MLB一と言われた自慢の先発投手陣は、結局機能しないままで錆びついたようだ。
PHI-P-2012-01


間もなく200勝という大投手、ロイ・ハラデーが6月に故障、それまで4勝5敗3.98。7月に復帰後も見る影もない投球だった。今年36歳になるが、これから円熟味を増すと思われただけに大きなショックだ。
さらに、クリフ・リーが黒星病に取りつかれた。奪三振207に対して四球28と抜群のパフォーマンスを見せたが、好投しても勝ち星がつかないうちに、成績も下落した。

コール・ハメルズだけが期待通りの活躍だった。またカイル・ケンドリックもローテを維持したが、二本柱が倒れては、立て直しは不可能だった。
QS(先発6回以上登板、3自責点以下)は108から99へ。これでも高いレベルではあるが、目減り感は大きかった。

クローザーとしてボストン・レッドソックスから獲得したジョナサン・パベルボンが期待通りの働きをしたのがまだしもの救いだった。

ただしバスタード、シュワイマーのセットアッパー陣も期待外れだった。

投手成績のリーグ順位

PHI-P-2012-02




断トツの1位から、中の上へ。特に被本塁打が大きく悪化した。

契約が残っている大物が多いので、チームを大きく動かすことはできない。昨年の大不振が、経年劣化なのか、それとも単なるスランプの鉢合わせなのかはわからないが、今季も自慢のコレクションのままでいくしかないPHIである。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日はガリクソン。

Classic Stats


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