昨年、主軸を打つ打者が不在で、移籍したばかりの竹原が4番を打つなど、人材不足に鳴いただけに、補強のポイントは攻撃力のようだ。
KBOの最強打者を、2年5億という巨費を投じて獲得。球団も獲得した新戦力も太っ腹ではある。
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チームは非常に積極的に選手を獲得している。巨人から高橋信二、中日から中村一生(2011年は一軍成績なし)を獲得。厳しい経済環境の中でも意欲的だ。
特に帯に短し、たすきに長し状態がずっと続いている捕手陣に、高橋が加わる意味は大きい。一気にレギュラーを獲得する可能性もあろう。
で、李大浩。

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この成績通りの数字を上げれば文句はない。キャンプでも柔らかいフォームから、特大の当たりを連発している。金泰均よりも評価は高そうだ。

しかし、勝負は実戦だ。金泰均もそうだったが、NPBの投手は打者の弱点を突くのがうまい。たとえ春先に快打を連発しても、夏以降に成績を急落させる可能性があろう。

昨年在籍した李スンヨプは、千葉ロッテの最終年(30本82打点.260)と巨人の1年目(41本108打点.323)に好成績を上げたが、それを唯一の成功例として、KBOからやってきた野手は成績を大きく落としている。特に逆境に陥った時にこらえ性がないKBOのスター選手。成功する可能性は50%程度ではないか。

ドラフトでは6人の野手を獲得したが、そのうち堤を除く5人が社会人。即戦力を期待されている。

年俸総額は、22.2億円から23億円と微増。

チームは早くも3番T-岡田、4番李大浩を明言した。投手力も充実し、戦力補強が進むオリックスだが、命運はこのオーダーが成功するか否かにかかっている。

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