かつては生え抜き選手を中心にいやらしい打線だったミネソタ・ツインズだが、今はずいぶん大人しくなった。岩隈は12回目の登板。
Iwakuma-20130531


立ち上がりは3人を8球で仕留める。無駄球はほとんどなし。マウアーはタイミングを狂わされた。

2回、岩隈の決め球の一つであるスプリッターの制球がよくなく、ウィリンガムを歩かせる。この日はスプリッターに悩まされた。しかしモルノーを併殺に切って取る。

3回、下位のパーマリーが初球を思い切って振って二塁打。1死後フローリモンにも安打が出て1,3塁。キャロルの遊ゴロでパーマリーは本塁を衝くがアウト。ドジールは二ゴロ。

4回、マウアー三振、ウィリンガム、モルノーは初球に手を出して凡退。まだ援護はなし。

5回、1死後、前の対戦で二塁打を打たれたパーマリーは警戒して歩かせる。二死後フローリモンに長打が出るがエンタイトル。キャロルは一ゴロ。辛うじて点は取られなかった。

珍しく制球に難があったが、遅いカーブが有効だった。
6回ようやく味方がモラエスの本塁打とサクレのタイムリーで3点先取。裏、先頭打者を出したがマウアーを三球三振、以下も打ち取る。



7回、下位に2安打を打たれたがホームベースを踏ませず。

8回、マウアーに安打を打たれたがウィリンガムを三振に切ったところで降板。

いつもの全く隙のない登板ではなく、三塁に三度も走者の進出を許しながら、運も手伝って零封した。
落ち着いているという印象だ。
最近、援護点が少ない岩隈だが、第2のエースとしての信頼は揺るがない。



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