ダルビッシュのMLB挑戦は、今年の日本の野球ファンにとって、最大の関心事だった。事前に、さまざまな予測がされ、懸念材料が並べられた。終わってみると、そのすべてが起こったと言ってよい。
曰く、中4日のローテーション、20連戦当たり前の厳しいスケジュールに息切れするのではないか。
曰く、夏の本拠地アーリントンは40度をはるかに超す。涼しい北海道を本拠にしていたダルは乗り越えられるか。
曰く、典型的なヒッターズパークのアーリントンでは、力のあるダルビッシュと言えども被本塁打が増えるのではないか。
その懸念はすべて、現実となった。
ダルビッシュは体調不良によって2度、ローテーションを飛ばしている。
また、夏季には大きく数字を落とし、一時はローテーションの維持が危ぶまれた。
さらに、被本塁打はNPB時代の3倍に上った。
キャリアSTATS
まさに、ダルビッシュはMLB野球の洗礼をまともに喰らったのである。その結果として、STATSの数値は大幅に悪化した。
しかしながら、それであってもダルビッシュが残した成績は、MLBで新人王を争うには十分だったし、チームではエースに近い数字だった。
ダルビッシュがもっているアドバンテージは、それだけ大きかったということだ。
ただ一つ、意外だったのは与四球率が激増したこと。上原浩治の例でもわかるように、コントロールの精度は環境が変わっても変わらないはずだ。ダルビッシュの制球力が大きく下落したことは、詳しく検証したい。
投球数の推移。
シーズン前ダルビッシュは2度先発登板回避をしたので、前年よりも投球数=NPは200球以上減っている。例年に比べて投げ過ぎていたわけではないのだ。
1試合当たりの投球数=NP/Gは、NPB時代よりも大きく減っている。投手の起用法の考え方の差がくっきり出ている。投球回数IP/Gも減っている。
しかし、1回あたりの投球数=NP/IPはかなり増えている。1人の打者への投球数=NP/BFは大差ない。これは無駄な走者を出しているということを表している。
この無駄な走者こそが四球の走者だった。
ダルビッシュにとって「四球」をめぐる攻防は、日米野球文化の「違い」の象徴だったはずだ。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
曰く、夏の本拠地アーリントンは40度をはるかに超す。涼しい北海道を本拠にしていたダルは乗り越えられるか。
曰く、典型的なヒッターズパークのアーリントンでは、力のあるダルビッシュと言えども被本塁打が増えるのではないか。
その懸念はすべて、現実となった。
ダルビッシュは体調不良によって2度、ローテーションを飛ばしている。
また、夏季には大きく数字を落とし、一時はローテーションの維持が危ぶまれた。
さらに、被本塁打はNPB時代の3倍に上った。
キャリアSTATS
まさに、ダルビッシュはMLB野球の洗礼をまともに喰らったのである。その結果として、STATSの数値は大幅に悪化した。
しかしながら、それであってもダルビッシュが残した成績は、MLBで新人王を争うには十分だったし、チームではエースに近い数字だった。
ダルビッシュがもっているアドバンテージは、それだけ大きかったということだ。
ただ一つ、意外だったのは与四球率が激増したこと。上原浩治の例でもわかるように、コントロールの精度は環境が変わっても変わらないはずだ。ダルビッシュの制球力が大きく下落したことは、詳しく検証したい。
投球数の推移。
シーズン前ダルビッシュは2度先発登板回避をしたので、前年よりも投球数=NPは200球以上減っている。例年に比べて投げ過ぎていたわけではないのだ。
1試合当たりの投球数=NP/Gは、NPB時代よりも大きく減っている。投手の起用法の考え方の差がくっきり出ている。投球回数IP/Gも減っている。
しかし、1回あたりの投球数=NP/IPはかなり増えている。1人の打者への投球数=NP/BFは大差ない。これは無駄な走者を出しているということを表している。
この無駄な走者こそが四球の走者だった。
ダルビッシュにとって「四球」をめぐる攻防は、日米野球文化の「違い」の象徴だったはずだ。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
いつも楽しみに見させてもらってます。
自宅にはテレビが無いので、ネッットラジオか結果だけを野球観戦していますが、こちらのブログを見てからは毎日楽しませて頂いてす。
これからも、「過去中継」をよろしくお願いします。