野球の記録で話したい

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ライアン・ブラウン プホルズに立ち向かう打者|2009年の注目選手-10

ライアン・ブラウンは最新のスラッガーである。NCAAきっての名門大、マイアミ大学で3年連続OPS1.000オーバーを記録。1年生の時にKcから6順目で指名されていたが、3年後にはMILから1順目(全体5位)へと評価が上がった。そしてMLB機構入りしてから足掛け3年、199試合でMLBに駆け上がった。

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もとは3Bだったが、2008年からLFにコンバート。守備の負担が軽くなった。2007年には26個のエラーをして守備率がMLBダントツ最下位(22位).895だった。マイナーでも.900前後の守備率だったから、これは賢明だろう。

まだ、この選手は四球をあまり選んでいない。出塁率はあまり高くないが、2010以降確実に四球は増えていくだろう。

UCLAの名門出身、高卒のプリンス・フィルダーとは対照的だ。ともに歩くよりも打ちたいタイプ、守備もいまいちだが、性格的にはライアン・ブラウンは円満。チームは、フィルダーよりもブラウンとの契約を優先したようだ。運のよさも感じる。

プホルズにとって、彼が3冠王を阻む最大のライバルなのは間違いがない。

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アリーグで一番長打を打った打者は?|2009年のMLB、NPB-13

長打とは、安打数から単打を引いたもの。二塁打、三塁打、本塁打である。長打数の多い打者は、本塁打は打つがあとはからっきしの打者よりもはるかに怖い。チームの貢献度は高い。規定打席以上のアリーグの長打数のランキングである。

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2009年NYYのMVPを選ぶとするならば、タシェアラだろう。この長打数がそれを物語っている。2位との差もダントツである。以下には中距離打者が多く並ぶ。チームでの信頼感が高い打者でもある。TBのペーニャは、安打に占める長打の割合が最も高いが、これは本塁打は打ったがあとはからっきしの典型だったということだ。

イチローは、予想通りランクは低い。何といっても単打数リーグ1位である。松井もそれほど長打が多かったわけではない。

トータルに見てわかるのは、長打率と長打数は、全く別の指標だということ。長打率No.1のマウアーは、長打数では29位に過ぎないのである。

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ランディ・ジョンソン、名誉ある引退|2009ベテランの勤務評定-03

ランディ・ジョンソン引退。自分で潔く幕引きをしたのは、このクラスの大物としては、2007年限りのクレイグ・ビジオ、2008年限りのマダックスがいるが、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサ、フランク・トーマスらが煮え切らないエンディングを迎えている中で、余力を残しての引退は爽やかである。

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ランディ・ジョンソンは1982年、ATLから4順目指名されるがUSC(南カリフォルニア大)に進む。1985年2順目でMTLと契約。ボーナスは6万ドルだった。この年のドラフト1順目トップはバリー・ボンズ。1順目にはピート・インカビリアの名前もある。同時期USCには、マーク・マグワィアがいた(学校は違う)。ちなみにランディとマグワイアの誕生日は20日違いである。工藤公康とも同い年だ。

プロ入り3年目でMLB登板を果たすが、コントロール難に苦しみ、SEAにトレードされる。以後もシーズン100四球を出すが、チームが先発で使い続けるうちに徐々に数字は安定する。

ランディ・ジョンソンがリーグ屈指のスターターになったのは30歳の93年からである。奪三振は300を超え、四球は100以下となる。以後、故障した年はあるが体調万全のときは、絶対的なエースとして君臨した。1998年HOUへ、翌年ARIに移籍。ランディの全盛期は36歳のこの年から4年間ではなかったか。大器晩成型の投手だったのだ。

ビッグ・ユニットと言われる208cmの巨体、しかも左、うなる速球と高速スライダー、これでコントロールが良くなったのだから手がつけられない。ある時期のMLBの顔だった。ランディの偉大さは、何度も故障をしながらその都度立ち直ったことにある。自らを冷静に統御できる選手だったのだと思う。

NYYに移籍した2005年くらいからは、球威が衰え「顔」で投げている印象があった。2009年も何試合か中継があったが、往年の威圧感はもはやなかった。

ランディ・ジョンソンの303勝は歴代22位に当たる。

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300勝以上の投手はほぼ殿堂入り当確とされている。引退後、ドーピング等の発覚がないという前提ではあるが、5年後にはクーパーズタウンでランディ・ジョンソンは晴れがましいコメントを述べているのではないか。

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セス・マクラング、MILからFLAへ。2月6日|記録庫2009

速球派の先発兼セットアッパー。99年に5順目でTBに入団。速球派の投手として頭角を現した。MLB昇格直前の2003年にトミー・ジョン手術をするが、速球は衰えなかった。長身巨漢、投げおろしの威力ある球が武器だが、コントロールが悪く、先発投手としては目立った成績は残していない。若さと速球が魅力だ。マイナー契約。

 Seth McClung

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ギレルモ・モタ LADからSFへ。 2月2日|記録庫2009

ドミニカ出身のモタは、1990年NYMと契約。以後96年までSS、3Bとしてマイナーでプレーするが、三振が多く荒いバッティングの上にエラーが多かった。そこで強肩を活かして投手に転向。マイナーリーグからスタートし、優秀なSTATSを上げて99年にはMLBにデビューした。以後、毎年50試合を投げるセットアッパーとして息の長い活躍を続けてきた。37歳になるが、速球を中心に小気味よい投球をする。連打される癖があるが、まだ通用する投手である。マイナー契約。

 Guillermo Mota

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ジョシュ・フォッグCOLからNYMへ。1月29日|記録庫2009

大学、マイナーの時はクローザー、セットアッパーだったが先発に転向し、PITで3年連続10勝を挙げた、球威はなく微妙な球筋を投げ分けて、打たせて取るタイプ。またスタミナもないが、打たれながらも数字を残していくしたたかな投手だった。しかしここ2年は成績を落としていた。マイナー契約。NYMではセットアッパーとして起用すると思われる。

Josf Fogg

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ミゲル・バティスタ、SEAからWANへ。1月29日|記録庫2009

2007年に限ればSEAでエース級の活躍をしたバティスタだが、年々成績を落とし、2009年はセットアッパーに。それなりに好投したが、900万ドルと言う年俸に見合う働きとはとても言えなかった。城島との相性が良い数少ない投手の一人でもあったが。

腰に故障を抱えており、球威が落ちている。今年は39歳になるが、クレバーな投手でもあり、もうひと働きする可能性はあるだろう。マイナー契約。

 Miguel Batista

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ホゼ・コントレラス COLからPHILへ。1月28日|記録庫2009

キューバに対するMLBの認識を変えてしまった投手である。2003年、つまり松井が入団した年にBOSとの争奪戦の果てにNYYに入団。しかし、故障に加えて成績もぱっとせず、2年15勝でCHWに移籍。ここではローテーションの一角を守ったが、前評判の剛腕投手と言うより打たせて取る老獪な投球に代わっていた。2005年から翌年にかけては17連勝を記録した。しかし、以後は年々成績を下げている。

ことし39歳と言う年齢でもあり、どれだけ働けるかは不明だ。MLBは以後、キューバ選手の獲得はベテランではなく、若手に限定するようになった。1年150万ドル。

Jose Contreras

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ジョン・ガーランド、LADからSDへ。1月26日|記録庫2009

MLBで最も安定感のある投手の一人であるジョン・ガーランドはLADから同地区のSDへ移籍した。470万ドルの1年契約で翌年は双方にオプションが付いている。

Jon Garland
97年CHCの1順目で入団。以後先発投手として成長し、2002年からはローテーションの一角として毎年二桁の勝ち星を上げる。若いころは球数が多く四球を出す投手だったが、2005年ころから無駄球が減ってエース級の成績を上げるようになった。2007年FAでLAAに、2008年末にはARI、LADと移籍をするが、ローテーションを外れることはなかった。

これほどの投手でありながら評価がやや低いのは、被安打率が高く、防御率、WHIPが良くないからだと思われる。しかし、間違いなく計算のできる投手である。

 

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ベン・シーツ、MILからOAKへ。1月26日|記録庫2009

長くMILのエースとして活躍してきたシーツだが、2008年9月にひじを痛めて2009年はシーズンを棒に振った。1年空白があるのにもかかわらず、1000万ドル+出来高の1年契約。

Ben Sheets
シーツは99年1順目でMILに入団。先発投手として3年目にはMLBに昇進し、重たい速球と抜群の切れがあるカーブ、チェンジアップなどを駆使してエースとして君臨した。打線が弱いこともあって負け星が多い。また被安打数も多いが、スタミナ抜群の投手としてローテーションを守り続けた。

しかし、2005年から肩の故障をたびたび起こし、満足なシーズンを送れなくなる。2008年にようやく復活するも、今度はひじのけんを断裂、手術を行った。

資金不足のOAKが大枚をはたいて獲得。ビーンGMにとって勝算のある商売なのだろう。なお、広島、阪神で活躍したアンディ・シーツはいとこ。

 

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ホセ・アルレドンド、LAAからCINへ。1月22日|記録庫2009

ドミニカ出身。2008年に速球とスプリッターでセットアッパーながら10勝を挙げブレークした。三振の取れる投手であり、K-ROD二世とまで言われたが、一転打ちこまれ、通用しなくなった。球速が落ちたのが原因ではないかと思われる。春先のWBCでの登板の影響があったかもしれない。マイナー契約でCINへ。若いし、まだ充分可能性がある。

Jose Arredondo

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左腕リッチ・ヒル、BALからSTLへ。1月22日|記録庫2009

2007年1年だけながら、BALの先発投手として安定した成績を残したリッチ・ヒルは、2002年4順目でCHCに入団した。切れ味のある速球とチェンジアップで三振をバッタバッタととるタイプだが、安定感がなく、ときに四球を連発したり、連打を食らったりした。ここ2年はマイナーとMLBを往復。マイナー契約で、スプリングキャンプ招待選手として再起を目指すこととなった。

Rich Hill

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ダグ・デイビス、ARIからMILに。1月22日|記録庫2009

MLBの先発投手は31、2回登板するのが普通だが、この投手は34、5回は先発する。タフで故障の少ない投手。四球をたくさん出すがとにかく試合は作るというタイプだ。2008年の春に甲状腺がんが見つかるが初期であり、手術をしてシーズン後半には復帰。2009年は先発でシーズンを投げ通した。病気にもめげない投手だ。

古巣のMILに復帰。1年525万ドル+オプションだが、登板数によって1275万ドルまで年俸が上がる契約。

Doug Davis

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ジョエル・ピネイロ、STLからLAAへ。1月22日|記録庫2009

エースのジョン・ラッキーが抜けた穴を埋めるべくLAAが獲得したのは、ライバルSEAの元エース、ピネイロだった。2年契約で1600万ドル。

Joel Pineiro
ピネイロは1997年12順目と言う低い順位でSEAに入団。次第に実力をつけて2000年にMLBへ。コントロールが良く、無駄球を使わない経済的な投球で知られた。明らかに先発投手のタイプと思われたが、2007年移籍したBOSでは、先発転向を希望するパベルボンの代わりにクローザーとして起用されることになった。しかし、適性がないと判断されシーズン途中にSTLへ。先発に転向し、2009年は久々に好成績を残した。

普通に先発選手として使われていたら、通算100勝は軽くクリアしていただろう。ローテーションの一角として二桁は最低ノルマと言うところか。

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ホセ・バルベルデ、HOUからDETへ 1月19日|記録庫2009

HOUのクローザーであるバルベルデが2年1400万ドル+3年目はチームオプション900万ドルでDETと契約。ドミニカ出身。マイナー時代からクローザーとして起用されたが、本格的な活躍をしたのは2007年から。いわゆる動く速球の持ち主である。DETは、LAAに移籍したロドニーの後釜を確保した。

Jose Valverde

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プロフィール
最近メディアからいろいろお話をブログにいただくようになりました。迂闊なことに、殆ど対応できていませんでした。ご連絡は下記までお願いいたします。

baseballstats2011@gmail.com

広尾晃と申します。

ライター稼業をして、かれこれ34年になります。

2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。

広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。


2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

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野球以外で書いている、兄弟ブログです。こちらもぜひどうぞ。↓

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常時参照させていただいているサイト

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http://www.baseball-reference.com/
http://www.npb.or.jp/
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