アンドリュー・ジョーンズという超大物に比べればややかすむが、楽天はまたMLBの大物打者と契約をした。いや、これはすごい。
ケイシ―・マギー、名の通った選手である。

Mavgee-2012




体型から見てもわかる通り、軽快な選手ではない。どしっと構えて大きなのを打つ選手だ。
2003年にシカゴ・カブス=CHCにドラフト10順目で入団。同期にはデルモン・ヤング、リッキー・ウィークスなど。

評価は決して高くはなかったために出世は遅かったが、じわじわと昇進。2008年にMLBに上がった。チームには福留孝介がいた。

2009年、ウェーバーにかけられミルウオーキー・ブリュワーズ=MILへ移籍。当初は9番を打っていたが、シーズン半ばからはフィルダー、ブラウンの後の5番に定着。勝負強さを見せつけて新人王投票でも5位につけた。
さらに翌年は23本塁打104打点。ブラウン、コリー・ハートとともに100打点トリオを形成した。

この当時は得点圏打率が.324。選球眼はそれほどよくないが、勝負強く、5番打者に適任だった。

しかし、2011年に不振を極めた。一説には太りすぎたともいわれるが、このために翌年、ピッツバーグ・パイレーツ=PITに。そして8月にフラッグ・シップディールでニューヨーク・ヤンキース=NYYに。A-ROD、タシェアラの穴埋めだったが数字を残せず、シーズンオフにFAになっていた。
イチローやアンドリュー・ジョーンズと同じ境遇だったのだ。

ある意味で才能を食いつぶした選手かも知れないが、まだ31才であり、くたびれる年齢ではない。

お世辞にも守備は褒められたものではないので、三塁ではなく一塁を守ることになろう。ポテンシャルではアンドリュー・ジョーンズよりもあるかもしれない。

大物外国人二人を獲得し、ラッキーゾーンを設ける。楽天は、本気で強打王国を築こうとしているようだ。
性格的にはなかなか明るくて好人物とのこと。派手な活躍を期待したい。

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