上原獲得を巡り一時日本での注目度が上がったトロント・ブルージェイズだが、45歳の遊撃手オマー・ビスケルと1年のマイナー契約を結んだ。
とにかくすごい遊撃手だ。

Omar-20120126





地を這うような低いゴロにすすすっと体を寄せて、物でも拾うように無造作にすくって目にも止まらないような速さで送球する。派手さないが、守備範囲は広く、きわめて正確。きわどいゴロをベアハンドでアウトにするのも得意だった。殿堂入りは間違いないのではないか。
最近は若手遊撃手の指南役を務めることが多かったが、今季も23歳のアデニィ・エチェバリアあたりを指導するのだろう。

さて、もう一人殿堂入り間違いなしと言われる大選手がFAのまま年を越している。

パッジことイヴァン・ロドリゲスだ。最強の捕手の名をほしいままにしてきた。肩の強さ、身の軽さに加えて、勝負強い打撃。私はこの捕手とイチローの2塁をめぐる駆け引きを見るのを無上の喜びとしてきた。
→参考記事
WBCのプエルトリコ代表としての奮闘も印象的だった。

I-Rod-20120126





彼も最近は若手捕手、投手の先生役が多かった。最近ではスティーブン・ストラスバーグのデビュー戦で100マイルオーバーを受けた。

イヴァン・ロドリゲスにぜひ、テキサス・レンジャース=TEXにもどってきてほしい。そしてダルビッシュ有のデビュー戦で捕手を務めてほしいのだ。以前にも述べたが、イヴァン・ロドリゲスは、ノーラン・ライアンの最晩年の相方だったのだ。
⇒ダルビッシュが師事する大投手|野球史

彼がダルビッシュの球を受けることで、名投手の伝統がミットを通じて受け継がれる。感傷的かもしれないが、そんな思いがしているのだ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!