今季2度目の完封と報じているが、前回は7回コールド。今回とは大きく内容も異なる。MLBに来て最高の投球ではなかったか。
立ち上がりはいつもと同じ。ややシンカーの球速が遅く、コントロールも不安定だったが、四球で歩かせたアンドラスを併殺で切り抜けてから落ち着いた。
黒田が自分の調子の良さを感じたのは、2回ではなかっただろうか。シンカーは95マイル。しかも足をぎごちなく上げるフォームに、打者がタイミングをずらされている。低めにコントロールされている。打者はミートしたはずがゴロになる。シンカーを捨ててもスライダーのキレもある。
3回に一人を歩かせたが、4回二死までアウトは三振かゴロ。全く付け入る隙がなかった。
テキサス・レンジャーズ=TEXの打者は、安易にバットを振り回すことなく黒田の球を見ていた。しかし、この日の黒田は失投が全くなかった。
6回を終えてノーヒット。そろそろ球場がざわつきだしたが、7回先頭のアンドラスが内野安打で出塁。これも打ち取ったあたりだ。
8回にも安打を打たれたが、ゴロで外野に抜けたもの。
唯一芯でとらえられたのは、9回、アンドリュー・ジョーンズから代わった左翼イチローの頭上を襲ったフライだけだった。イチローは後退して難なくキャッチした。
9回でも95マイルが出ていた。
この日の黒田がいかにすごかったかは、奪った三振5つがいずれもスイングアウトだったことでもわかる。
曇り、気温26度。過ごしやすい気候ではあった。とはいえ、中4日のローテーションを正確に守り続ける37歳黒田博樹の体力は驚異的だ。
6試合連続QS。
マウンドを見上げていたダルビッシュは、黒田から何を学んだだろうか。
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>曇り、気温26度。真夏のアーリントンパークとしては、過ごしやすい気候ではあった。
得意のヤンスタですよ~。
ヤンスタ黒田の見慣れた好投。黒田が投げるとタイムリーが出ない見慣れた味方打線。黒田の時はホームランでしか援護点がもらえない気がする。
その左翼イチローの頭上を襲った打球はホームランだと思いました。打たれた瞬間、あ~交代させられると。
イチローもタイムリーが出始めてこれからって時に守備固め選手になってしまいましたね。打順も9番なので完全に控え扱い。今年でアメリカ卒業するつもりなら別に良いのですが、まだやるつもりならヤンキースに移籍したのはかなり疑問。このままだと来年は招待選手ですよね。