2009年2月25日PM6:30

豪のシートノックが終わると、1塁ベンチ前でのキャッチボールもそこそこに、真っ先にイチローがグランドに駆け出して行った。本当に気合が入っているという感じで、一つ一つの動作に力がみなぎっていた。津波のような大きな歓声が沸き、フラッシュがまたたいた。ライトで屈伸運動を終えるとキャッチボール。遠くの席だったが、イチローは大きく感じた。後姿が本当に格好よかった。
ノックを受ける動きがいいと感じられたのは、セカンドの岩村。ファーストの小笠原。

2009WBC-001


巨人との練習試合とほぼ同じメンバー、現在の日本のベストなのだろう。

先発はダルビッシュ。この投手は、相当プレッシャーがかかるタイプのようで、先頭打者に三球続けてストライクを投げ込んでヒットを浴び、そこから流れが悪くなった。

城島との相性はあまり良くなかったようで、マウンドで打ち合わせをする様子が見られた。

国際試合で、日本はいつも立ち上がりにもたつくのだが、今回も同様の展開だった。

■後日談:このときのスタジアムの拍手は忘れられない。イチローはすでに重たいものを背負っていたのだろう。