ここ数年、タンパベイ・レイズ=TBは、激戦のアリーグ東地区にあって、“第3極”を形成しつつあるように見えた。しかし、その勢いはやや息切れしつつある。
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ここ2年、チーム・リーダーのエヴァン・ロンゴリアが十分な働きをしていない。昨年は左胸胸筋の負傷、そして今季は右脚ハムストリングの故障。
クラッチヒッターとしても知られるだけに、その欠場は大きかった。

昨年の主力の内、ケーシー・コッチマンとは契約を結ばず(これは正解だった。昨年はやはりフロックだった)。デーモンもFAに。

BJアップトン、マット・ジョイスはやや成績を下げた。

今やリーグ屈指の選球眼を誇るユーティリティ・プレイヤーとなったベン・ゾブリストはまずまずの活躍。そしてデズモンド・ジェニングスがレギュラーに抜擢された。

自前の戦力は育ってきてはいるが、その勢いはやや衰えている。一人前になることを期待されたレイド・ブリニャック、シーン・ロドリゲスらは伸び悩んでいる。

打撃成績のリーグ順位

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打率はもともと低かったが、今季はロンゴリアの長期離脱も響いて、長打力、得点能力が落ちている。MLB屈指の強力打線が揃うアリーグ東地区では、貧打は際立っている。

すでにBJアップトンの移籍が決定、しかしチームは例年通り、大きな補強はしないようだ。トロント・ブルージェイズ=TORが大型補強をする中、苦しいシーズンが続きそうだ。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。昨日は小川邦和、今日は加藤初
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