では次に三振を打数で割って、よく三振をする打者について見ていく。
2011年オフの時点で4000打数以上の打者は248人いるが、そのランキング。ただし別格のラルフ・ブライアントを加えた。



ブライアントは三振率が4割に近い。凄まじいペースで三振をしていた。打率より三振率が高いのは彼だけだ。彼を別格とすると、タフィ・ローズが1位。ブライアントと何かとイメージが被る近鉄の強打者だ。続いて大豊、カブレラと外国人が続く。日本人打者ではやはり清原。そしてぶんぶん丸こと池山。その次に巨人に移籍する村田修一が続いている。巨人でも遠慮することなくバットを振り続けるのだろうか。
こうして率で見ても、最近の打者はよく三振をすることがわかる。
では、4000打数以上の歴代の打者248人で最も三振をしなかったのはだれか?



今も解説者として活躍する吉田義男は、6試合に1度しか三振をしなかった。金田正一がこの打者を大の苦手にしていたのだが、小柄だが実にしぶとい打者だったことがわかる。続く木村勉は戦前から南海、松竹、近鉄などで活躍した外野手。以下、昔の選手がならんでいる。打撃の神様川上哲治も5位につけている。弾丸ライナーを放つ強打者はめったに三振しなかったのだ。
そんな中で目を引くのが新井宏昌。2000本安打を打った好打者。イチローの師匠と呼ばれた。ちなみにイチローは、NPB時代、3619打数333三振の.092。これも現代ではすごい数字だ。
三冠王をとったブーマー・ウェルズが22位にいるのも意外だ。ぶんぶん振り回す他の外国人とは異質の好打者だったのだ。殿堂入りの可能性が取りざたされているが、彼にはその資格があると思う。
現役選手は30位までには入ってこない。77位に前田、83位に城島が顔を出す程度だ。
三振をする打者が増えたということは、三振を取る投手が増えたということ。
これについては、過去の記事をご参照願いたい。
⇒奪三振から見える、野球の“今”|野球史
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ブライアントは三振率が4割に近い。凄まじいペースで三振をしていた。打率より三振率が高いのは彼だけだ。彼を別格とすると、タフィ・ローズが1位。ブライアントと何かとイメージが被る近鉄の強打者だ。続いて大豊、カブレラと外国人が続く。日本人打者ではやはり清原。そしてぶんぶん丸こと池山。その次に巨人に移籍する村田修一が続いている。巨人でも遠慮することなくバットを振り続けるのだろうか。
こうして率で見ても、最近の打者はよく三振をすることがわかる。
では、4000打数以上の歴代の打者248人で最も三振をしなかったのはだれか?

今も解説者として活躍する吉田義男は、6試合に1度しか三振をしなかった。金田正一がこの打者を大の苦手にしていたのだが、小柄だが実にしぶとい打者だったことがわかる。続く木村勉は戦前から南海、松竹、近鉄などで活躍した外野手。以下、昔の選手がならんでいる。打撃の神様川上哲治も5位につけている。弾丸ライナーを放つ強打者はめったに三振しなかったのだ。
そんな中で目を引くのが新井宏昌。2000本安打を打った好打者。イチローの師匠と呼ばれた。ちなみにイチローは、NPB時代、3619打数333三振の.092。これも現代ではすごい数字だ。
三冠王をとったブーマー・ウェルズが22位にいるのも意外だ。ぶんぶん振り回す他の外国人とは異質の好打者だったのだ。殿堂入りの可能性が取りざたされているが、彼にはその資格があると思う。
現役選手は30位までには入ってこない。77位に前田、83位に城島が顔を出す程度だ。
三振をする打者が増えたということは、三振を取る投手が増えたということ。
これについては、過去の記事をご参照願いたい。
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盗塁王経験者の坪内、安居は知っていましたが、木村勉は意識したことがありませんでした。
こういう選手を掘り起こせることもSTATSの魅力ですね。
出色はブーマーですね。前田や城島と違ってBB>SOです。
それにしても、リーグ三振率が急増した90年以降に主に活躍した選手の名前が見当たりませんね。
一度90年代以降限定のランキングも見てみたいものです。
また、逆に考えると、
「よく三振する」ランキングの中で、80年代以前で最上位の田代が目立ちますね。
偏差値をとったらローズくらいの三振率があるのかもしれません。