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MLBファンの皆さんは中島裕之が入団するをどう思われるだろうか。極端に言えば、中島は球団というより、仲介業者に一時買取されたような印象がある。
中島のキャリアSTATS

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今年3月末、オークランド・アスレチックス=OAKはシアトル・マリナーズ=SEAに帯同して来日、開幕戦を戦った。
この開幕戦の顔ぶれが、今、どうなっているか。

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10人の選手の内、5人が既にチームを移っている。このうちぺニントンとカート・スズキ、アレンはシーズン中に移籍している。
さらに1年前のOAKの開幕戦の顔ぶれ。

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2年続けて開幕戦に出た選手は今季2年の延長契約を結んだココ・クリスプしかいないのだ。
MLBでは選手の異動はNPBとは比較にならないほど多いが、OAKはその中でも別格である。いかに選手をうまく売買して、球団に利益を残し、しかも成績を挙げていくかを考えているような気がする。特に『マネーボール』のビリー・ビーンがGMでありながら経営に参画して以来、その傾向が強くなった気がする。

ここ数年のOAKは、選手を獲得しては転売していた。7月までに優勝戦線から離脱すると、いわゆるフラッグ・シップディールで選手を放出する。その連続だった。

今季は久しぶりにアリーグ西地区を制覇したが、それでもチームの顔ともいえるカート・スズキをシーズン中に放出した。

今季、OAKで1試合でも出場した野手は35人、このうち移籍したのは10人。例年に比べればまだ大人しいが、来季、球団が不振に陥った時、そして中島が期待通りに働かなかったときに、ビリー・ビーンは容赦なく中島を2年契約込みで放出するのではないか。

2年間好成績を上げたとしても、3年目は他球団に移っている可能性が高い。




何年も主力の顔ぶれが変わらないNPBのチームのイメージからは程遠い球団に入ったという感がある。
中島は、何があっても来季、結果を出さなければならないだろう。じっくり腰を据えてと言うゆとりはないだろう。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
Classic Stats


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