青木の成績を細かく見て行こう。いかに頑張っていたかが分かるSTATSである。
右左別、昨年のNPBでの記録もつける。

aoki-20121225-1


もともと青木は左投手を苦にしない打者だ。NPBではむしろ左から安打を稼いでいた。しかし、NPBでもMLBでもレギュラーになるために必要なのは、右投手を打ち込むことだ。

青木は今年、右投手を3割近く打っている。その上に、四球が1割以上。この打撃、選球眼が大きかった。
そして左もそん色ない成績だった。

月次成績

aoki-20121225-2


5月半ばまでは他の外野手と併用されたために出場機会は限られていたが、そこで数字を残しレギュラーに。

6月、7月には明らかに息切れしているときもあった。NPBでは1か月に25試合も出ることは滅多にないからだ。青木は固め打ちをして復活した。

そして8月に打率を上げ、9月に長打も披露した。ミルウォーキー・ブリュワーズ=MILは9月までポストシーズン進出の可能性がわずかながらあったが、このタイミングでの活躍は印象が強かった。

打順別成績

aoki-20121225-3




青木は6月になるとほぼ1番に固定された。しかしそれまでは、様々な状況で使われた。代打、2番、途中交代。そのいずれの状況でも、数字を残したのだ。

青木は1試合で1度だけ打席に立ったケースが27回あるが、24打数9安打4打点と凄い成績を上げている。そういう積み重ねが、1番右翼というポジションにつながったのだ。

ここぞというときに力を出してきたことが分かる。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。昨日は堀内恒夫、ノーヒッター+3本塁打の試合
Classic Stats


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!