今日はプロ野球選手がシーズンに何球投げているかと言うことに着目したい。まずはNPBの投手から。
シーズンに2500球以上投げた投手はセパ併せて19人いる。
メッセンジャーの3189球がトップ。3000球以上は4人である。すべてが先発投手。セパの最多勝沢投手も含まれる。
NP/Gは、1試合当たりの投球数。最も多いのはDeNAの三浦大輔。1試合平均で114球投げている。
ただNP/IP、投球回あたりの投球数では巨人のホールトン、澤村は16.4を超えている。この表で一番少ない広島のバリントンとは1.5球以上。わずかな差ではない。完投すれば13.5球もの差になるのだ。
かつては、シーズンに500回以上投げた投手がいた。1イニング14球としても7000球を投げていたことになる。
当時の投手からしてみれば、今の投手は楽をしているということになろう。しかし、ことはそれほど単純ではない。昔は速球とカーブだけで押すことができただろうが、今はいろいろな変化球をちりばめて配球を考えなければならない。打者も進化している。それほど単純なものではないのだ。
最近でも2001年の松坂大輔は4000球を投げたことがある。その年は240.1回も投げたが、翌年73.1回と投球数は急落した。
NPBの先発投手は3000球を投げれば一流と言えよう。
では、救援投手はどうなのか。
セパの救援登板数5傑(6人)の投球数。
救援投手はシーズンに1000球前後投げている。1回あたりの投球数では山口は14.27球だが今村は16.63球。若い今村は無駄球が多いことになろう。
こうしてみると救援投手の方が楽に見えるが、そうでないことはだれでも知っている。
登板する前にはウォーミングアップが必要になる。全力投球も含め、ブルペンで20~30球は投げるだろう。「肩を作る」というやつだ。登板しない日も「肩を作る」ことはあるから、それだけで2000球近くは投げることになる。精神的なものも含め、大変な負担である。
こうしてみると、セットアッパーばかりが並んでいる。クローザーはどうなのか。セパのセーブ王を見てみる。
クローザーは、セットアッパーよりも少しだけ楽だということになろうか。クローザーの代わりは滅多にいないから、優遇されているということなのか。
稿を改めてMLBの投球数も調べることにする。
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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。藤井将雄
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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NP/Gは、1試合当たりの投球数。最も多いのはDeNAの三浦大輔。1試合平均で114球投げている。
ただNP/IP、投球回あたりの投球数では巨人のホールトン、澤村は16.4を超えている。この表で一番少ない広島のバリントンとは1.5球以上。わずかな差ではない。完投すれば13.5球もの差になるのだ。
かつては、シーズンに500回以上投げた投手がいた。1イニング14球としても7000球を投げていたことになる。
当時の投手からしてみれば、今の投手は楽をしているということになろう。しかし、ことはそれほど単純ではない。昔は速球とカーブだけで押すことができただろうが、今はいろいろな変化球をちりばめて配球を考えなければならない。打者も進化している。それほど単純なものではないのだ。
最近でも2001年の松坂大輔は4000球を投げたことがある。その年は240.1回も投げたが、翌年73.1回と投球数は急落した。
NPBの先発投手は3000球を投げれば一流と言えよう。
では、救援投手はどうなのか。
セパの救援登板数5傑(6人)の投球数。
救援投手はシーズンに1000球前後投げている。1回あたりの投球数では山口は14.27球だが今村は16.63球。若い今村は無駄球が多いことになろう。
こうしてみると救援投手の方が楽に見えるが、そうでないことはだれでも知っている。
登板する前にはウォーミングアップが必要になる。全力投球も含め、ブルペンで20~30球は投げるだろう。「肩を作る」というやつだ。登板しない日も「肩を作る」ことはあるから、それだけで2000球近くは投げることになる。精神的なものも含め、大変な負担である。
こうしてみると、セットアッパーばかりが並んでいる。クローザーはどうなのか。セパのセーブ王を見てみる。
クローザーは、セットアッパーよりも少しだけ楽だということになろうか。クローザーの代わりは滅多にいないから、優遇されているということなのか。
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クローザーは基本的に勝ちゲームにしか登板しないのに対して、セットアッパーは勝ちゲームに加えて、同点や僅差のビハインドで投げることも多く、それが登板数、投球回数、投球数の差に出ていると思います。
また、セットアップはクローザーよりも年齢的に若い投手が多いので、起用する側が多少無理をさせようとするのかもしれません。