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観客数はざっと2万人というところだろうか。右翼外野席とバックネット裏はほぼ埋まっていた。なぜか内野席は一塁側より三塁側の方が多かった。ユニフォーム姿の子供が多かった。これはYahoo!ドームではいつものことなのか。
テレビではがらがらに映っていたようだが、そうではなかった。こんな感じでした。

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様子を見ているという部分もあっただろうが、キューバ選手は、先発大隣の投球に手も足も出ない感じだった。右打者をずらっと並べていたのだが、大隣は2回で降板。右の大竹に代わってしまった。4回まで三者凡退を繰り返す。

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キューバの先発はペドロソ。140km/h代後半の速球と120km/h代の変化球を持つが、制球はいまいちだった。

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「侍」は、先頭のDH長野が左前に運ぶ。一ゴロで走者が入れ替わった大島が、すかさず盗塁。本気で勝利を狙っているのがわかった。キューバも実戦モード、何と1死二塁でT-岡田を歩かせたのだ。親善試合のゆるさは感じられなかった。
2回2死から伏兵炭谷が右翼席にソロ。「侍」が先制。
しかし、ここからは日本、キューバともに攻め手に欠いてこう着状態に。

ペドロソは3回1死で左のマルチネスに交代。この投手は小柄だがコントロールが良く、効果的な変化球もあって素晴らしかった。

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5回、「侍」は、大竹から筒井にスイッチ。しかし筒井は制球、球威ともにいまいち。4番本塁打王三度のデスパイネは遊ゴロに打ち取るも5番アブレウは火の出るような左直、彼は一昨年のキューバの本塁打王だ。

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そして2007年の本塁打王の6番ベル、7番セぺダに連打を食らう。試合前のバッティング練習での鋭い振りが戻ってきたようだ。
山本浩二監督は、ここで筒井に代えて今村を上げた。親善試合であることを考えれば、筒井の顔を立ててこの回終了まで投げさせることもあり得たと思うが、山本監督はそういう温情を見せなかった。

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この今村が3回を投げた。キューバの打線は振りが鋭くなった。今村はデビューの年に広島で見たが、そのころと比べるとフォームが小さくなり、制球が格段に良くなっている。
7回2死、今村からサイドスローの加賀に交代。先頭のアブレウは左中間に大飛球を放った。中堅大島がかろうじて抑えたが、じりじりとキューバが盛り返しているのがわかった。
この裏、先頭の角中が中前に運ぶ、角中は判断良く二塁へ。炭谷が送って続く本多に代えて代打井端。井端は二ゴロ、この打球を代わったばかりのフェルナンデスが取り損ねて「侍」に2点目が入った。
しかし続く長野の三遊間を抜けそうな打球に対してキューバ遊撃手のアルエバルエナが、ものすごい守備を見せた。身体能力は相変わらず高い。

8回、キューバの代打エレディアは加賀の内角球をすごいスイングではじき返した。左翼角中がかろうじて抑えたが、球威のない投手はつかまると感じさせた。
9回は山口が登板。二死から安打を打たれたが、後続を断って勝利をものにした。

巨人の長野と坂本が2安打ずつ。今回のWBCは巨人にかかる負担は大きそうだ。

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紆余曲折を経て参加が決まったWBCである。山本浩二監督は、親善試合とはいえ何としても勝利がほしかったのだろう。引き締まった良い試合だった。
この試合から、今回の「侍ジャパン」の戦い方が見えてきた。絶対的な大砲、主軸がいない前提で、少ないチャンスをつないで得点をするということだ。そして投手陣も大エースがいない中、使える投手を小刻みに投入していくということだろう。

「侍ジャパン」はこれまでも「つなぐ野球」ではあったが、今回はさらに細かい野球になりそうだ。それは統一球で変貌したNPBの野球の姿だ。またMLBからは誰も参加しない可能性を考慮した戦い方でもあると思う。
勝つときは僅差、負けるときは大敗という野球になるのではないか。



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