韓国を破るか、破らないまでも好勝負を演じ、それを契機としてチームを一体化してほしいと思う。

■後日談:2009年シーズンが終わってみて、まさに死屍累々と言う感がある。WBC優勝の代償として、いかに多くの選手が不満足なシーズンを送ったか。成果も大きかったが、失ったものも同じくらいあったように思う。韓国とは、新しいステージに入ったように思われる。

 

 

WBC鑑定団その15 Pool-A チャイニーズタイペイ|2009WBC

200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

台湾プロ野球はチームの離合集散が激しい上に、八百長問題なども深刻で、国民の支持をしっかり得られていない感がある。そのために、国外への人材流出が多い。またアマとプロの力量の差があまりないのも特色だ。

台湾最大のスターである王建民(NYY)や郭ホン志、胡金龍(いずれもLAD)は出場していない。また西武の許銘傑は、強化試合で台湾と対戦したが、代表としては出場していない。中日の陳偉殷も、北京五輪には出たが不参加。その結果、代表は台湾リーグの選手とMLBのマイナー、そしてNPB(1人)で構成されている。

投手を見てみよう。

TAIPEI-P

 

北京五輪のメンバーで選ばれているのは倪福徳、鄭凱文、李振昌、羅嘉仁の4人。倪福徳は台湾リーグでの奪三振王。台湾リーグでは防御率一位の廖于誠、セーブ二位の林岳平、奪三振一位の倪福徳が出てはいる。(同リーグの最多勝はMike Johnson)

とはいえ、本当に優秀な投手は国外で活躍しているので、この顔触れはベストとは言い難い。強化試合でもNPBには通用していない。

続いて野手。

TAIPEI-F

 

日本へ来てから大いに気を吐いた林益全は、驚くべきことにまだプロ選手ではない。台湾電力からドラフト一位で昨年興農ブルズと契約、少しだけ二軍の試合に出ただけだ。詹智堯もラニューのドラフト一位。林瀚は中信の二位だ。(年末に中信が解散してしまったために、統一に入団)。

その他は、北京五輪の出場選手が中心だ。台湾リーグのタイトルホルダーとしては、首位打者の彭政閔、3位の潘武雄などが入っている。捕手は高志綱だが、強化試合を見ている限りでは、肩も守備もいまいちである。守備も不安定で連携プレーは難しい。

台湾の打者は非常に積極的で、待球をせずどんどん打っていく印象だ。力の差はあるが、日本の投手も不用意な投球は禁物だ。

 

強化試合を見る限り、今回のチームは、野球の体をなしていない。台湾代表は、今、若がえりを図っているところなのだろう。

しかしながら、この国にはプロスペクトを国内にとどめておく力がない。プロとアマの差がそれほどない上に、プロの機構が不安定で、若い才能が将来を託す気になれないからだ。MLBやNPBへの流出が止まらない。(鄭凱文は日本に来てから阪神と契約を結んだ)WBCとは関係がないが、NPBの将来を見る気がしてちょっと心配になった。 

■後日談:性懲りもなく台湾は今年も八百長事件を起こした。プロ野球どころではない。気になるのは、NPBがそんな台湾でアジアアップを開催することを認めたことだ。何を考えているのか、と思う。

 

WBC鑑定団その14 Pool-A 韓国|2009WBC

200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

韓国野球の伝道師と言えば、室井昌也さん。韓国野球ガイドは必携だ。そろそろ出るかなと思っていたら、何と3/5の発売。だから、このロースターはいろいろな資料をかき集めて作った。これも室井さんの本を買って完璧なものにしたい。

まずは投手。

KOR-P

 

北京を制した柳賢振、金広鉉の2枚看板は健在。金広鉉は強化試合に出てきて打たれていたが、本番と練習では集中力が違うはずだから問題ないはずだ。この2枚とベテランの孫敏漢あたりに注目したい。クローザーは、ヤクルトの林昌勇で決定かと思ったが、最後になって呉昇桓が入ってきた。韓国ナンバーワンである。北京での救援失敗の雪辱をかけているのだろうが、ちょっと精神的に弱そうなエピソードが入ってきている。怪我をした林との二枚体制だろうが、首脳陣としてはまだ林に期待をかけているのではないか。鄭大炫も達者な投手である。

実績でいえば、NPBの投手たちが上だと言いたいが、一番の試合にかける気力、日本に対する対抗心などを考えればイーブンか、少し韓国の方が上だと思う。

野手を見る。

KOR-F

 

北京の時は鄭根宇、李承燁、金東柱が3、4、5番を組んだ。今回は3人ともいない。強化試合を見ていても、李承燁は確かにすごい打者だなあと思うことしきりだが、彼がいなくても、大きな穴があくわけではない。本塁打王の金泰均や李大浩を中心にした打線は、強力な上にスピードがある。つなぐ野球もできるし、日本と違って中軸打者がぶれない分、強いのではないか。1番を打つであろう李鍾旭もパワーアップしている印象だ。

昨年、MLBで月間MVPを受賞した秋信守は、日本での強化試合には出てきていない。体調が万全ではないようだ。この選手は“秘密兵器”ではないだろうか。30歳代はわずか一人と言う、元気あふれる野手陣だ。

STATSよりも下の力しか発揮できない日本に対し、韓国はSTATS以上の力を出してくる。それはサッカーでも証明済みである。今のところ、韓国は本来の力を表してはいないが、日本戦の韓国は別のチームだと思った方が良い。日本は勝つためには、トラウマを払しょくしなければならないし、作戦的には1人の投手に頼るのは難しいだろう。WBCの各試合の中でも、最もヒートアップする試合になるのは必定だ。

 ■後日談:2010年、ロッテに金泰均が来ることになった。楽しみである。日本人にない熱さを存分に見せてほしい。韓国野球は、恐らくWBCを経てまた少し変質するだろう。いずれにせよ、日本とは僅差にいる。



 

WBC鑑定団その13 Pool-A 中国|2009WBC

200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

中国のプロリーグは、以前に比べると体制が整ってきているようで、STATSも公開し始めた。まだ試合数が少ないので、実力のほどはうかがえない。

また、ベスト10までの選手しか通算成績を出していない。個々のボックススコアはあるので、ここから通算成績を出すことは可能である。今のロースター表はほとんど埋まっていないが、追いかけて数字を埋めていきます。

CHIN-P

 

ほとんどが北京オリンピックの投手で占められる。ということは、それなりに働くということなのだ。やや新鮮味にかけるというきらいはあるが。これに、横浜と西武の支配下で実力を養っている朱大衛、陳瑋が入った。まだ両投手とも公式戦には出場していない。中国は北京五輪でチャイニーズタイペイに勝ったが、両者の差は縮まっているのだろう。

野手は以下の通り。

CHIN-F

 

中国のメンバーで特徴的なのは、レギュラーシーズンで打撃、投手成績ベスト10に入った選手がほとんど含まれていないこと。野手でいえば王靖超だけである。意図はわからないが、おそらくは将来を見据えた若手中心の起用なのだろう。(←左は間違い。りくらむ様のご指摘の通り、五輪会期中代表選手が試合に欠場し、規定回数、打席に達しなかったため)

何せ国家の力で強化してくるから、数年後には侮れない存在になるはずだ。MLBも、中国を市場としてはっきり意識している。本土から初めてMLBに指名されたNYYの張振旺もロースターにはいっている。

強化試合を見た限りでは、投打ともにNPBの二軍より少し下と言うレベルだろうか。アジアでは4~5番目のレベル。150kmのボールは打てないクラスだ。ただ、強化試合でも楊洋がホームランを打ったように、日本のエンジンがかからないうちに得点されるケースはありそうだ。

日本としては3/5の試合で、完勝することで調子を整えていきたいところだ。

 ■後日談:ほぼ間違いなく、次回のWBCでは日本の強敵になっているだろう。MLBが今、最も力を入れて選手を育成している国だ。その片鱗は、今回も少しずつ見えていた。台湾を抜くのは時間の問題だ。

WBC鑑定団その12 Pool-D プエルトリコ|2009WBC

200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

おそらくはベネズエラとほぼ互角、メキシコよりやや上という感じの陣容である。中南米の国にしては、追加補強もないし、きっちりと選手を選んできたという印象だ。

投手陣から。

PUER-P



 

先発投手はMLB現役の3人が柱だろうが、防御率が4点代後半から5点。いずれも3番手程度のスターターだ。バスケスはスタミナ十分だが、常に勝ち負けが拮抗する投手。逆にサンチェスは5回以降につかまる傾向が強い。球数制限を考えればサンチェスの方が使えるかもしれない。スネルは球がどこへ行くかわからないタイプ。いずれも不安材料があるので、投手は早めの継投が前提になるだろう。

そうなると2005年にソフトバンクにいたフェリシアーノが大活躍しそうだ。86試合登板はMLB最多。左殺しのロメロ、BOSでよく見たロペス、いろいろな場面に使われるリベラと、70試合登板以上の投手が4枚揃っているのは壮観。投手陣は中継ぎが引っ張ることになるだろう。

 

野手も特徴的だ。PUER-F

 

プエルトリコの野球少年は、草野球をするとき、我さきにキャッチャーになりたがるのではないか。ロースターを見ると、そう思いたくなる。

I-ROD、Yモリーナ、そして新人王ソトに選に洩れたBモリーナ、さらにはJモリーナやポサダもこの国の捕手なのだ。昨年のヤンキースにはそのうち3枚が揃っていたことになる。

捕手だけでなく、内外野共に非常に強力。派手さはないが、ベルトラン、デルガド、リオスという顔ぶれは、スピードもパワーも一級品だ。ベルトラン、デルガドがNYMのチームメイトで実際に打線を組んでいるのもプラス要因だ。西武のボカチカは力の見せどころだ。

そして、ロースターにバーニーの名前があるのだ。怪我で出場が危ぶまれたが、名前は残っている。背番号は、イチローがあこがれた「51」。本当に出場するのだとすれば、これは伝説のはじまりだ。

このチーム、うまく回ればUSAのライバルになるのではないか。期待できるチームだと思う。

■後日談:中南米最上位の座をベネズエラに譲った。このチームもまとまりを欠いたという印象だ。I-RODことイヴァン・ロドリゲスが、ただ一人点を稼いでいた。

 

WBC鑑定団その11 Pool-D パナマ|2009WBC

200933日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

パナマは、前回、オランダに大敗している。大物選手が何人かはいるのだが、その他の選手との力量の差が大きく、チームとしてはまとまりがなかった、という印象だった。今回もその印象は変わらない。

PANA-P

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セットアッパーに人材はいるが、先発は人がいない。立ち上がりからつなぎでしのぐ作戦だろうか。一次ロースターからの落選者に大物はいないので、これがいっぱいいっぱいなのだろう。オランダより落ちるかもしれない。

続いて野手。

PANA-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワールドチャンピオンフィリーズのホームベースを守ったルィーズが心強い。Cリーは、一時辞退が報じられたが、二次ロースターに入っていた。このスラッガーがいるといないでは大違いだ。これにNPBのズレータ、MLB64本塁打のリベラ、MLB実績も少しあるチャベスあたりが主力になるのだろう。

打線としてはオランダよりは上だと思うが、投手陣が覚束ないので、今回もPool-D最下位の恐れがある。今のメンバーがそのまま出場できるのかにも不安があるし。マイナーの若手の奮起が期待されるところだ。

■後日談:マリアノ・リベラの今期の大活躍は、WBCのベンチに座りながら一度もマウンドに立たなかったことと関係があるかもしれない。影の薄いチームだった。

WBC鑑定団その10 Pool-D ドミニカ|2009WBC

200932日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

ラテンアメリカの野球事情を知りたいなら、鉄矢多美子さんのブログは必読だが、ドミニカは恐ろしいほどの盛り上がりのようだ。毎年盛り上がるカリビアンリーグが、今年はそれほどでもなく、国中がWBCで沸騰している。

しかし、それとナショナルチームのマネージメントは別なのだ。国際大会のたびにトラブルが起きている。ビザの発給や移動の手配、選手のサポートなどなど。また、メンバーの決定も二転三転する。ラテンアメリカ特有とでもいうべきか。プホルスは保険がきかないことを理由に辞退したが、ひょっとするとこのマネージメントに嫌気がさしたのかもしれない。

投手陣から。

DOM-P

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルケス、ヒメネスは働くだろう。注目は、WBCで再起を目指すペドロだ。2008年はめっきりと力の衰えを感じさせたが、復活できるだろうか。セットアッパーは今やMLB屈指のスプリッターのアレドンド。Jクルーズがクローザーか。投手陣は、USAに次ぐ布陣だ。ただ、先発の3枚目以下の不安とブルペンの手薄さがやや気になる。

投手陣にとってそれ以上に問題なのは、捕手の問題だ。

野手を見てみよう。

DOM-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと捕手は手薄だったのだが、若手のパウリーノ、ウィリキン・カスティーヨが外れて、実質的にオリーボ一人。これではあんまりだということで、アルベルト・カスティーヨを引っ張ってきた。このおっさんは、一昨年までBALにいた。

オリーボはSEAの正捕手だった時から肩には定評があった。2008年は33回走られて14回阻止。阻止率.424、トップクラスだ。しかし捕手防御率が4.42。いまいち信頼感がないのだ。ただこのままでは投手との相性が悪くても、代えようがないという状態だ。

前回大会で当たっていたのはベルトレ(出場は微妙な情勢だが)。プホルスのバットは湿っていた。どうやらWBCに向く選手とそうでない選手があるようで、今回も伏兵が活躍するかもしれない。A-RODはこの手の短期決戦で良かった記憶がないのだが。このロースター発表後にテハダが「1Bを守るのはやだ!」と辞退したが、薬物事件以後、めっきり衰えが見えるテハダの穴はそれほど大きくないだろう。むしろ、2008年春に絶不調だったオルティーズの仕上がりが気になるところだ。(2月27日テハダは前言翻し出場と報じられる)

外野陣はやや迫力不足。しかし、MLB1,2位の盗塁数のタベラス、レイエスの1、2番もすごいと思う。この打線では、監督の倅のモーゼス・アルーの出番はないだろう。親父さんのアシスタントではないか。

昨日、USAの外野陣からサイズモア、ホウプが抜けることがわかった。スピードではドミニカが一枚上になった感がある。確かに有力な候補には違いないが、ドミニカの場合、この陣容のままで本当に試合に臨めるのか?捕手は大丈夫なのか?また、このタレントたちをアルーのお父さんはちゃんと采配できるのか、などのマネージメントの問題があると思う。USAのDジョンソン監督が、ライバルにドミニカではなく、日韓を挙げたのも、そういう側面を見ているからではないか。

 3/7A-RODが正式に辞退。かわってユーティリティのタティスを補充。

 ■後日談:ベンチで呆然とするオルティーズの顔が忘れられない。元気だったのはペドロだけだ。そのペドロもワールドシリーズで轟沈。良くも悪くもドラマチックな国ではある。

WBC鑑定団その9 Pool-D オランダ|2009WBC

200931日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

オランダの国内最高峰リーグ、オランダメジャーリーグ(NM)は8チームで行われているが、そのうち1チームはコニカミノルタがスポンサーのコニカミノルタ・ピオニアーズである。実力はヨーロッパ1。WBC前回では。キューバに6-9と食い下がったパナマを10-0で降している。このときには、NMのデヨングが先発マルティスのあとをつないで好投した。

このチーム、そこそこやると思うのだ。リーグのSTATSを見ていると、それなりに機能分化がされているし、引き締まった試合が行われているように思えるからだ。また、HPを見ても組織がしっかりしていて、リーグがちゃんと運営されていることが分かる。マネージメントは、少なくともドミニカよりも上だと思う。

まずは投手。

NL-P

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ATLの主軸に育ったジャージェンスが辞退したのは大きい。昨年、TEXのマイケル・ヤングを骨折させたSポンソンがエース格。体重は130kgオーバーか。球速と体重とどちらのキロ数が上だろうか?

NM選手の実力は、前回でも証明されたが、AAクラスより上ではないかと思う。今回も2008年シーズンの防御率1位のコルデマンス、2位のバーグマン、4位のボイドが名前を連ねているが、パナマやプエルトリコには通用するのではないか。

バンカンベン、ワルスマというセットアッパーも計算できるかもしれない。

野手は以下の通り。

NL-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捕手はマイナーの2人ではなくデヨングではないか。オランダを代表する強打者である。内野のリーダーは今は独立リーグだが、MLB8年、通算49本塁打のシモンか。外野で期待したいのは、強打で台頭しつつあるAAのハルマン。中心となる強打者がいないために、打線の迫力がないが、NMの外野手4人は、これまたリーグ最強の4人である。

オランダチームは、すでにMLBマイナーや大学チームと強化試合を行っているが、結構健闘している。リーグを挙げて、WBCに参加しているという感じもある。Pool-Dではパナマとどっこい。最弱とみなされるかもしれないが、大番狂わせを演じる可能性があると思う。

 ■後日談:ずいぶん沢山のオランダ選手を覚えた。WBC前半戦を盛り上げた、最大の功労者である。組織力が個人力に勝ることを証明してくれた。

WBC鑑定団その8 Pool-B 南アフリカ|2009WBC

2009228日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

この国での野球の歴史は100年を超している。イギリスの影響の強い国だから、サッカーやテニスなどに比べるとマイナーではあるが、全国大会が開催されている。ただし、個人技が中心で、チームプレーはまだまだ。またアパルトヘイトの影響が残り、一流選手はほとんどが白人である。

これは、日本から南アフリカの隣国、ジンバブエで野球指導をしている伊藤益朗さんのブログからの引用である。http://www.geocities.jp/zzyykai0110/new/

南アフリカからMLB機構へは10年くらい前から選手が行っている。しかしメジャーまで昇進した選手はいない。マイナーでの経験を積んだのちに、帰国して国内リーグで活躍する選手が多い。アメリカの大学で野球をする選手も散見されるが、ドラフトにかかる選手はいない。

投打ともにあげよう。SA-PSA-F

南アフリカ野球プレミアリーグの情報はほとんどない。アフリカでは最強だが、その実力は未知数だ。(投手で登録されているエカーマンスは、The Baseball Cubeでは、打者のSTATSが載っていた)

前のWBCでの成績は、アメリカ(クレメンスが登板)に0-17、メキシコに4-10、しかしカナダには8-10だった。野球と言うゲームは、一発勝負では波乱が起こる可能性が大きい。今回でいえば、オーストラリアを食う可能性は十分にある。

絶対的なエースは、AAまで行ったバリー・アーミテージ。さらに、アメリカを1回無失点に抑えたエラリオもいる。今大会最年少のロブも興味がある。

ロースターを見ると、ヨーロッパ系の名前ばかりで、黒人らしき名前は内野手のンゴベだけだ。白人中心なんだろうか。

前回大会で、私はこうしたマイナーな国には関心がなかった。しかし、今年はそういう国もじっくり見たい。J-SPORTSのライブに注目だ。



■後日談:南アフリカは、予想通り弱かった。ワールドカップを開催するのを見てもわかるとおり、ヨーロッパ圏の影響が強いのだ。しかし、参加することに意義はあったと思われる。

WBC鑑定団その7 Pool-B オーストラリア|2009WBC

2009228日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

オーストラリアの“実力”は、こないだみんなが知ってしまったので、「ま、怪我しないで帰ってほしい」とか「カンガルーへのメキシコのお土産は何かな?」とか思うかもしれない。

確かにSTATSを見ても、MLBのレギュラークラスはいない。

まずは投手。AUS-P

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一線級のローランドスミスは、SEAで先発転向が濃厚なため辞退したし、優秀な中継ぎバルフォアもいない、マイケル中村も読売でのクルーンとのポジション争いを優先した。阪神のウィリアムスは、エントリーさえされていない。

元阪神オクスプリングのあの大きなカーブ頼みになるか。よっこらしょと投げる他の先発陣は、通用しそうにないだろう。

野手を見てみる。AUS-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こないだの大阪ドームの試合で活躍したヒューバーやスネリングは、打線に残るだろう。数字だけを見ても誰が中軸かはわからない。今年MINでMLBに上がるかもしれないヒューズやARIのAAAの快速オェルティンが柱だろうか。

京セラドームで哀愁漂うぽとりを連発したブライス君は、WBCをオーストラリアで観戦することになったようだ。

しかし、である。彼らは、あの戦力で何億円もの年俸をもらっている日本代表から、2試合で13安打(松坂から5本、ダルビッシュから2本)4点も奪ったのである。Pool-Bで、調整不足のメキシコやキューバから勝ち星を挙げる可能性は皆無とは言えない。あのちんたらした野球でも、振り回したバットの真芯にボールが当たらないとは限らないのである。

野球の面白さは、そういう不確定要素にある。J-SPORTSの中継を楽しみに見たい。

 ■後日談:豪代表を辞退したジェフ・ウィリアムスも、マイケル中村も、ローランドスミスも、今年は不本意な成績に終わった。これなら出ていたほうが良かった、とは後知恵ではあるが。 

WBC鑑定団その6 Pool-B メキシコ|2009WBC

2009228日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

メキシコと言う国は、サッカーでも野球でも強いのか弱いのかわからないところがある。北米とラテンアメリカにはさまれて、個性が浮き立たない印象だ。

この国には、独自のプロリーグがある。メキシカンリーグである。形式上はMLB機構の下位にあってAAAクラスにあるが、他のマイナーリーグでは若いプロスペクトがひしめいているのに対し、このメキシカンリーグは40に手が届こうかというおっさんが主力だ。USAの野球をリタイアした選手が、国内リーグで活躍するというパターンができている。だから、マイナーと言っても、経験は十分なのだ。

まずは投手陣。MEX-P

メンバーは、ベネズエラより少し落ちる程度か。ガーザ、デラロサという働き盛りのスターターは外れたが、ペレス、カンピーヨに加えて、カンポス、オルテガはAAAの上くらいの力がある。トラブルメーカーのアヤラは、本来はクローザー、セットアッパーだがMLB一次登録ではSPになっていた。おそらくはつなぎだろう。

先発以上に充実しているのがブルペンだ。アヤラに加えて、若手クローザーの代表格に上がってきたソリアがいる。ただ枚数が足りない。レイエスは昨年までMINで主にワンポイントで多用された左腕だが、それほど成績は良くない。それもあってかマイナーからプロスペクトを補充している。

打者は以下のとおりである。MEX-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主だったメンバーは残っている。このロースターには兄弟が二組。1塁2塁は、ゴンザレス兄弟。顔だけ見れば区別がつかないが、左打ちで大きくてより長打力のある方が弟だ。さらにヘアストン兄弟は父、祖父、叔父もメジャーリーガー。こちらも弟の方が長打力がある。カントウ、ゴンザレス弟、ヘアストン弟という中軸は破壊力がある。走れる選手がやや不足か。元オリックスのガルシアは、守備がいまいちだからDH候補か。

 前回同様、メキシコは一次予選はOKだろう。絶対的な投手がいないので、それより上は厳しそうだ。

 ■後日談:今年、ゴンザレスの弟がブレイクした。へアストン兄弟も元気だった。WBC帰りの不振が目立った中では、異色の感があった。 

WBC鑑定団その5 Pool-B キューバ|2009WBC

2009227日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

キューバの野球シーズンは、11月から3月まで。トップリーグのセリエナシオナルベイスボルは、東西2地区16球団が90試合を戦う。さらに上位8球団によるトーナメントがある。しかし、オリンピック、WBCなどの国際大会はこれに優先する。

確認していないが、今、キューバは2008-09シーズンの終盤のはずだが、リーグ戦は中断しているのだろう。

野球はキューバの国技であり、最も人気のあるスポーツだが、経済封鎖の続くキューバでは、トップリーグであっても施設はみすぼらしい。女子の代表の話だが、国際試合で相手チームにバットやボールの借用を申し入れたというエピソードもある。

私は昔から今まで、野球のSTATSをいろいろ見てきた。その上で感覚的に思っているのだが、野球のSTATSには「進化の法則」ともいうべきものがある(大層だが)。

投手でいえば、昔の野球では防御率が低くて完投が多く、エースは先発もリリーフもする。反対に、救援専門の投手は二流の投手がするものだった。打者でいえば強打者は打率が高く、足も速く、オールラウンドプレーヤーである。

投手の防御率が低く、同時に打者の打率が高いとは矛盾しているようだが、要するに一握りの優れた選手が試合を支配する形である。50年ほど前までのMLBがちょうどそんな感じで、打率や安打に関するアンタッチャブルな記録は、この時期までに作られている。大選手の時代と言うべきか。

それが、時代を経るとともにリーグの選手全体の水準が上がり、打率や防御率の記録は低レベルになっていく。反対に奪三振と本塁打の記録が伸びていく。投打で分業が進み、投手はスターター、セットアッパー、クローザーに分かれ、打者も出塁する、つなぐ、走る、返すの機能分化が始まる。さらに捕手の多くはデフェンスの選手となり、打者としては期待されなくなる。野球はどんどん緻密になっていく。今のMLB、NPBはまさにそういう進化の先端にいる。一言でいえば、スモール・ベースボールの時代である。

さて、奇特な人がいるもので、キューバのリーグの記録が、WIKIPEDIAに載っている。また、英語版にも資料がある。あれやこれやの資料を集めて、代表選手のSTATSを作った。

長々と説明してきたのは、キューバのSTATSを打ち込んでいて、これは相当古い野球だなと思ったからだ。

投打を一度に見てみよう。2008と書いている年度は、正確には2007.11~2008.3の記録である。CUBA-P

 CUBA-F

先発投手陣は防御率が素晴らしい。Yゴンザレスなど15戦無敗である。防御率が良い割にWHIPの数字が大きいのは、四球がやたらに多いからだ。投手の分業も明確ではなく、大エースがしばしばリリーフもする。専門のリリーバーの成績はぱっとしない。

打者は、14人中9人のOPSが1点を超えている。どの打者も打率が非常に高く、打点も多い。さらに、捕手が打線の中心にいる。右打者が多い。

個々の選手については、ほとんど知らないが、この国では、相当に荒っぽい力の野球が相変わらず行われているという印象である。MLBがリードする野球とは異質だ。多くの打者が安打や四球で出塁し、次打者の豪打で帰ってくる。そんな大時代の野球である。

毎年アメリカに多くの選手が流出し、数字を残しているのを見ても、キューバ選手のポテンシャルは高いことがわかる。一発勝負には強いはずだ。また、VTRで見る限り、速球は2シームが中心。打ちにくい球を投げている。さらに、20代の選手の多くはMLB市場へ自分を売り込む好機ととらえているだろう。

しかし、チームとしての機動性や作戦能力はどうだろうか。仮に日本やUSAなどの近代野球が周到に攻めれば、十分に勝機があるのではないか。また、トップの選手と控えの差も大きいと思うのだが。

経済的に困難な状況で、さらに多くの選手が流出する中で、キューバ野球のポテンシャルは上り調子とは思えない。国家の威信がかかっているキューバだが、今回も優勝の可能性は低いのではないか。

 ■後日談:日本には通用しなかった剛速球のチャプマンが、ストーブリーグの渦中にいる。MLBで進化して、通用する可能性は大いにあるだろう。コントレラスのように完成された投手ではないので期待できる。

WBC鑑定団その4 Pool-C USA|2009WBC

2009227日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

そろえてきたな、という感じである。誰が出ていない、彼が出ていないという話はあるが、何せMLB選手の8割がUSAである。出ている選手の方がはるかに少ないのだ。名前ではなく、投手、野手共に本当に動ける選手がそろったという感じがする。

投手陣は以下の通り。USA-P

 サンダース、カズミアが洩れたのは確かに残念だが、それでもこれだけの先発陣をそろえている。ピーヴィ、オズワルトは働きそうだ。

それ以上にすごいのがブルペンだ。30セーブ以上のクローザーが2人(ネーサンはのちに辞退)、70試合以上投げているセットアッパーが3人(さらに2人追加)。そのうち2人(+1人)は左だ。飛び抜けた存在はいないが、この投手陣は全員が働くだろうと思わせる。WHIPの低さがそれを物語っている。

野手も充実している。USA-F

全員が100試合以上出場で二桁本塁打。今、盛りの選手をそろえている。

捕手には若手ではラッセル・マーティンと双壁のマッキャン、1塁にユーキリス、2塁にペドロイア、3塁にチッパー、SSがジーター。サイズモア、ブラウン、グランダーソンの外野もスピードとパワーにあふれている。ここでも、絶対的な大砲はいないが、シュアな中距離ヒッターをそろえている。OPS1は野手13人中11人が0.85以上だ。

野手のスターターはグランダーソン、ジーターを除いてヨーロッパ系で占められそうだ。オバマ元年に少し不思議な感じだ。また、ユーキリス、ブラウンとユダヤ系が二人。そして何より、ジーター、サイズモア、ユーキリス、ペドロイアとMLBで人気投票をすれば確実に上位に来る顔が揃っている。

アメリカでのWBCの盛り上がりは、今回もいまいちだそうだが、このロースターは本気だ。今後紹介していくドミニカと比較しても総合力では上だ。自国で最後までやるというメリットもある。

私は優勝候補の筆頭に挙げてもよいと思う。

 

ドミニカはテハダが辞退した由。1塁を守るのが嫌なそうな。オルティーズへのあてつけか、と思う。戦う前から崩れ始めている感ありだ。

 3/1追記。サイズモアとホウプが負傷で辞退。USAに激震である。追記2サイズモアの代役にビクトリーノ召集。ホウプは未確認。

 3/7 ネーサンとBJライアンの代わりに4人のセットアッパーを追加招集。外野にAダンを追加招集。

 ■後日談:私はUSAのロースターは決して弱体ではなかったと思う。ただ、とくに投手陣があまりにも調整不足だった。怪我をしないように動いていた。それでもけが人が出てしまった。WBCのマネージメントの難しさである

WBC鑑定団その3 Pool-C ベネズエラ|2009WBC

2009226日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】

さて、ベネズエラ。中米的な色彩も強く、サッカーよりも野球の方が人気がある。アメリカの影響を強く受けているが、チャベス大統領は反アメリカの急先鋒だ。

いろいろ矛盾したところのあるベネズエラだが、そのロースターもちょっと驚く。特に投手。VENE-P

何と、最終ロースターに残った13人の投手の内、6人が1次ロースターにはなかったメンバーなのだ。1時発表の時、候補に挙がった投手にちゃんと確認したのか?といいたくなる。サンタナの辞退は大きく報じられたが、それ以外にもこれだけのMLBの投手が辞退したのだ。球数制限の厳しいWBCでは、先発投手以上に中継ぎが重要になるのだが、べタンコート、ピント、リンコンという達者な中継ぎが抜けてしまった。穴埋めに一線を退いた元MLB投手を補充している。ザンブラノ以下の先発投手はそこそこだが、世界一のクローザーF-RODにつなぐまでが心もとない。バランスが悪いという感じだ。

しかし、サンタナからF-RODのリレー、見たかったなあ。

(2/26ザンブラノが辞退)

野手は強力だ。VENE-F

 

元気いっぱいのMカブレラにアブレイユ、オルドニェス、Cギ―エンというベテラン陣。なかなか凡退しない打線と言う感じだ。守りに定評のあるイズトゥリス、ブランコが1、2番か。日本人としては、ORIXのカブレラにぜひ出てほしかったところだが、1次ロースターには入ったものの、落選。この顔触れではやむを得ないか。内野では2塁がやや手薄。ユーティリティのスクータロが回るのだろう。

ただし、大きな穴があいている。捕手である。ラモン・ヘルナンデスは少し前まで強肩でならしていたのだが、2008年はMLB最多の99盗塁を許している。しかもパスボールが多い。投手が安心して投げられるかどうか。

中米のチームに共通することだが、ナショナルチームのマネージメントは、ややずさんなのではないか。チーム力としては上位だが、それが本当に発揮されるか、疑問が残る。

■後日談:ベネズエラはいいところまで行ったが、中で気になったのはイチローのライバルの一人、オルドニェスの不元気さだった。案の定、レギュラーシーズンも不調に終わった。
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広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ34年になります。

2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。

広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。


2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

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