結局、外国人の総入れ替えを行った西武である。
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実績のあったフェルナンデスの引き留めに失敗。マルハーン、ブラウンも解雇。代わりに2人の新外国人を獲得した。中村剛也に対するマークが強くなる中で、5番を打つ人材を求めているのだ。
ベテランのヘルマンは面白い選手だ。ドミニカ出身。

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小柄で、大きいのは打たないが、ミートの良さと選球眼でMLBを渡り歩いてきた。肩が弱いために守備のレベルは高くないが、ユーティリティである。バントもできる。足も速い。年は食っているが、この選手は活躍するのではないか。
もう一人はクリス・カーター。同名の右打者がオークランド・アスレチックス=OAKにいるが、こちらは左打者。がっちりとした体躯。

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2004年のアリゾナ・ダイアモンドバックス=ARI17順目。同期にはジャスティン・バーランダーやハンター・ペンスなどそれほど有望選手ではなかった。長打と選球眼が売り。2010年は最多の100試合に出場、主に代打だったがインターリーグでは6番DHで使われたものの、結果を出せず、昨年はマイナー暮らし。通用するかどうかは微妙だろう。

新人野手では5位の田代が大卒。2人は高卒だ。

このチームの苦しいところは、主軸の一人中島裕之が、来年にはいないという前提で内野手を育てながら、ペナントレースを戦わなければいけないところ。ヘルマンは、まさにつなぎとして起用する気なのだろう。

年俸総額は、25.1億円で昨年と変わらず。外国人中心のオーソドックスな補強。反対に言えば、外国人頼みともいえるだろう。

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