2011年07月14日 10:00
2011年07月13日 11:30
今年のNPB12球団の監督の現役時代の実績と、監督実績を並べてみた。フランチャイズとは、今のチームで選手としてプレーした実績があることを意味する。監督実績は昨日まで。
a href="http://baseballstats.jp/wp-content/uploads/2011/07/NPB-Manager20110713.jpg">


一番年長の星野仙一と、野村謙二郎、渡辺久信は時代が違うが、他の監督は、すべて現役時代が重なっている。チームメイトもいるし、ライバルもいる。
現役時代の成績は、投手3人はすべて100勝投手。エース級だ。野手はほぼレギュラークラス以上。そして12人のうち9人が現役時代に活躍したチームの采配を取っている。
これは現場社員が管理職になって、役員にまで出世した、という日本の年功序列社会を思わせる。監督としての技量、能力ももちろん加味されているだろうが、それよりも「顔」や「人脈」を重視しているような気がする。
NPBでは、監督とは、現役時代に活躍した選手の“ご褒美”として与えられる役職という印象だ。現役時代の実績が引退後の地位を決めている。この点、大相撲の親方とよく似ている。
過去には上田利治や根本陸夫のように現役時代は大した実績がないのに、名将と呼ばれた監督もいる。しかし、NPBでは「野球をする能力」と「指導者の能力」は別物、という意識がどうしても根付かなかった。これが、NPBの野球の限界を示しているように思う。
中でただ一人、ヤクルトの小川淳司監督は、現役時代、一度も規定打席に達したことがない。昨年、高田繁監督が5月26日に退陣して監督代行となったが、あくまで「中継ぎ」だと思われていた。しかし采配を取って以降.621という高い勝率を記録したために、今年、正式に監督になった。そして今年も快進撃。プロ野球は何と言っても戦力が重要だが、統一球元年の大変動の中で、引き続き勝率6割を維持しているのは見事である。名選手でない名監督が久々に登場するのを、ぜひ見守っていきたい。
明日はMLBについて考察する。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
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一番年長の星野仙一と、野村謙二郎、渡辺久信は時代が違うが、他の監督は、すべて現役時代が重なっている。チームメイトもいるし、ライバルもいる。
現役時代の成績は、投手3人はすべて100勝投手。エース級だ。野手はほぼレギュラークラス以上。そして12人のうち9人が現役時代に活躍したチームの采配を取っている。
これは現場社員が管理職になって、役員にまで出世した、という日本の年功序列社会を思わせる。監督としての技量、能力ももちろん加味されているだろうが、それよりも「顔」や「人脈」を重視しているような気がする。
NPBでは、監督とは、現役時代に活躍した選手の“ご褒美”として与えられる役職という印象だ。現役時代の実績が引退後の地位を決めている。この点、大相撲の親方とよく似ている。
過去には上田利治や根本陸夫のように現役時代は大した実績がないのに、名将と呼ばれた監督もいる。しかし、NPBでは「野球をする能力」と「指導者の能力」は別物、という意識がどうしても根付かなかった。これが、NPBの野球の限界を示しているように思う。
中でただ一人、ヤクルトの小川淳司監督は、現役時代、一度も規定打席に達したことがない。昨年、高田繁監督が5月26日に退陣して監督代行となったが、あくまで「中継ぎ」だと思われていた。しかし采配を取って以降.621という高い勝率を記録したために、今年、正式に監督になった。そして今年も快進撃。プロ野球は何と言っても戦力が重要だが、統一球元年の大変動の中で、引き続き勝率6割を維持しているのは見事である。名選手でない名監督が久々に登場するのを、ぜひ見守っていきたい。
明日はMLBについて考察する。
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2011年07月13日 03:00
2011年07月12日 09:00
2011年07月11日 02:00
5打数5安打、おまけに3000本目は本塁打。斎藤佑樹よ、「持っている」とはこういうことだ、と憎まれ口でも叩きたくなるような昨日のデレク・ジーターだった。これでオールスター戦不出馬というのは、どういうことなのか?7月11日前後に体調が悪くなる“予定”なのだろうか。
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2011年07月10日 08:30
オールスターゲームの魅力は「あり得ない」ことが、このひと夜に限り起こるところにある。
子供のころ、怪獣映画といえば「ゴジラ」と「ガメラ」だったが、友達とこの2大怪獣が戦ったらいったいどうなるのか、何度も議論したことを覚えている。東宝と大映という会社の違いがあり、これは不可能だったのだが、実現すればどんなに良いかと思った。
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子供のころ、怪獣映画といえば「ゴジラ」と「ガメラ」だったが、友達とこの2大怪獣が戦ったらいったいどうなるのか、何度も議論したことを覚えている。東宝と大映という会社の違いがあり、これは不可能だったのだが、実現すればどんなに良いかと思った。
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2011年07月09日 21:00
2011年07月09日 11:00
“投手バブル”というべきだろうか。投手が軒並みすばらしいSTATSを残している今年のNPBにあって、一人成績を落としている感があるのが前田健太だ。
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2011年07月08日 17:00
2011年07月08日 11:30
2011年07月07日 22:30
2011年07月07日 07:00
左打者が有利なのは、一塁に半歩近いということと、投手の大半が右投げだからだとされる。打撃タイトル争いでも左打者がやや有利。しかし、左打者の泣き所は左投手。左投手が極端に打てないと、レギュラーの座は難しい。
今季、MLBで70打席以上左投手と対戦した左打者の成績を見てみる。打率順、対右投手の打撃成績と、その差も載せた。赤字は左投手の方が成績が悪い打者。まずはアリーグ。



売り出し中のDETブレナン・ボッシュは左から.351。大打者の仲間入りをしつつあるNYYのロビンソン・カノが.347。久々に好調のデービッド・オルティーズがこれに続く。ホアン・ピエールやコーリー・パターソンは、むしろ左投手を得意にしていることが分かる。
こうしてみると、アリーグで見る限り、左打者は左投手が苦手だとは言い切れないことが分かる。イチローも松井秀喜も左投手の方が打率が上なのだ。
ただ、今季苦しんでいる左打者、MINのモルノー、BOS新加入のクロフォードは、左投手が打てないことが、最大の課題だろう。
続いてナリーグ。

昨年のMVPボットは、左投手から打率を稼いでいる。ただ、ナリーグは左投手を苦手とする左打者がやや多いようにも思われる。昨年、一時三冠王をうかがう勢いだったLADのアンドレ・イーシィアの今季の不振は左投手が打てないことに起因する。
新人王を取ってから伸び悩んでいるFLAのクリス・コグランと、かつてのスーパースターで、最近は低打率にあえぐTBから移籍したCHCカルロス・ペーニャの二人は、左投手にまったく通用していない。CHCは、左に弱いという理由で福留孝介の出場機会を削っているが、守備位置を考慮に入れなければ、むしろペーニャこそ下げるべきだということが分かる。
この記録から見えるのは、左打者は、不振になると左投手が打てなくなる、ということかもしれない。また、「左打者は左投手に弱い」は、二流の打者にのみ通用する原則だといってもよいだろう。
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今季、MLBで70打席以上左投手と対戦した左打者の成績を見てみる。打率順、対右投手の打撃成績と、その差も載せた。赤字は左投手の方が成績が悪い打者。まずはアリーグ。

売り出し中のDETブレナン・ボッシュは左から.351。大打者の仲間入りをしつつあるNYYのロビンソン・カノが.347。久々に好調のデービッド・オルティーズがこれに続く。ホアン・ピエールやコーリー・パターソンは、むしろ左投手を得意にしていることが分かる。
こうしてみると、アリーグで見る限り、左打者は左投手が苦手だとは言い切れないことが分かる。イチローも松井秀喜も左投手の方が打率が上なのだ。
ただ、今季苦しんでいる左打者、MINのモルノー、BOS新加入のクロフォードは、左投手が打てないことが、最大の課題だろう。
続いてナリーグ。

昨年のMVPボットは、左投手から打率を稼いでいる。ただ、ナリーグは左投手を苦手とする左打者がやや多いようにも思われる。昨年、一時三冠王をうかがう勢いだったLADのアンドレ・イーシィアの今季の不振は左投手が打てないことに起因する。
新人王を取ってから伸び悩んでいるFLAのクリス・コグランと、かつてのスーパースターで、最近は低打率にあえぐTBから移籍したCHCカルロス・ペーニャの二人は、左投手にまったく通用していない。CHCは、左に弱いという理由で福留孝介の出場機会を削っているが、守備位置を考慮に入れなければ、むしろペーニャこそ下げるべきだということが分かる。
この記録から見えるのは、左打者は、不振になると左投手が打てなくなる、ということかもしれない。また、「左打者は左投手に弱い」は、二流の打者にのみ通用する原則だといってもよいだろう。
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2011年07月06日 13:00
今、シアトル・マリナーズ=SEAとオークランド・アスレチックス=OAKの試合が行われている。イチローは3試合連続マルチヒットそして盗塁。しかし、見れば見るほどSEAの打線は様変わりしたものだ。ちょうど1年前の7月5日、カンザスシティ・ロイヤルズ=KC戦のオーダーと比べてみる。
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2011年07月05日 09:00
2011年07月04日 07:00
2011年07月03日 09:30
2011年07月02日 18:30
2011年07月02日 10:00
2011年07月02日 09:00
2011年07月01日 11:00
サブローこと大村三郎は、94年PL学園からドラフト1位で千葉ロッテに入団している。この年、PLからドラフト指名されたのは大村だけ。同期同年で一番評価が高かったのは北陽高校の嘉勢敏弘だった。
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プロフィール
最近メディアからいろいろお話をブログにいただくようになりました。迂闊なことに、殆ど対応できていませんでした。ご連絡は下記までお願いいたします。
baseballstats2011@gmail.com

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広尾晃と申します。
ライター稼業をして、かれこれ43年になります。
2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。
広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。
2012年11月「クラシックSTATS鑑賞」を独立したサイトにしました。

野球以外で書いている、兄弟ブログです。こちらもぜひどうぞ。↓

常時参照させていただいているサイト
http://mlb.mlb.com/index.jsp
http://www.baseball-reference.com/
http://www.npb.or.jp/
http://espn.go.com/mlb/
http://www.fangraphs.com/
http://www.thebaseballcube.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/


・野球の記録で話したい(旧サイトはコチラ)
ライター稼業をして、かれこれ43年になります。
2009年1月に、SportsNaviで「MLBをだらだら愛す」というブログを開設、12月には「野球の記録で話したい」を開設。多くの皆様にご愛読いただきました。2011年11月、livedoorに引っ越し。基本的な考え方は変わりません。MLB、NPBの記録を中心に、野球界のことをあれこれ考えていきたいと思います。多くの皆様に読んでいただきたいと思いますが、記録や野球史に興味と尊敬の念を持っていただける方のサイトにしたいと思います。特定の球団のファンの方も大歓迎ですが、「ひいきの引き倒し」的な論調には与しません。
広尾晃はペンネーム。本名は手束卓です。ペンネームは、小学校時代から使っていました。手束仁という同業者がいるので、ややこしいのでこの名前で通しています。ちなみに手束仁はいとこです。顔もよく似ています。
私が本名を隠しているかと勘違いして、恐喝のようなコメントを送ってくる犯罪者まがいがいるので、あえて公表します。
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