東大阪と言う市は3市が合併して46年になるが、いまだにまとまりのない町だ。中心がどこなのかわからない。
繁華な下町、えべっさんの旧布施市、生駒山ろくの旧平岡市、八尾市に隣接した旧河内市、それぞれキャラクターが違う。市役所がある荒本など府立図書館以外に何も思いつかない。
石切はできもんの神さん、瓢箪山は恋の辻占、そして花園はラグビーの聖地。

この花園に野球場があるとは知らなかった。ラグビー場の奥。両翼97m、中堅120mの立派な球場だ。
花園で野球を見るのは、放出で新車を買うとか、赤坂砂場で手打ちうどんを注文するとか、そんな感覚だ。
女子プロ野球のティアラカップ、5/12の予選結果を受けた決勝戦。えらく間が開いている。私は仕事の都合で3位決定戦は見ず、決勝戦だけを見た。なかなか勝てないノース・レイアと強豪のウェスト・フローラ。
前もそうだったが、ダブルヘッダー第1戦は11時開始、第2戦は13時30分開始と発表されているのだが、第2戦は10分近く早く始まった。

第2戦から見る人などいないと思っているのかもしれないが、初回から見たいと時間を合わせて行った私としては不満が残る。

試合は1回裏になっていた。珍しくノース・レイアが先制。面白くなるかと思ったのだが、2回裏、ウェスト・フローラの攻撃
塩谷のセンター飛球が目測を誤って三塁打に→梅本四球→松本左翼の浅い飛球を目測謝って左前打に(1点)、金山の三ゴロが内野安打に→河本四球(押し出し1点)→小西つどい三塁失策(2点)→三浦伊中前打(1点)→中村香左飛→中村茜中前打(1点)、5安打のうち安打らしい安打は2本、四球も含め、目も当てられない惨状だった。

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初めて見たと思しき二人連れの男性は試合当初は「高校野球の予選レベルかな」と言っていたが、この回を見て「ボーイズより下や」と言った。

まだ女子野球は普及の段階だ、接戦の試合もあれば、ワンサイドゲームもあるとは思うが、「これでもプロか」というシーンを見せるのは最悪だ。一生懸命やっているのだろうし、本来はこんなにひどくないとは思うが、勝敗以前に、こう言う“惨状”を人目にさらさないようにしてほしい。

ノース・レイアは以後も四球を連発して加点され、試合はワンサイドゲームに。
ウェスト・フローラはタッチアップした三塁走者をボールをつないで刺したり、併殺をしたり、引き締まっている。
戦力格差もかなりある。

バックネット裏で見たのだが、中村香澄の振りの凄さ、打席での構えの大きさに見とれた。立派なプロ野球選手だと思った。

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死球が3つ出た時点で警告試合となったが、7回にウェスト・フローラ二番手中川実咲がぶつけてしまったため、小西美加がマウンドに上がった。儲けた気分だ。

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試合はワンサイドで終わり。近所の中学の生徒が教員の引率で観戦していたようで、それなりに人は入っていたが、大丈夫かいな、という思いが拭い切れない試合ではあった。

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