千葉ロッテは良い補強をした。先発にグライシンガー、藤岡貴裕、救援に益田、南。新戦力が良く働いたのだ。しかし、既存戦力が落ち込んだ。
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エースの成瀬は四球数が倍増したが、被安打、被本塁打が減って投球回数が増えた。円熟味を増したのだ。QS(6回以上登板して3自責点以下)は18から22へ。リーグを代表する左腕だ。
しかしながら、昨年ようやく先発に定着した唐川が、右ひじ痛で7月に戦線離脱。この投手はシーズン通して働くことが滅多にない。

グライシンガーが質の高い投球を見せた。ルーキーの藤岡も先発で使えるめどが立ったが、左ひじ痛で戦線離脱。
名サブマリン渡辺俊介は、そろそろへたってきた。

小野、大谷、吉見、上野など一本立ちしそうな投手が多い。期待が持てる。

救援陣には、薮田に代わって益田が上がってきた。故障明けの南も後半は働いた。変則投球の中後も制球力がつけば使えるだろう。ただ、益田は登板過多が気になるところだ。
時折目の覚めるような投球をする内竜也は右足関節を手術。来季開幕には間に合いそうだ。
それにしても千葉ロッテは故障者が多い。

2012年と2011年の投手成績を比較する。

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被本塁打が多いのは、ピストル打線を考えると厳しいところではある。ただ、選手の頭数は揃っている。ドラ1の大阪ガス、松永昂大という即戦力も加わる。
千葉ロッテは、圧勝ではなく、投打の粘りで競り勝つ野球だと思う。伊東新監督が、投手陣に新しい秩序を与えることができれば、上位進出は可能だと思う。
大型補強を求めているようだが、それ以上に「調和」が必要ではないだろうか。




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