ミルウォーキー・ブリュワーズ=MILのフィルダーのケースもそうだが、セントルイス・カーディナルスも、主砲プホルズが抜けたあと、打線は弱体化しなかった。
プホルスの代役として、スイッチヒッターの大打者カルロス・ベルトランが招かれた。このところ故障がちだったが、今年は5年ぶりに30本塁打を記録。プホルズの穴をほぼ埋めた。
さらにプホルズと並ぶスターだったマット・ホリデーが安定した成績を残した。
それ以上に目覚ましかったのは、20代の選手の躍進だった。
ヤディヤ・モリ―ナは、ジョー・マウアーを抜いて、最も強打の捕手になった。しかも守備面でも高いレベルを維持している。
アラン・クレイグはプホルズの後を襲って一塁手に抜擢されたが、22本、.307、97打点の活躍。
さらにデビッド・フリーズも20本、.293、79打点。ジョン・ジェイも3割を打った。
確実性のある好打者が次々と現れたのだ。プホルズを放出しても、次世代の選手が伸びているから大丈夫、首脳陣はそういう判断をしたのだろう。
打撃成績のリーグ順位
リーグトップクラスを維持している。
打線の層の厚さ、穴の無さ、そして若さは特筆ものだ。
精神的支柱でもあったプホルズの放出は、絶妙のタイミングで行われたと言って良いのではないだろうか。
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