黒田博樹の投球を、ダルビッシュ同様球種別に分けて見てみよう。4/30の試合だけ、この記録を取っていなかった。ご容赦。
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黒田はシンカーを主体として、スライダー、スプリッターを主体に投げる投手だ。ダルビッシュとは対照的に、その比率はほぼ変わらない。
ただ、スプリッターは日によって多投するときと少ししか投げないときがある。毎試合みてきた印象としては、スプリッターが少ないときの方が調子が良いような気がする。

黒田にとって、命綱はシンカーだ。好不調とシンカーの被安打は大体シンクロしている。今季最高の登板は、8/14のテキサス・レンジャーズ戦だと思うが、この日はレギュラーシーズン最多の56球ものシンカーを投げながら、1安打しか許していない。

しかし、以後、黒田は中4日のローテーションを守るのがいっぱいになってくる。シンカーが減って、スプリッターが増えていく。苦しい中で、何とか打者を打ち取ろうと奮闘しているのが良く分かる。

黒田はNPB時代は威力のある4シームを投げていたが、今はシンカーを待つ打者のタイミングを外すために投げるのみ。NPB時代とは大きく投球スタイルが変わっている。

ポストシーズンも2試合投げたが、いずれもQS。そして2試合ともシンカーを60球も投げている。やはりここ一番では、シンカーで勝負をするのだ。



来季の交渉は緒についたところだが、ニューヨーク・ヤンキース=NYYとしては、引き留めたい投手だろう。

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