今年優勝できなければ、西武はしばらく優勝できない、西武ファンから異口同音に聞いた言葉だ。
ソフトバンク・ホークス、日本ハム・ファイターズから主力投手が抜けて弱体化したこと。中島裕之が残留したこと。中村剛也やNPB最強打者になったこと、などの要素を総合して、西武ファンはそのように言っていたのだろう。

2012年と2011年の打撃成績を比較する。

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タイトルを取ったものの中村剛也が、開幕直後全くの不振。片岡、栗山が戦線離脱。新外国人ヘルマンも迫力不足。西武は4月5月で17勝26敗と出遅れた。

そこでチームはオーティズを補強、またカーターが7月から登場、中村も故障はあったものの徐々に回復し、以後は優勝戦線に顔を出すようになった。
しかし2位が精いっぱい。春先の誤算が響いた。

秋山翔吾が規定打席に達して打率6位につけたが、新鮮味に欠ける打線だった。

オフェンス面各データのリーグ順位。

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ソフトバンクに次いで2位だった打線は、3位に後退。単純に言えば、中村剛也の目減り分がそのまま下がったということだ。

スタンフォード大学出で話題となったクリス・カーターは終盤戦に力強い打撃を見せたが、膝の調子が思わしくなくてウェーバー公示となった。

中島がFAでMLB再挑戦、さらに中村剛也は左ひざ手術。このままでは戦力は確実に目減りする。
芸がない話だが、決め手はトレードと新外国人獲得。「やり直し」感の強い西武打線である。

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