イチローの大不振はいつから始まったのか、そして復調はいつからか?月次の成績を眺めていきたい。
MLB移籍後のイチローの月間成績。えんじ色は月間3割超え。
少し前までのイチローにとって月間打率3割は、好不調の指標にはならなかった。通算72か月で、46か月が3割超え。2010年までに限れば、60か月で44か月が3割超え。
3割を超えているのが当たり前だったのだ。
2005年までは、2か月以上連続で3割割れと言う月もあったが、以後、2010年まではそれもなくなった。極めて安定感のある成績を残していたのだ。
2011年の5月に.210というかつてない不成績を残した時も、イチローはすぐに立ち直るに違いないと思っていた。
しかし、不振は長引き、3割に到達しないままシーズン終了。当然、通算打率も3割を割り、200本安打もクリアできなかった。
2012年に入っても不振は続き、3割をクリアできないまま7月にニューヨーク・ヤンキースにトレード、そして8月に.297と肉薄し、9,10月には実に9か月ぶりに3割に復帰したのだ。
上記の表と同じ内容だが、これをグラフにしたい。
成績が下落したイチローについて、我々はスランプなのか、力が落ちたのか、見極めかねていた。
契約最終年でもあり、かつてない成績の下落に、限界説もささやかれた。
シーズン終盤でのこの復活は、イチローの下降線が「長いスランプ」だったと実感させてくれた点で、重要だったと言えよう。
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少し前までのイチローにとって月間打率3割は、好不調の指標にはならなかった。通算72か月で、46か月が3割超え。2010年までに限れば、60か月で44か月が3割超え。
3割を超えているのが当たり前だったのだ。
2005年までは、2か月以上連続で3割割れと言う月もあったが、以後、2010年まではそれもなくなった。極めて安定感のある成績を残していたのだ。
2011年の5月に.210というかつてない不成績を残した時も、イチローはすぐに立ち直るに違いないと思っていた。
しかし、不振は長引き、3割に到達しないままシーズン終了。当然、通算打率も3割を割り、200本安打もクリアできなかった。
2012年に入っても不振は続き、3割をクリアできないまま7月にニューヨーク・ヤンキースにトレード、そして8月に.297と肉薄し、9,10月には実に9か月ぶりに3割に復帰したのだ。
上記の表と同じ内容だが、これをグラフにしたい。
成績が下落したイチローについて、我々はスランプなのか、力が落ちたのか、見極めかねていた。
契約最終年でもあり、かつてない成績の下落に、限界説もささやかれた。
シーズン終盤でのこの復活は、イチローの下降線が「長いスランプ」だったと実感させてくれた点で、重要だったと言えよう。
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イチローは、確かにヤンキースで輝きを取り戻しました。ただ、うがった見方をすれば、圧倒的に投手有利なセーフコ・フィールドから、打者、なかんずく左打者に有利なヤンキー・スタジアムに本拠地を移したことによるパークファクターも、数字の上昇(復活)に少なからぬ影響を及ぼしているのではないのかと、そういう気がしています。
来季は今のところ不確定ですが、ヤンキースの他にはジャイアンツも興味を持っているという話を聞きました。ここも左打者に有利な球場ですし、しかも2007年にランニングホームランを打ってオールスターMVPに輝いたゲンのいい球場でもあります。オファーを出す側も、パークファクターを多少は念頭において、ウチの球場ならばまだまだやってくれるのではないか、と考えているような気がします。