股関節の張りのため、6/30以来登板回避が3日ほど続いた黒田。しかしDL入りすることなく復帰。結果的に良い休養となったようだ。
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1回、立ち上がりは球種、球速とも前回登板と変わらず。元気なマチャードにはやや手こずったしマーケイキスには内野安打を打たれたが無難に抑えた。早い回に本塁打を打たれることが多い黒田にとって、幸いだった。

2回、1死後ウィータースに二塁打が飛び出すが、黒田は低めにボールを集めて後続を断った。落ち着いている。
裏、ヌニェスのタイムリーが出る。1点先制。

3回、シンカーが切れている。三者凡退。

4回、マーケイキスに二塁打を打たれるが三人を凡退させる。この回あたりから前回とははっきりと違った。シンカー、4シームの球速が上がったのだ。腕が振れてきたということだ。やはり前回までは、疲労がたまりガス欠気味だったのだ。

5回、黒田は攻めの投球。シンカーが速くて切れているので、スプリッターも生きてくる。今季最高と言う印象。95マイルが出た。

6回、上位打線を完全におさえる。黒田は飛ばしている。

7回、シンカーのコントロールがやや乱れ、ウィータースを歩かせる。しかしハーディを抑える。
5月28日以来の無失点投球。実に安定していた。



勝ち投手の権利を有しての降板だったが、1点のアドバンテージはあまりにもはかない。
9回、マリアノ旦那が登板するも、アダム・ジョーンズに一発を浴びた。旦那に勝ち星を消されるのは今季2回目。
「黒田の、すまねえ」「お手をお上げください、マリアノ」が再演されたか。

ニューヨークはガードナー、イチローが出塁できず。
強力打線ボルチモアに本塁打を打たれなかったのは幸いだったが、援護1点は運が無かった。またマリアノ・リベラが打たれたのも不運だった。
黒田はERA2.77でリーグ3位に。CCサバシアは4.06。実質的なエースとして健在であることを周囲に示した。


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