続いてMLBに挑戦した投手の成績。34人。
NPBの前にMLBに挑んだマイケル中村(奈良県生まれ)を含む。※はオールスター出場。グレーは昨年時点でのMLB現役。

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MLBはNPBの投手を野手よりもはるかに高く評価している。それは、好成績を残す選手をたくさん輩出しているからだ。野茂、佐々木だけでなく長谷川、斎藤、岡島とオールスターに選出された選手が5人もいる。それ以外にも主戦級の投手として活躍した投手は多い。コントロールの良さ、冷静さ、球のキレ、変化球など日本の投手がMLBで通用する要素は多い。

しかしその反面、登板間隔や投球数、ペース配分など日米で異なる要素も多い。これに縛られた投手の代表が松坂大輔だろう。調子のよいときの松坂は強打者ぞろいのMLB打線を寄せ付けない投球を見せるのだが、だめなときは四球を出しては打たれてしまう。彼は日米の野球文化のはざまに落ち込んでいるような感がある。
この日米の野球文化のギャップを克服しつつあるのが黒田博樹だ。まだ今季のチームが決まっていないが、ぜひオールスターに出てほしい。

ダルビッシュ有の契約は妥結に至っていないが、テキサス・レンジャーズ=TEXは、ダルのNPBでの登板間隔に合わせて、6人でローテーションを組むことを検討しているという。実現すればMLB初のことだ。夏場の猛暑対策でもあるという。ダルにとって朗報だが、ずっとこのパターンで投げ続けることができる保証はない。いずれMLBのやり方に適応すべき時が来るのではないか。

ダルビッシュにはぜひとも野茂の通算最多勝記録を抜いてほしい。
和田毅、岩隈久志ともども、良いスタートを切ってほしい。

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