チームに続いて、個々の選手で、統一球に適応した選手について見ていく。
セパ両リーグで2010、2011の両年ともに200打席以上立った打者は86人いる。これを対象として、RC27の数値の「昨対」を調べてみた。意外な結果が出た。長い表で恐縮です。

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トップは今や「至宝」ともいえる現役唯一の三冠王、松中信彦。いまやレギュラーとは言えない松中だが、少ない打席で昨年よりもはるかに素晴らしい数字を上げている。統一球を見事に打ち込んでいるのだ。もちろん、去年今年の体調の差なども考慮すべきだろうが、さすがというしかない。

「昨対」100%を超えている選手は18人だが、このうち5人がソフトバンク。しかも全員ベスト10に入っている。新加入の内川も含まれているが、今季のソフトバンクの強力打線は内川だけでなく、統一球を苦にしない打者がたくさんいたことが大きい。

上位には、ヤクルト宮本、中日谷繁という40男が2人いる。打撃とはパワーではない、ということを物語っているようだ。

日本ハムは、陽、中田というフレッシュな顔ぶれ+糸井。若い2人は成長曲線が、統一球という逆風を乗り越えた感じだ。
西武は中村剛也1人。
広島も東出1人。この選手は6月になって急に打ち始めた。
オリックスは赤田。伏兵が入っているのが興味深い。

巨人は2人入っているが、亀井は昨年があまりにも悪すぎた。昨対が良いといっても今年の数字も大したことはない。実質的に長野だけというべきだろう。
阪神の昨対100%超えはゼロ。ロッテ、楽天もゼロ。

両リーグの平均下落率が75.8%であることを考えれば、そのライン(青)より上の選手はよくやったといってよいだろう。青ラインより上にいる巨人の坂本勇人は昨日、1000万円減で契約したが、やや気の毒だ。

下落率が60%以下の大暴落組には、MLBに挑戦する青木や、小谷野、森野、片岡、小笠原、和田一浩、多村、カブレラ、鉄平などリーグ屈指の強打者、好打者がひしめいている。たまたまキャリア終盤に差し掛かって成績が下落した選手もいるだろうが、これまでと同じ打撃が通用しなくなった選手もいるだろう。

結果的に統一球は世代交代を促進するとともにNPBの打者像を少し変えることになるだろう。

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