昨夜の千葉ロッテ、東北楽天13回戦。
中4日の田中将大が2回につかまり、3点を失った楽天は7,8回で追いつき同点に。
9回裏、千葉ロッテはホワイトセルが楽天小山から四球を選び、代走荻野貴、投手は片山に交替。里崎が1球で送って1死2塁、新人鈴木大地がぎりぎりで一塁セーフになる内野安打、1死1,3塁、ここで代打清田が送られるが、投手がラズナーに代わると、西村監督は清田を引っ込めて福浦を出した。

J-Sportsで中継を担当していた島村俊治アナ

今の野球ファンの皆さんは、大リーグをお楽しみだと思いますが、大リーグではこういう駆け引きは見られません。投手が動けば、打者も動く。先を読んで、細かく動くわけです。

解説の斉藤明夫

大リーグじゃ選手がそんなにいませんから、こういう選手起用はできないんですね。

島村

清田は捨て駒になったわけです。こういうきめ細かな野球が、日本のプロ野球のだいご味です。

島村アナは、いつも落ち着いた口調で、淡々と実況をする。私は大好きなのだが、時折、こんな素晴らしい評論もする。
NPBとMLBの野球の違い、魅力の違いをここまで的確に表現するのは珍しい。そしてその言葉を、こんなタイミングで発することが出来るのである。

果たして、福浦は右翼へフライ。やや浅かったが、荻野貴司がきわどくホームを踏んで、ロッテのサヨナラ勝ち。
360度自由席という企画が行われていたこの夜は、いつもの外野席の盛り上がりも360度に広がってきた感があった。そんなスタジアムで、素晴らしい試合が行われたのである。

決勝犠飛の福浦 お立ち台でファンに向かって

今日は美味しいビール飲みましたか!

島村アナ
ロッテ、40勝31敗10引き分けで折り返すことになりました。

スタジアムでこの試合を見たかった気もするが、私はJ-Sportsで島村アナの素晴らしい実況に接することが出来ただけで、十分に幸せだった。

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