「イチローさんが来られる大事な試合だから」と1学年上の大打者を歓迎した黒田博樹。いつもとは一味違った投球をした。
hiroki-Kuroda20120723


中4日の黒田は、球速が遅かったのである。どんな投手もそうだが、球の速さは調子のバロメーターになる。黒田の場合シンカーが150km/h出ていないときは、腕が振れていないということになるのだが、それでもシアトル・マリナーズ=SEAの各打者は攻めあぐねていた。

立ち上がり、1死後、ウェルズが三塁線を破る二塁打。走塁ミスでウェルズは二三塁間に挟まれてアウトになるものの、モンテロの打球をA-RODが送球ミス。A-ROD、は黒田が登板した最近4試合中3試合で1回にエラーをしている。守備は厳しくなっている。

しかし、黒田は落ち着いて後続を断った。

じっくり見たのだが、黒田はあのぎくしゃくした投球フォームで、微妙に打者のタイミングを外している。

また、球速は上がらない中、思い切ってストライクゾーンに球を投げ込んでいる。広いセーフコフィールドであり、弱体打線であり、ということを考えれば、正解だったのだろう。チーム最高打率の、イチローがいなくなったことで、打線は余計に淡白になった。黒田は攻めていたのだ。

今日すばらしかったのは、小さく変化するスライダーだ。この球は多投しても打たれなかった。

3回に四球、盗塁から失点した。SEAの打線の得点パターンは、アックリーが出塁してつなぐ、この形になるのだろう。

終始ストライク先行。三振も多かったが、ゴロも多かった。このところいつもそうだが、黒田は1回を切り抜けることが出来れば、あとは安心して見て居られる。

ERA3.34は12位。10勝は7位タイ。37歳の黒田はいよいよ本領発揮である。

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