保守的な考え方が見え隠れする日本ハムである。オフェンスの補強も限定的だった。
NF-2012Bat






昨年夏から加入した新外国人スケールズは、軽快な動き。NPBにくる外国人としては珍しいココ・クリスプなどに似た小回りのきくタイプで、環境に順応すれば活躍しそうに思えたが、田中賢介の復帰もあってFAになった。守備に難があったようだ。

代わって獲得したのが、お馴染みのターメル・スレッジ。3年ぶりの復帰。横浜では大した成績を上げていないが、統一球の時代に20本塁打は貴重ではある。しかし新鮮味のない補強だ。

ホフパワーは外国人としては失格といっても良い成績だったが、契約延長。外国人をめぐる事情も変わったものだ。

チームは2度の骨折で長期離脱した田中賢介が復帰、糸井、陽、中田が日の出の勢い。稲葉も健在とあって一見盤石だが、ソフトバンクと比較すると質、量ともに見劣りする。

守備がうまく、ミートが巧みな選手はたくさんいるが、ランナーを返すタイプが中田以外にいないという感じ。新人の松本剛は強打で知られたが、高校生であり即戦力とは言い難い。

そこで、最近売り出し中の大嶋匠に期待がかかるが何と言っても畑違いであり、大活躍はファンタジーに類する話だろう。

年俸総額は26.6億円から25.3億円に。ダルがいなくなった分、多少の補強はしている。

投手陣でも書いたが、新監督を迎えたにもかかわらず、前向きの姿勢が見られない日本ハムである。

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