開幕戦のオークランド・アスレチックス=OAKの打線は、お世辞に強力とは言えなかった。
昨年の中心打者は3人も抜けていたし、代わりに獲得したのは他球団の半レギュラークラス。地味でぱっとしない打線だった。

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中で、キューバから亡命したセスぺデスは輝いた存在だった。バランスの良い中距離打者で、スピード感のある選手でもあった。故障で30試合ほど欠場したが、中心選手の活躍だった。
またボストン・レッドソックスの成長株だったレディックも荒っぽいながらも30本塁打。

この二人が、チームを引っ張った。また6月から加入したブランドン・モスも23本塁打。
昨年、4人しかいなかった二けた本塁打が8人。長打力の増加が大きかった。モスは一時期巨人が触手を伸ばしていると言われたが、OAKは手放さないだろう。

さらにビリー・ビーンが大好きな四球が増えた。安打数は15減ったが、四球41増えて、OPSも.034上昇した。
派手な補強はしなかったが、じわじわと数字を積み上げて行った。

打撃成績のリーグ順位

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少し数字が上昇した程度。しかし、打線は十分につながっていたのだ。

ぺニントン、インジという内野手が抜けて、中島裕之が加入。求められているのは長打と出塁率だ。

今年はまだ大きな商売をしていないが、来季ペナントに手がかからないと見切れば、選手はまた派手にセールスすることだろう。

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