統一球によってNPBの野球が変貌しつつあることの傍証をもう一つ。安打に占める長打数の比率。
2012年から10年ずつさかのぼって、リーグ全体の安打数の構成比を表にしてみた。
セパ両リーグと1リーグ。参考までに今年と2002年のMLB両リーグも掲げる。

SLG-20121016


昨日の三冠王の記録のところで、二塁打が異様に低い選手が何人かいて、「あ、また間違えた」と思って調べなおしてみたのだが、あっていた。
だとすると、昔は二塁打の頻度が低いのか、と思って調べてみたのだ。
しかし二塁打の比率は15~17%で大きく変わらない。昔は二塁打は足の速い選手が主に打つもので、長距離打者はそれほど打たなかったのだ。日本の最多二塁打は立浪和義の487、2位は福本豊の449なのだ。



むしろ10年前に比べて二塁打の比率は下がっている。
はっきり違うのは本塁打の比率。11%以上あったものが6%にまで落ちている。これは2リーグ分立後の1952年の水準と同じだ。この時代も、50年前後に使っていたラビットボールを廃止して本塁打が激減していた。
長打全体が減ったことにより、1Hつまりシングルヒットが増加。4本に3本は単打になった。野球が小さくなった印象だ。
戦前の野球はさらに小さくて、本塁打は三塁打よりも少なかった。
MLBの野球を見ているととにかく長打がよく出ると思うのだが、数字もそれを物語っている。MLBでは安打の3本に1本は長打だ。また二塁打の比率も大きい。
やはりMLBでは、打撃が優位だということがわかる。
NPBの野球の進化は統一球を使いながら、本塁打、長打が増えていくかどうかにかかっていると思う。

二塁打と本塁打の関係については、もう少し調べようと思う。

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