85年の優勝後に入った投手を追いかける。ぐっと小粒になり、地味になる。優勝年のドラフト1位の遠山も大成できなかった。
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【キャリア】
熊本県田浦町出身。八代第一高校から85年ドラフト1位で阪神入団。投手として活躍。91年ロッテ移籍、98年阪神復帰。02年引退。解説者、阪神コーチ、解説者。

【タイトル、それに準ずる記録】
・防御率10傑入り2・WHIP1.00以下0・DIPS2.5以下0 規定投球回数以上0シーズン

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【論評】

左腕で威力のある球を投げる投手。江夏2世とも呼ばれ大いに期待され、ルーキーの86年はシーズンを通しローテーションを守った。2完封するなど可能性を感じさせたが、好不調の波が激しかった。しかし87年に故障。球威が衰える。中継ぎに転向するも実績を挙げられずロッテにトレードで移籍。ここでも故障がちで満足に投げられず、打者転向を志向する。95年には1Aカリフォルニアリーグのヴィサリア・オークスに打者として留学。チームにはのちに日本ハム監督となるトレイ・ヒルマンがいた(公式戦には出場せず)。

帰国後はファームで主軸打者として活躍するも、1軍での活躍はできず自由契約。テストを受けて阪神に復帰した。

ここで野村克也監督によって左のワンポイントに特化した特異な使い方をされる。右の葛西稔と一塁と投手を後退するという奇策。見ている分には面白かったが試合の流れはブツ切れになり良い策とは思えなかった。
14年のキャリアはあるが、中途半端の一語に尽きると思う。

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