近年最も成功したモデルとなったフィラデルフィア・フィリーズ=PHIだが、成功モデルは、いつか破たんするときがくる。ついに破滅のボタンが押されたという感じだ。
ここ数年、勝ち続けながらもじりじりと戦力は落ちていたPHIである。最大の要因はレギュラーの高齢化だった。
スター軍団は少しずつ入れ替わってはいた。
2010シーズン後にジェイソン・ワースがワシントン・ナショナルズ=WASに移籍、昨年は最高齢のラウル・イバニェスがニューヨーク・ヤンキース=NYYに移籍。
しかし2012年は、柱と恃むライアン・ハワードが不振の挙句DL入り。プラシド・ポランコ、チェーズ・アトリー、シェーン・ビクトリーノという錚々たる顔ぶれも規定打席に達せず。ワースの代役に入れたハンター・ペンスも期待外れ。
結局、フル出場したのはジミー・ロリンズだけだった。
打撃成績のリーグ順位
全体の数字は横ばい、しかしそれはシーズン通して働くことができなかったレギュラーと控え選手の数字の集積であって、戦力ではなかった。
カルロス・ルイーズは在籍しているが40人枠から落ちている。11月になって薬物規制に引っ掛かり、来季開幕から25試合出場停止が決まっている。
そしてポランコ、ペンス、ビクトリーノがチームを離れた。最強チームも再建モードに入った。
テキサス・レンジャーズ=TEXからマイケル・ヤングが加入した。相変わらずのベテラン好き。下手をするとミネソタ・ツインズ=MINの二の舞になりかねない。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日はガリクソン。
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打線をみても、ハワードとアットリーが復帰したからといって、あがるような感じでもなかったんですが。。。そして、これといって、いい若手もでてきていないような。。。
来期は、今期に打撃の内容が向上したルイスが開幕から25試合いなくなるのは非常に厳しいですね(結局薬物による賜物だったのでしょうか。。。)。。。攻守の要ですし。。。