100マイル投手、スティーブン・ストラスバーグの、トミー・ジョン手術からの復活は、この手術の精度、安全性を知らしめるとともに、ワシントン・ナショナルズ=WASの育成法の確かさをも強くアピールした。
一昨年9月に手術から復帰したスティーブン・ストラスバーグは、2102年ローテーションを維持したが、6回までと制限を設けた上に、ポストシーズンも全休させた。投球数は2600球余り。目先の勝星を追わない姿勢は敬服に値する。

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ストラスバーグをフル回転させなくとも、オークランド・アスレチックス=OAKからきたジオ・ゴンザレスが21勝、ジマーマン、ジャクソン、デトワイラーも二けた勝利を挙げた。育成と補強の両方で、フロントはよい仕事をしたのだ。

救援陣は先発陣に比べればかなり見劣りする。タイラー・クリッパードはセーブ機会で5度失敗。精度は低かった。
しかし、マテウス、スタンンメン、バーネットらがセットアッパーとして仕事をした。まずまずと言えようか。



投手成績のリーグ順位

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打線よりもジャンプアップの度合いは大きかった。

来季は、エドウィン・ジャクソンが移籍。しかしロサンゼルス・エンゼルス=LAAからダン・ハレンが加入。むしろ、セットアッパーのバーネットが抜けたことが痛いだろう。

いよいよ来季はストラスバーグがフル稼働する。WASへの期待は高まる一方だ。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。本日は香田勲男

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