今年、2013年巳年生まれの選手にスポットライトを当てたい。各世代別のベストナインを決めたいと思う。
その前にMLBの選手に軽く触れておこう。アメリカの人に「Sneak　Year」と言っても何のことかわからないだろうが。
巳年のMLB選手について。各年で最も安打数が多かった選手と、勝ち星が多かった投手を記す。B.Yは生年、Nは選手数。赤字は殿堂入りしている選手。

Sneak Year-MLB



巳年の選手、MLBで遡ると、1845年までいきつく。当年とって168歳。この年は日本では弘化2年、天保の改革で有名な水野忠邦が失脚、アメリカはまだ28週だった。

1845年生まれのMLB選手は日本でいる明治維新前後にプレーしていた。

1857年と言えば、安政3年、4年前に黒船が来て、時代は幕末に突入していた。ロジャー・コナーはベーブルースの前の通算本塁打記録保持者だ。

1869年は明治2年、夏目漱石より2歳下。キッド・二コルズは、19世紀末の剛腕投手だ。

1881年は明治13年、ティンカー、エバース、チャンスの併殺トリオで有名な、シカゴカブスの名二塁手ジョニー・エバースも巳年だ。MLB史上最高の防御率のエド・ラウシュもこの年生まれ。

1893年は、明治25年。イチローの前のシーズン最多安打記録保持者のジョージ・シスラーが生まれている。

1905年は明治38年、大投手レッド・ラフィングが生まれている。MLBでのERAは歴代1位だ。レオ・ドローチャーもこの年生まれ。

1917年は、大正6年、ブードローシフトを考案した名将ブードローが生まれている。日本の王シフトは、ブードローシフトを参考にしたものだ。

1929年は昭和4年、このフランク・トーマスはもちろん近年の同名の打者とは別人。カート・シモンズははじめてシンカーを投げたと言われる。

そして1941年、昭和16年にはピート・ローズが生まれている。メル・ストットルマイヤーは日本でも投手コーチを務めた。

1953年、昭和28年生まれはロイヤルズの英雄、ジョージ・ブレットがいる。ことし還暦だ。大胆なフォームで知られたフランク・タナナも。



1965年、昭和40年生まれには俊足強打のクレイグ・ビジオ、この辺になると記憶も新しい。

1977年、昭和52年生まれは、現役世代。投手はホアン・ピエール、投手はロイ・ハラデー。ハラデーはあと1勝で200勝だ。

1989年、平成元年生まれは、まだまだこれからの世代だ。

蛇年生まれのMLBプレイヤーは昨年までで1523人いた。以上、アメリカのファンには何のことやらわからないデータ。

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Classic Stats


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