今日からはニューヨーク・ヤンキース=NYY対ボストン・レッドソックス=BOSの3連戦。シーズンの掉尾を飾る伝統の一戦だ。残念ながらBOSは早々にペナントレースをあきらめているが、NYYにすれば優勝が懸かる連戦だ。
BOSのバレンタイン監督は、この試合に若手、控え選手を並べてきた。来季へ向けての品定めのつもりもあろう。
NYYは、今日からタシェアラが復帰。ベストオーダーで臨んだ。
そのために、両チームのオーダーはきわめて対照的な顔ぶれとなった。
両チームのスタメン野手の通算成績を並べてみた。

NYYvsBOS20121001



BOSは今季160安打のペドロイア、128安打のアビレス、103安打のオルティーズ、80安打のエルズベリー、77安打のミドルブルックスの名前がない。オルティーズとミドルブルックスはDL入りしている。また、145安打のエイドリアン・ゴンザレスと33安打のクロフォードはもうチームにいない。

再建モードとはこういうことなのだと実感する。実績があるのはコディ・ロスだけ。ゴメス、ラバーンウェイ、リンは新人。リンは台湾期待の外野手だ。

これに対してNYYは、望みうる最強のオーダーと言ってよい。ジーター一人でBOSの9人の数字を上回っている。

ジーター、イチロー、A-ROD、カノ、タシェアラ。これって、日本のファンが永年夢に描いていたオーダーではなかったかと思う。歴史的な顔ぶれだ。

今、気が付いたのだがイチローとカノは誕生日が同じですね。10月22日。

スイッシャ―、グランダーソン、マーティン、チャベスという下位打線も、他チームなら主軸だろう。チャベスなど少し前までオークランド・アスレチックの花形選手だったのだ。控えにもラウル・イバニェス、アンドリュー・ジョーンズ、ブレット・ガードナーというスター選手がいる。

2回にNYYの打線が大爆発。イチローも安打が出た。今タシェアラの一発で9点目が入った。
バレンタインは何を考えているのか、という感じだが、これがMLBの厳しさだと思う。

しかしイチローはNYYに行って良かったなと思う。少なくともこのオーダーが実現したのだから。

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