きょう未明のWBCラウンド2、Pool2のイタリアvsドミニカ戦。またもやイタリアの奇跡が再現されそうな様相だった。
1回、ドミニカの先発MLBで44勝を挙げているエディンソン・ボルケスはストライクが入らない。立て続けに3四球を与え、リディは犠牲フライ、さらにコラべロは3ラン。野球大国ドミニカは顔色を失ったに違いない。
下手をすると、コールドの恐れさえあるのではとも思われた。
ドミニカは1回、2回と安打は出るが、イタリアリーグ、サン・マリノに所属する27歳のダ・シルヴァを捉えきることができない。
3回にはホセ・レイエスに一発が出るが、打線のつながりのないままに6回に、1死後、カノにまた一発が出たところでダ・シルヴァは降板。イタリアはあとは小刻みな継投で逃げ切ろうとする。
しかし、イタリア3番手のヤンキースAAAにいるバンデッティは7回1死後、レイエス、アイバーに連打を喰らい、カノの当たりも遊撃付近に落ちる内野安打。ここから押し出し、犠打、右前打で3点を失った。
ドミニカのボルケスは2回以降うそのような快投を見せ、続く投手もほぼ完ぺきな救援。
最後は今回大活躍のロドニーが3人でしめて逆転した。
イタリアには特に「投」のタレントがいない。思い切った攻撃で先制し、あとを見慣れない投手をつないで逃げ切るという戦法は、そろそろ難しくなってきた。
過去の大会より小粒な顔ぶれだが、ドミニカは比較的順調に勝ち抜いてきた。暖気運転は終わって、十分に戦える体制にある。
イタリアの魔法は解けつつあるのではないか。明日のプエルトリコ戦、負ければ敗退が決まる。
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。木村恵二
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