中村剛也が突出していた今年の西武だが、打線全体も再構築された。明るい兆しの見えた打線だったが、来季は再び厳しい状況になる。
各STATSのセリーグ6球団での順位、各数値の昨対を入れた。

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2010年は中村が故障した上に一塁、右翼、左翼も定まらなかった。しかも正捕手細川がFA。今季はテコ入れ必至だったが、まずまず成功した。

中村が復帰して大活躍しただけでなく、中島も100打点、さらに一塁に浅村が定着。外野は秋山、熊代という2人の新人と、大崎雄太朗が目立ち始めた。

リーグ屈指のリードオフマンだった片岡が両肩脱臼という大けがによって離脱したのは痛かったが、統一球が猛威を振るう中で、ソフトバンクに次ぐ打線をキープできたと思う。

ただし、来季は中島がMLBに移籍(確定ではないが)。フェルナンデスも自由契約。中村の前に出塁率の高い打者を並べること、そして中村と勝負をさせるために5番に強打者を据えることが急務となっている。

西武は優秀な外国人を数多く輩出してきたが、今季は不作だった。今季のMLBのFA市場はいい選手がだぶついている。思い切った大型補強も可能ではないか。最近獲得したクリス・カーターはマイナーでは好成績を残している。選球眼が良いのも期待が持てるが、本命とは言えない。

中島の後は原拓也が収まるのだろうが、攻撃力の低下はまぬかれないところだ。

ソフトバンク、日本ハムの戦力低下が必至の中、西武にはチャンスなのだが、内情はなかなか厳しい。

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