この特集は、長野県のベスト9を決めるのが最終目標だが、その前に長野県では、永遠のライバルと言われる長野市と松本市のベスト9を決めてみたい。
別に両市をもめさせる気はないが、中々面白い。
市としての長野と松本は意外なほどに拮抗している。多くの府県では、県庁所在地と他の都市とでは人口や都市の規模で圧倒的な差があることが多いのだが、松本市が市町村合併で大きくなったこともあり、結構いい勝負なのだ。
長野市のベスト9。長野商業と長野高校が中心。
投手は何と言っても金子千尋。バリバリの現役スターターだ。
1番は今やNPB屈指のリードオフマン、聖澤。あとは少々物足りない上位打線だが、中軸には本塁打王を取ったこともある町田行彦がいる。この打線は、聖澤が出塁し、足と送りバントで得点圏に進み、町田で返すパターンか。なお、一塁を守った選手がいなかったので、捕手の室川を急造一塁手にした。
松本市のベスト9。言わずと知れた松商高校が中心だが、渋い選手も入ってくる。
投手は巨人のスターターとして安定的な数字を残した堀内庄。金子とは互角だろう。
偶然、長野、松本ともに2番手投手は宮沢。
選手層は遙かに厚い。しかし内野手、特に三塁手のポジションが重なる。土屋亨、塩原明、中村修一郎、柳沢裕一、北原昇、高野百介、木次文夫らが漏れてしまった。ややもったいない。
土屋は巨人時代三塁だが二塁に回った。手塚も三塁だが遊撃。反対に外野が手薄。上田佳範は当確。現信濃グランセローズ代表で、現役時代は代打が多かった三沢今朝治、そして一塁には関西出身だが一時期オリックスで中軸を打っていた竜太郎をいれた。捕手は吉沢。
この打線の真ん中に三冠王の中島治康が座る。
投手陣は互角。打線の厚みでは、圧倒的に松本だが、古い選手が多い。フレッシュさでは長野。重厚な松本に対して軽快な長野という感じもする。
なかなか味わい深い。
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それに二塁の小森光生は大型三塁手として早大時代に広岡達朗と鉄壁の三遊間を組んだ選手です。
中島ハンチョーを一塁手にするのは非常に勿体無い。右翼手にしてくださいよ、ライトゴロの名人なんだから。