基本的にカッター中心の投球は変わらなかったが、これに2シームを交えたのが前回までと違っていた。デーゲームは安打が増えるものだが、それにしてもよく打たれ、良くしのいだ。シーズン最終登板は赤のユニフォーム。
わずかながらポストシーズン進出の可能性が残るロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAA。この試合で勝てばポストシーズン進出が決まるテキサス・レンジャーズ=TEX。
1回、トラウトを歩かせる。気負いがあるのかボールがすっぽ抜ける。カットボールが決まらない。トラウトは盗塁。ハンターは右飛、タッチアップしたトラウトを右翼クルーズが三塁で刺す。これは大きい。二死。プホルズは二ゴロ(遊撃の位置に守るキンズラーの前)。
2回、モラレスは見逃し三振。カヤスポには二塁打を打たれる。この日のLAAの各打者はスローカーブに手を出さない。そしてこの球は今日、ボールに判定される。後続を断って事なきを得た。
2回裏、味方がクルーズの一発で2点。
3回、二死からトラウトからハンター、プホルスと3連打。カッターを狙われている。プホルスのあたりでトラウトが生還。モラエスは三振。
3回裏、ハミルトン、ベルトレの連打で2点追加。ベルトレの当たりはイズトゥリスの頭越しに落ちたが、これはハンターが球の行方を見失ったもの。好投のグレインキーは不運。
4回、ようやく三者凡退。スライダーが決まりだした。6番アイバーに投げた4球目はシュート回転。2シームだ。以後、この球が増えていく。
5回、カッターが決まりだす。三者凡退。
6回、トリ・ハンターはベテランらしくスローカーブに山を張ってセンター前へ、プホルズも続く。プホルズは大振りしないで合わせてくる。恐ろしい。一、三塁。モラエスの犠飛で2点目。ダルはややコントロールが甘いが、それ以上にLAAの打線が食いついてくる。
7回、トラウトの当たりはセンターのフェンスぎりぎりに入る30号本塁打。軽いスイング、打ち取ったようにも思えたが。続くハンターはスライダーを右に。あたりは良くなかったが二塁打に(3回裏の自分のプレーのお返しのような当たり)。
トラウト、ハンター、プホルズ。この3人に力を出されてはダルビッシュに勝ち味は薄い。とは言え、1点差で降板したが、9回二死からネイサンが、ハンターにこの日4本目となるポテンヒットを打たれて万事休す。チームも敗戦。
ダルビッシュの1年目の公式戦。
29試合 16勝9敗 ERA3.90 191.1回 156安打 14本塁打 89四球 221三振 WHIP1.28。
10月14日(日)「東京野球ブックフェア」で会いましょう!
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それにしても残り3試合でまだ1チームも決まらないとは。
アの最後がNYYとTEXのシリーズになったら日本人の方が興奮するかも。