優勝するチームのラインナップは固定されている場合が多い。いかに選手層が厚くともとっかえひっかえ選手を起用するチームは、ふつう失敗する。今年の原巨人はその嫌いがあった。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

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昨年、規定打席到達者が7人いたのが、3人に減った。最大の誤算は小笠原道大。故障で出遅れた上に一向に調子が上がらない。原監督はこのためにシーズンを通して一塁手を試し続けた。その数、実に14人。しかし成果は全く上がらなかった。

良い選手というのは使い続けないと成果が上がらない。それは原辰徳自身の経験でもわかると思うのだが、数試合ダメだと別の選手という調子で使い続けたのだ。エリートならではの気の短さが出たのかもしれない。三塁も10人を起用した。

ベストの人選でなくても、我慢して選手を使い続けないと、自前の戦力は育たない。
今季は二塁に藤村大介が定着したのが最大の成果。足があるのも頼もしい。坂本勇人、長野とともにレギュラーとして長く活躍してほしい。

懸案の一塁だが阿部のコンバート、小笠原の再起用、他チームから獲得、新外国人などの選択肢があるが、大田泰示、田中大二郎を抜擢することも考えるべきだ。

外野手。ラミレスを放出したのは年俸の問題もあったのだろうが、他に実績のある選手が少ないことを考えると疑問が残る。海外から大物を連れてくるつもりか。

個人的には長野、高橋、谷で固め、内部の若手を抜擢してほしい。

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