偏差値で見る今年のNPB。投手陣。パリーグも見てみる。まずは防御率と奪三振。成績は昨夜まで。




防御率上位は、ダルビッシュ、田中、武田勝、岩隈という昨年と変わらない顔ぶれが今年もスライドしている。数字は投高打低によって上昇しているが、力関係は大きく変わっていないように見える。なかで田中将大は進化している。

ただ、奪三振を見ると、今年のダルビッシュは大変なレベルであることが分かる。183回を投げて216三振は1試合当たり10.6。群を抜いているし、昨年の8.2よりもさらに伸びている。ただ、リーグ全体としては、奪三振数は増えていない。セリーグ同様、統一球や審判団再編は、三振数を増加させていない。

セイバーメトリクス的な数値であるWHIPとDIPS。WHIPは、1回当たりに出した走者(安打と四球による走者)。DIPSは、投手が自分ひとりでコントロールできる三振、四球、本塁打だけで算出した数値。投手の真の実力に近いとされる(数式はDIPS2.0)。





WHIP。走者を出さない数値。ダルビッシュと田中は、投高打低という環境変化とは別の次元で、凄い数字を出している。他の選手のWHIPも上がっており、被安打、四球が減っていることが見て取れる。

そしてDIPS。守備や走者の状況に関わりなく、純粋の投手の実力が現れると言われる数字(異論は当然あるが)。ダルビッシュのこの数字は、すさまじい。何度か紹介しているがDIPSが2.5を下回る投手は規定投球回数以上に限れば、10年に一人程度しか出ない。非常に難しい数字だ。昨年のダルの2.05も凄い数字だったのだが、今年の1.58は空前だ。

短いイニングしか投げないためにDIPSの数字が良い救援投手でも、昨日時点でDIPS2.5以下はファルケンボーグ(ソ)1.83、平野佳寿(オ)2.04、武田 久(日)2.28、増井浩俊(日)2.33、森福允彦(ソ)2.43の5人だけ。ダルはこの5人よりも数字が上回っている。実は田中将大の数字も凄いのだが、ダルの前には霞んでしまう。ダルは四球を出さないし、本塁打も打たれないし、三振はどんどん取る。まさに最強の投手だ。

投高打低という環境変化の中で、パリーグは投打ともに逆風順風に関わりなく傑出した数字をあげる選手が出てきている。セはパに比べればドングリの背比べという印象だ。セパの実力差はトップレベルの選手の差ではないかと思う。

ただし、逆にいえばパは、選手間の格差が開いているということではある。

シーズン終了後、もう一度リーグの検証をしてみよう。

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