昔から言われてきたことだが、ヤクルトは外国人選手を獲得するのが上手だ。今期のポストシーズン進出も、まさにこの“買い物上手”によるものだ。
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ラスティングス・ミレッジは身体能力の高さではMLBでも知られた選手だったが、素行が悪いというレッテルを貼られていた。
日本で活躍するかどうか、危惧されていたが、今季のヤクルトでは1番、3番を打ち、特に1番では出塁率.412、OPS.967を記録した。バレンティンが8月を全休する中、ミレッジは同月に.357を記録。戦力の低下を食い止めた。恐らくメンタル面のリサーチも十分にしたのだろう。

ミレッジとバレンティンで52本塁打。チームの本塁打数の55%を稼いだ。
今季は青木宣親がMLBに移籍したが、その穴は完全に埋まった。
日本人選手でいえば、畠山は成績が下落したが、川端が3割近くをマーク。全体として打線の目減りを食い止めた。
さらに、相川亮二に代わって中村悠平がマスクをかぶる試合が増えたことも大きい。

オフェンス面各データのリーグ順位。

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強大な巨人には及ばないがリーグ2位の成績。特に打率の高さが目立つ。
統一球時代の到来によって、投高打低が一般的となったが、ヤクルトは打線を売り物にしているのだ。

ただし、来季は未知数が多い。やや衰えが見えた宮本慎也の後継者はどうなるか、また外野手の3人目をどうするか。外国人選手が来年も健在なのか。課題は多い。

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