ソフトバンクで2人併せて27勝13敗だったホールトンと杉内が移籍し、24勝12敗を上積みした。それで十分だった。
Giants-P-1


今季の巨人は86勝43敗、ちょうど2勝1敗のペースで勝ち進んだ。それは、ホールトン、杉内の勝率と同じだ。勝ち星もさることながら、二人の投手で12の勝ち越し。そして内海も大きく勝ち越した。これが大きかった。
昨年の先発投手は48勝48敗の五分だったが、今季は62勝35敗。先発陣がリードを保って救援につなぐことができた。

そして救援陣では、今や不死身ともいえる山口が72試合中66試合を無失点で抑えた。さらに、福田、高木、マシソンと1点台の救援投手がいて、西村につなぐことができたのだ。
若手の宮國の台頭もあり、巨人の投手陣は盤石になりつつある。

投手陣各データのリーグ順位。

Giants-P-2




被本塁打が下から2番目、それ以外の数値ではトップとなった。長く投手王国を誇った中日を凌駕したのだ。

これだけの戦力を得て、原辰徳監督は楽な采配を振るったように思えるが、ここまで実力者が揃うと、起用は難しかったはずだ。適材適所を過たなかったことが、この圧勝を生んだと思われる。

来季は即戦力と目される菅野が加入する。ローテーションの争いは激化するだろう。

懸念材料はないわけではない。肩痛を抱えた杉内のコンディション、そして酷使が続く山口、西村の疲労度。

ただそうした懸念材料に対しては、例によって手厚いカバーをするのではないだろうか。ちょっと白けるくらいに充実した陣容の巨人である。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください!
Classic Stats


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!