ペナントレースに興味がないとポロっと洩らしたところ、予想外の反響をいただいた。特に深い意味はないのだが、ペナントレースは戦力が強大なチーム=年俸総額が高いチームが勝つことが多いので、あまり面白くないというニュアンスだ。ひいきチームがいないこともあって、特にNPBのペナントレースには熱が入らない。
もちろん、例外はあるが。それは、大抵、金をかけたのに勝てないというパターンで、逆のケースは少ないように思う。

ためしに、昨日までのNPBの順位表に年俸総額を入れてみよう。年俸総額はシーズン前のものだから、多少は変動している。

まず、セリーグ。

CL-20120718


どこぞのスポーツ新聞は、今年の巨人は優勝できないとのたまったが、前半戦終了時点で5ゲーム差でトップ。7月に入ってからも10勝3敗と言う快進撃だ。

続いて中日、7月に11勝2敗と躍進した広島が5割に乗り、阪神、DeNAの順。年俸総額の順で考えれば、阪神以外はほぼ順当。広島のコストパフォーマンスの良さが目立つ。

阪神は年俸でトップに立ちながらなぜ低迷しているのか。それは、全く補強をせず、ベテラン選手の年俸が高止まりしているからだ。球界でもトップクラスの年俸の藤川球児、金本智憲らが、年俸に見合う働きをしていない。ここでも球団のマネジメントのまずさが際立っていることが分かる。現時点での1勝あたりのコストは、広島の3倍に近い。

続いてパリーグ

PL-20120718


オリックスを除く5球団が5ゲーム差以内にひしめいている。ソフトバンクと言う強豪チームが大幅戦力ダウンとなったことで、混戦になっているのだ。年俸総額の差もセほどは大きくない。1勝あたりのコストパフォーマンスも大差はない。

ただ、年俸総額の高いチームが上位に来ると言う原則で言うならば、ソフトバンクは上位に来る可能性は高いだろう。阪神と違い、若手の登用やトレードなど、現場、フロントはよく働いている。地力を発揮するのではないかと思う。

もうひとつ、私がペナントレースに身が入らないのは、ポストシーズンに優勝チームだけでなく3位までのチームが進出することもある。

そのことは他日に譲るが、年俸総額とペナントレースにはほぼ相関関係があることは、今年の前半戦を見ても言えるのではないか。

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