ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAにとって、仮想敵は、テキサス・レンジャーズ=TEXだった。
そのTEXのエースのCJウィルソンを引き抜き。荒業だ。これにサンディエゴ・パドレス=SDから若手救援投手のフリエリを獲得、ウォルデンをセットアッパーに回してクローザーに据えた。
こうした補強は、一定の成果はあった。CJウィルソンは数字を落としながらもシーズン通してローテーションを維持した。またフリエリも故障はしたが、23セーブを挙げた。
また、ジェレッド・ウィーバーが昨年に続いて内容の濃い登板を見せた。
しかし、他の既存選手が軒並み数字を落としたために、補強はプラス要因とはならなかった。
先発陣のサンタナ、ハレンの二人はERAが大きく下落。結局QSは98から91に目減りした。
救援陣もウォルデン、ダウンズ、高橋尚成が数字を落とした。ジェプセンが成長したものの、質、量ともに十分ではなかった。
そこでザック・グレインキをシーズン中にミルウォーキー・ブリュワーズ=MILから獲得したが、十分に活用はできなかった。
投手成績のリーグ順位
リーグ中位の投手陣は、補強したにもかかわらず戦力ダウン。既存投手の落ち込みが大きかった。
エルビン・サンタナ、高橋、ウォルデンらを放出し、チームは補強を進めている。シアトル・マリナーズ=SEAからバルガスを獲得したが、おそらくは不十分だろう。
強引な補強を続けるLAAだが、今のところ効果は上がっていない。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。今日は定岡正二
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LAAに詳しいわけではないですが、強引という点については同意です。
リーギンス前GMがバーノン・ウェルズの獲得その他諸々のことが原因でやめさせられた後、現GMのディポートが就任。早速プホルズとCJを掻っ攫ったときは、払いすぎだとしても傍から見ていてもやるなあと思っていました。
しかし、先日ハミルトン獲得のニュースを聞いても、このGMは額面通りの買い物しかできないような印象が私の中では強まっています。今年は抑えに抜擢されたフリエリこそつれてきましたが、なんというか、掘り出し物を見つけられず、いずれ資金が尽きたらGAME OVERな気がします。
SEAみたいに掘り出し物どころか大はずればかり引っ張ってくるのにくらべればマシにしても、少々心配です。