MLB一と言われた自慢の先発投手陣は、結局機能しないままで錆びついたようだ。
間もなく200勝という大投手、ロイ・ハラデーが6月に故障、それまで4勝5敗3.98。7月に復帰後も見る影もない投球だった。今年36歳になるが、これから円熟味を増すと思われただけに大きなショックだ。
さらに、クリフ・リーが黒星病に取りつかれた。奪三振207に対して四球28と抜群のパフォーマンスを見せたが、好投しても勝ち星がつかないうちに、成績も下落した。
コール・ハメルズだけが期待通りの活躍だった。またカイル・ケンドリックもローテを維持したが、二本柱が倒れては、立て直しは不可能だった。
QS(先発6回以上登板、3自責点以下)は108から99へ。これでも高いレベルではあるが、目減り感は大きかった。
クローザーとしてボストン・レッドソックスから獲得したジョナサン・パベルボンが期待通りの働きをしたのがまだしもの救いだった。
ただしバスタード、シュワイマーのセットアッパー陣も期待外れだった。
投手成績のリーグ順位
断トツの1位から、中の上へ。特に被本塁打が大きく悪化した。
契約が残っている大物が多いので、チームを大きく動かすことはできない。昨年の大不振が、経年劣化なのか、それとも単なるスランプの鉢合わせなのかはわからないが、今季も自慢のコレクションのままでいくしかないPHIである。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日はガリクソン。
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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ベテラン中心の強豪チームは、一度歯車が狂うと、雪崩を打ったようにチームが崩壊することがよくありますが、今のPHIもそんな感じでしょうか。
特にPHIは選手を揃える過程でプロスペクトを大量放出してしまい、マイナーが枯渇状態ですので、しばらくは苦しいチーム状態が続くような気がします。