投球内容は前年よりも劣っていたのだが、サンフランシスコ・ジャイアンツ=SFの投手陣は体勢を崩さなかった。これが勝因だった。
ケイン、バムガーナー、ボーゲルソン、リンスカム、ソトがシーズン通してローテーションを守り通した。この5人以外に先発したのは、ハッカー、ペティットが一度ずつ。これはシンシナティ・レッズに次ぐ固いローテーション。
この盤石の体制が、ペナントレースに安定感をもたらした。
ただ、花形投手だったリンスカムは、不運もあり、失点が増えて防御率は最下位にまで下落した。しかし、ブルース・ボウチー監督はリンスカムを外さなかった。
救援陣は60試合以上登板した投手が、5人。昨年までのクローザー、ブライアン・ウィルソンが故障したが、同じ髭面のセルジオ・ロモがこれをカバーして余りある活躍。
キンブレルがいたために目立たないが、WHIPも被打率も群を抜く好成績だ。
先発、救援が盤石であればペナントレースは勝ち抜けるのだ。
投手陣のリーグ成績
トータルで成績が下落したのは、リンスカムの成績が落ちたことが大きい。
ただ、そのリンスカムがポストシーズンは中継ぎでいい働きを見せた。
来季はロサンゼルス・ドジャースがSFを上回る陣容になりそうだ。ナリーグ西地区は、MLBで一番注目すべき地区ではないだろうか。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。今日は佐藤道郎
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